2011-01-19(Wed)
ミラノ市街
日本に戻る前に、やはり、最後のミラノを歩かないわけには行きませんので半日かけて歩きました。しかし、大都会のミラノ全てを簡単に歩けるものではありません。
ミラノは、観光スポットの数も種類も非常に多く、どこに行くべきか?と聞かれても、観光する人の興味が何か?によるのです。ですから、個人で旅行をする人は、ミラノを十分に調べた上で自分の興味のあるところに行くように計画すべきだと思います。逆に言えば、ミラノはほとんど全ての人を満足させてくれる街でもあるのです。一時期西ローマ帝国の首都でもあったミラノは時代と共に成長して徐々に大きな街となり、今では、世界のファッションの中心都市でもあります。サッカーでも、インテルとACミランの2つの強豪チームがミラノを本拠地としています。それに、世界のオペラの殿堂であるスカラ座もミラノにあります。従って、歴史に興味がある人もない人も、芸術に興味のある人もない人もミラノは温かく迎えてくれます。そんなミラノを紹介するのは至難の業でもあります。その中から、厳選して、最後に歩いたコースに沿って説明します。
ミラノの世界遺産としてダ・ヴィンチの「最後の晩餐」はあまりにも有名です。しかし、ミラノのシンボルは、「最後の晩餐」ではなく、ドゥオモだと思います。ミラノのドゥオモは世界遺産でもなんでもないので、フィレンツェのドゥオモ等と比べると、有名観光地として取り上げられることも少なく、その実物を見るまではマイナーな観光地と考えている人が多いのではないかと思います。でも、初めてミラノに来た人が地下鉄の駅から地上に出た時に、正面に聳え建つドゥオモとのファースト・コンタクトは、感動以外の何ものでもありません。その光景は、その人の脳裏に長く残ることになると思います。

ドゥオモはミラノ観光の出発点でもあります。ドゥオモの外観と内装を納得するまで見た後は、自分たちの興味に併せて、ミラノの街を観光してください。ガレリアやモンテ・ナポレオーネ通りでショッピングも良いでしょう。オペラやサッカーを見に行くのも良いと思います。でも、せっかくミラノに来たのですから、やはり、「最後の晩餐」とスフォルツェスコ城は覗いたほうが良いと思います。「最後の晩餐」はイタリアで3番目に世界遺産に登録されました。1980年の登録内容を読むと、“ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」があるサンタ・マリア・デッレ・グラッツェ教会とドメニコ会修道院”となっています。従って、「最後の晩餐」だけでなく、サンタ・マリア・デッレ・グラッツェ教会も世界遺産の一部なのです。このルネッサンス建築の教会は、外観も内装も世界遺産にふさわしいものです。

そしてスフォルツェスコ城も必見です。これほど保存状態の良い中世のお城は、イタリアの中でも珍しいと思っています。それに加えて、城内にある博物館のコレクションは、ミケランジェロの“ロンダニーニのピエタ”にだけでなく、全て比類のないものです。


ブレラ美術館も素晴らしいのですが、ブレラ地域の街並が日本から来た観光客に人気があります。小さな石畳の路地にカフェのテーブルが並んでいて、如何にもミラノにいることを実感させてくれるところです。何度も来たのですが、最後にまた歩いてしまいました。

ミラノで一番好きなエリアは、マジェンダ通りから裏道に入り、ドゥオモ近くのトリノ通りまでの地帯です。まず、マジェンタ通りにあるサン・マウリッツォ教会とその隣にある考古学博物館を訪ねた後、ミラノの考古学エリア(西ローマ帝国時代の中心地)である迷路のような裏通りを、古い街並を楽しみながらトリノ通りに向かってゆっくりと散策するのが一番の贅沢な楽しみです。


ちょっと周り道になりますが、そのコースに、ローマ時代に建てられたサンタンブロージョとサン・ロレンツォの古い教会も入れてしまいます。やはり、この2つの教会には歴史の重みを感じます。時間があればトリノ通りの近くにあるアンブロジアーナ美術館にも寄ってください。

駆け足のミラノになりましたが、本当は、時間の余裕を持って、ジェラートを食べながらゆっくりと、イタリアで一番お洒落な街の散策を楽しんでもらいたいのです。お城、教会、美術館・博物館、ショッピング、オペラにサッカーと全てがそろっているミラノは、全てを見た上で、この街を十分楽しもうとすると、1週間は必要だと思います。

ミラノ市街地での交通手段は、地下鉄、バス、トラムです。全て、ATM社の乗り物ですから、共通のチケットです。原則、1回乗ると1ユーロですが、地下鉄以外は75分間有効ですので、バスとトラムは途中下車しても75分間は1ユーロのチケットが有効です。但し、地下鉄だけは乗る毎に1ユーロです。1日券(3ユーロ)又は2日券(5.5ユーロ)は割安になっているので購入しておくと経済的でしかも非常に便利です。1日券は最初に乗ったときから24時間、地下鉄、バス、トラムのどれを乗っても追加はありません。2日券は48時間です。ですから、気兼ねすることもなく、乗りたいときに乗りたい乗り物に乗ることが出来ます。チケットは駅や街のタバッキで購入できます。他には10回券(9.2ユーロ)もあります。利用の仕方は、最初の目的地の近くまでは地下鉄で行って、そこからは、外が良く見えるトラムを利用するのがお勧めです。外を見ながら降りたいところで降りることが出来ます。通り過ぎても駅間が短いので次の駅から歩いても問題ありません。ミラノの観光地図と交通機関路線図は、ツアリスト・インフォメーション(ドゥオモ広場の地下)に置いてあります。月刊のHello Milano(新聞のようになっています)を貰うと、観光地図と路線図の両方とも描いてありますので、利用価値が高いと思います。
ミラノは、観光スポットの数も種類も非常に多く、どこに行くべきか?と聞かれても、観光する人の興味が何か?によるのです。ですから、個人で旅行をする人は、ミラノを十分に調べた上で自分の興味のあるところに行くように計画すべきだと思います。逆に言えば、ミラノはほとんど全ての人を満足させてくれる街でもあるのです。一時期西ローマ帝国の首都でもあったミラノは時代と共に成長して徐々に大きな街となり、今では、世界のファッションの中心都市でもあります。サッカーでも、インテルとACミランの2つの強豪チームがミラノを本拠地としています。それに、世界のオペラの殿堂であるスカラ座もミラノにあります。従って、歴史に興味がある人もない人も、芸術に興味のある人もない人もミラノは温かく迎えてくれます。そんなミラノを紹介するのは至難の業でもあります。その中から、厳選して、最後に歩いたコースに沿って説明します。
ミラノの世界遺産としてダ・ヴィンチの「最後の晩餐」はあまりにも有名です。しかし、ミラノのシンボルは、「最後の晩餐」ではなく、ドゥオモだと思います。ミラノのドゥオモは世界遺産でもなんでもないので、フィレンツェのドゥオモ等と比べると、有名観光地として取り上げられることも少なく、その実物を見るまではマイナーな観光地と考えている人が多いのではないかと思います。でも、初めてミラノに来た人が地下鉄の駅から地上に出た時に、正面に聳え建つドゥオモとのファースト・コンタクトは、感動以外の何ものでもありません。その光景は、その人の脳裏に長く残ることになると思います。



ドゥオモはミラノ観光の出発点でもあります。ドゥオモの外観と内装を納得するまで見た後は、自分たちの興味に併せて、ミラノの街を観光してください。ガレリアやモンテ・ナポレオーネ通りでショッピングも良いでしょう。オペラやサッカーを見に行くのも良いと思います。でも、せっかくミラノに来たのですから、やはり、「最後の晩餐」とスフォルツェスコ城は覗いたほうが良いと思います。「最後の晩餐」はイタリアで3番目に世界遺産に登録されました。1980年の登録内容を読むと、“ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」があるサンタ・マリア・デッレ・グラッツェ教会とドメニコ会修道院”となっています。従って、「最後の晩餐」だけでなく、サンタ・マリア・デッレ・グラッツェ教会も世界遺産の一部なのです。このルネッサンス建築の教会は、外観も内装も世界遺産にふさわしいものです。



そしてスフォルツェスコ城も必見です。これほど保存状態の良い中世のお城は、イタリアの中でも珍しいと思っています。それに加えて、城内にある博物館のコレクションは、ミケランジェロの“ロンダニーニのピエタ”にだけでなく、全て比類のないものです。






ブレラ美術館も素晴らしいのですが、ブレラ地域の街並が日本から来た観光客に人気があります。小さな石畳の路地にカフェのテーブルが並んでいて、如何にもミラノにいることを実感させてくれるところです。何度も来たのですが、最後にまた歩いてしまいました。



ミラノで一番好きなエリアは、マジェンダ通りから裏道に入り、ドゥオモ近くのトリノ通りまでの地帯です。まず、マジェンタ通りにあるサン・マウリッツォ教会とその隣にある考古学博物館を訪ねた後、ミラノの考古学エリア(西ローマ帝国時代の中心地)である迷路のような裏通りを、古い街並を楽しみながらトリノ通りに向かってゆっくりと散策するのが一番の贅沢な楽しみです。






ちょっと周り道になりますが、そのコースに、ローマ時代に建てられたサンタンブロージョとサン・ロレンツォの古い教会も入れてしまいます。やはり、この2つの教会には歴史の重みを感じます。時間があればトリノ通りの近くにあるアンブロジアーナ美術館にも寄ってください。



駆け足のミラノになりましたが、本当は、時間の余裕を持って、ジェラートを食べながらゆっくりと、イタリアで一番お洒落な街の散策を楽しんでもらいたいのです。お城、教会、美術館・博物館、ショッピング、オペラにサッカーと全てがそろっているミラノは、全てを見た上で、この街を十分楽しもうとすると、1週間は必要だと思います。



ミラノ市街地での交通手段は、地下鉄、バス、トラムです。全て、ATM社の乗り物ですから、共通のチケットです。原則、1回乗ると1ユーロですが、地下鉄以外は75分間有効ですので、バスとトラムは途中下車しても75分間は1ユーロのチケットが有効です。但し、地下鉄だけは乗る毎に1ユーロです。1日券(3ユーロ)又は2日券(5.5ユーロ)は割安になっているので購入しておくと経済的でしかも非常に便利です。1日券は最初に乗ったときから24時間、地下鉄、バス、トラムのどれを乗っても追加はありません。2日券は48時間です。ですから、気兼ねすることもなく、乗りたいときに乗りたい乗り物に乗ることが出来ます。チケットは駅や街のタバッキで購入できます。他には10回券(9.2ユーロ)もあります。利用の仕方は、最初の目的地の近くまでは地下鉄で行って、そこからは、外が良く見えるトラムを利用するのがお勧めです。外を見ながら降りたいところで降りることが出来ます。通り過ぎても駅間が短いので次の駅から歩いても問題ありません。ミラノの観光地図と交通機関路線図は、ツアリスト・インフォメーション(ドゥオモ広場の地下)に置いてあります。月刊のHello Milano(新聞のようになっています)を貰うと、観光地図と路線図の両方とも描いてありますので、利用価値が高いと思います。
スポンサーサイト