2011-11-18(Fri)
イタリアの観光地のランキング、その24(北イタリアの博物館・美術館)
ミラノには、数多くの博物館や美術館があることを“その19”で書きましたが、北イタリアの各街にもたくさんの博物館や美術館があります。もちろん、大きな街には規模の大きな博物館・美術館が必ずあるのですが、田舎の小さな街にも博物館や美術館があります。それに加えて、大きな教会にある宗教画は美術館以上です。
博物館、美術館は宮殿を利用したものが多いのですが、なるべく、建物自体ではなく、展示されているものだけを評価してランキングを決めました。但し、ほとんどの博物館・美術館は撮影禁止であるため、良い写真がありません。悪しからず。
1. パルマのピロッタ宮殿

パルマのピロッタ宮殿には、私の一番好きな絵があります。パルミジャニーノの「トルコの女奴隷」です。ダ・ヴィンチの綺麗な女性を描いた絵もあり、なかなか見事な絵画が展示されています。また、遠近法を駆使した室内劇場であるファルネーゼ劇場もこの博物館の中にあります。芸術の街パルマに来たらピロッタ宮殿は外せません。

2. ブレーシアの市立博物館

2011年に世界遺産に登録されたサンタジュリア・サンサルバトーレ修道院を改装した博物館で、この中にはブレーシアの歴史が詰まっています。ローマ時代の邸宅の遺跡、ロンゴバルド人支配の時代の展示物、9世紀の修道院の地下礼拝堂、美術品や絵画等々、非常に範囲の広い博物館で、展示物が多くても飽きることはありません。

3. リミニの市立博物館

ここもブレーシアに負けず劣らず展示物の範囲がとても広い博物館です。リミニの歴史に沿って、展示物が分けられていて、とても見易くなっています。宗教画等は、各時代の違いがはっきりとわかって興味を引き付けられます。それに加えて、博物館のすぐ横にあるローマ時代の邸宅の遺跡は、規模も大きく素晴らしいものです。
4. トリノのエジプト博物館

なんで、トリノにエジプト博物館があるのかと疑問に思いながら入ったのですが、その展示物の充実ぶりに驚かされました。何でも、大英博物館に次ぐ規模だそうです。そう言えば、横浜にも来ていたようです。イタリアに来たのに、エジプト博物館などと思わずに、時間があれば、見ておくべきです。
5.アクィレイアの国立考古学博物館

世界遺産でもあるアクィレイアのローマ遺跡を展示している博物館です。アクィレイアは、まだまだ田舎街で、ポンペイ等のローマ時代の遺物を展示しているナポリの国立博物館に比べるとまだまだですが、まだ、遺跡の発掘や復元が十分でないアクィレイアのローマ遺跡を整理して展示しているので見る価値は充分です。それに、入場者には、もれなくDVDのお土産があります。
例によって、ミラノのブレラ博物館やフィレンツェのウフィツ美術館等の超有名な博物館・美術館は番外にしています。
5位までに小さな街の博物館・美術館はありませんでしたが、それでもいくつか印象深く残ったところがあります。もちろん、展示物は、大きな街に比べると落ちるのですが、たまに、思いがけない有名な画家の絵やフレスコ画を見ることが出来ます。それに、何と言っても、小さな村の博物館・美術館では、親切な街のボランティアの人たちが、一人で訪れたイタリア語もできない日本人に一生懸命に説明してくれるのです。時には、たどたどしい英語で説明してくれる人がいたり、くしゃくしゃになった古い英語のパンフレットを探し出してくれたり、コンピアーノとフォンタネッラートでは若い女性のボランティアがマンツーマンで英語のガイドをしてくれました。そんな親切に触れると、本当にこの街に来て良かったと思ってしまいます。
最後に、そんな小さな街の博物館を紹介します。左の写真はパルマ近くの街フォンタネッラートのお城にある博物館です。中はポントレモーリのお城の博物館、右は街全体が美術館のようなボローニャの先にあるドッツァです。

そろそろランキングのネタも切れて来ました。
次は何にするかお楽しみに。
博物館、美術館は宮殿を利用したものが多いのですが、なるべく、建物自体ではなく、展示されているものだけを評価してランキングを決めました。但し、ほとんどの博物館・美術館は撮影禁止であるため、良い写真がありません。悪しからず。
1. パルマのピロッタ宮殿



パルマのピロッタ宮殿には、私の一番好きな絵があります。パルミジャニーノの「トルコの女奴隷」です。ダ・ヴィンチの綺麗な女性を描いた絵もあり、なかなか見事な絵画が展示されています。また、遠近法を駆使した室内劇場であるファルネーゼ劇場もこの博物館の中にあります。芸術の街パルマに来たらピロッタ宮殿は外せません。



2. ブレーシアの市立博物館



2011年に世界遺産に登録されたサンタジュリア・サンサルバトーレ修道院を改装した博物館で、この中にはブレーシアの歴史が詰まっています。ローマ時代の邸宅の遺跡、ロンゴバルド人支配の時代の展示物、9世紀の修道院の地下礼拝堂、美術品や絵画等々、非常に範囲の広い博物館で、展示物が多くても飽きることはありません。



3. リミニの市立博物館



ここもブレーシアに負けず劣らず展示物の範囲がとても広い博物館です。リミニの歴史に沿って、展示物が分けられていて、とても見易くなっています。宗教画等は、各時代の違いがはっきりとわかって興味を引き付けられます。それに加えて、博物館のすぐ横にあるローマ時代の邸宅の遺跡は、規模も大きく素晴らしいものです。
4. トリノのエジプト博物館



なんで、トリノにエジプト博物館があるのかと疑問に思いながら入ったのですが、その展示物の充実ぶりに驚かされました。何でも、大英博物館に次ぐ規模だそうです。そう言えば、横浜にも来ていたようです。イタリアに来たのに、エジプト博物館などと思わずに、時間があれば、見ておくべきです。
5.アクィレイアの国立考古学博物館



世界遺産でもあるアクィレイアのローマ遺跡を展示している博物館です。アクィレイアは、まだまだ田舎街で、ポンペイ等のローマ時代の遺物を展示しているナポリの国立博物館に比べるとまだまだですが、まだ、遺跡の発掘や復元が十分でないアクィレイアのローマ遺跡を整理して展示しているので見る価値は充分です。それに、入場者には、もれなくDVDのお土産があります。
例によって、ミラノのブレラ博物館やフィレンツェのウフィツ美術館等の超有名な博物館・美術館は番外にしています。
5位までに小さな街の博物館・美術館はありませんでしたが、それでもいくつか印象深く残ったところがあります。もちろん、展示物は、大きな街に比べると落ちるのですが、たまに、思いがけない有名な画家の絵やフレスコ画を見ることが出来ます。それに、何と言っても、小さな村の博物館・美術館では、親切な街のボランティアの人たちが、一人で訪れたイタリア語もできない日本人に一生懸命に説明してくれるのです。時には、たどたどしい英語で説明してくれる人がいたり、くしゃくしゃになった古い英語のパンフレットを探し出してくれたり、コンピアーノとフォンタネッラートでは若い女性のボランティアがマンツーマンで英語のガイドをしてくれました。そんな親切に触れると、本当にこの街に来て良かったと思ってしまいます。
最後に、そんな小さな街の博物館を紹介します。左の写真はパルマ近くの街フォンタネッラートのお城にある博物館です。中はポントレモーリのお城の博物館、右は街全体が美術館のようなボローニャの先にあるドッツァです。



そろそろランキングのネタも切れて来ました。
次は何にするかお楽しみに。
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