2011-06-26(Sun)
イタリアの観光地のランキング、その12(城壁に囲まれた街)
今回は城壁に囲まれた街を比べてみました。一口に城壁で囲まれた街と言っても、イタリアの殆どの街は城壁に囲まれているので、全部が対象になってしまいます。ミラノ、フィレンツェやヴェローナでさえも中世やスペイン統治時代の城壁が街を取り囲んでいます。それらを考えてしまうと今までのランキングと同じになってしまうので、今回は、現在でもほぼ全周を城壁で囲まれている街を対象に選びました。
現在でもほぼ全周を城壁で囲まれているもっとも有名な街として、世界遺産に登録されているアッシジ、ウルビーノ、サン・ジミニャーノ等の丘の上にある中世がそのまま残っている街、同じく世界遺産に登録されているサッビオネータのように、大きなロンバルディ平野の中に忽然と出現する中世の街があります。リヴィエラ海岸には、海に突き出した半島を城壁で囲んで造られた美しい村、ポルト・ヴェーネレもあります。これらの世界遺産の街はもちろん素晴らしいのですが、世界遺産とは無縁の有名ではない街にも素晴らしいところがいっぱいあります。そこで、敢えて、今回は世界遺産の街を対象外としました。
田舎の山岳地帯や海岸地帯にある小さな街や村の中には、今でも、中世のまま取り残されたような城壁に取り囲まれた街や村が数多く存在しています。城壁で取り囲まれた街の魅力は、とにかく、時代に取り残された城壁内にある旧市街の雰囲気です。これらの街や村は、大抵、イタリアの「最も美しい村」に選ばれています。また、世界遺産とは無縁の大きな街にも城壁で囲まれたところがあります。ここでも、城壁外は新市街ですが、城壁内に入ると、昔ながらの旧市街が残っているのです。
それでは、ランキングに進みましょう。
1.ルッカ

大きな街で、これほど完璧に360度城壁に囲まれている街は、ルッカ以外に殆どないそうです。何故、ルッカは世界遺産ではないのでしょう。大きな街なのに、城壁内は中世がそのまま残っています。長い間、都市国家として独立を維持していたこの街は、今でも頑固に自己主張しているようです。
2.フィナルボルゴ

“その1”でも紹介したフィナルボルゴも城壁に囲まれています。「最も美しい村」の中では、オルタ・サンジュリオの次にお気に入りの街です。従って、ベスト5からはずすわけには行きませんでした。
3.カンデーロ

アルプスの麓の街、ビエッラの一角にあるこの村は、穀物とワインの倉庫の回りに城壁が築かれています。普段は、倉庫として使用していたのですが、戦いのときは、この城壁内に立てこもり穀物とワインを守ったそうです。
4.コンピアーノ

今でも殆ど無傷で、お城とその城下町を取り囲んでいる城壁が丘の上に残っています。「最も美しい村」の典型的なスタイルです。この城に攻めこむには、細い道の丘を昇り、しかも、迷路のような旧市街の石畳の細い道を通って行かなくてはいけません。そう簡単には攻め落とせない構造になっているのです。
5.トッレキアーラ

ここも、丘の上のお城とその周りの民家を取り囲んだ城壁が今でも残っています。但し、このお城は、領主が愛人を住まわせるために建てたもので、戦略的な目的よりも城の外観と城からの眺めの美しさを第一に考えて建てられています。
その他にも、「最も美しい村」に選ばれているカステラルクァート、ヴィゴレーノ、チェルヴォ等、印象に残っている城壁に取り囲まれた街や村がありますが、他のランキングでも紹介していますので、今回のベスト5には入れませんでした。
まだまだ、ランキングは続きます。
現在でもほぼ全周を城壁で囲まれているもっとも有名な街として、世界遺産に登録されているアッシジ、ウルビーノ、サン・ジミニャーノ等の丘の上にある中世がそのまま残っている街、同じく世界遺産に登録されているサッビオネータのように、大きなロンバルディ平野の中に忽然と出現する中世の街があります。リヴィエラ海岸には、海に突き出した半島を城壁で囲んで造られた美しい村、ポルト・ヴェーネレもあります。これらの世界遺産の街はもちろん素晴らしいのですが、世界遺産とは無縁の有名ではない街にも素晴らしいところがいっぱいあります。そこで、敢えて、今回は世界遺産の街を対象外としました。
田舎の山岳地帯や海岸地帯にある小さな街や村の中には、今でも、中世のまま取り残されたような城壁に取り囲まれた街や村が数多く存在しています。城壁で取り囲まれた街の魅力は、とにかく、時代に取り残された城壁内にある旧市街の雰囲気です。これらの街や村は、大抵、イタリアの「最も美しい村」に選ばれています。また、世界遺産とは無縁の大きな街にも城壁で囲まれたところがあります。ここでも、城壁外は新市街ですが、城壁内に入ると、昔ながらの旧市街が残っているのです。
それでは、ランキングに進みましょう。
1.ルッカ



大きな街で、これほど完璧に360度城壁に囲まれている街は、ルッカ以外に殆どないそうです。何故、ルッカは世界遺産ではないのでしょう。大きな街なのに、城壁内は中世がそのまま残っています。長い間、都市国家として独立を維持していたこの街は、今でも頑固に自己主張しているようです。
2.フィナルボルゴ



“その1”でも紹介したフィナルボルゴも城壁に囲まれています。「最も美しい村」の中では、オルタ・サンジュリオの次にお気に入りの街です。従って、ベスト5からはずすわけには行きませんでした。
3.カンデーロ



アルプスの麓の街、ビエッラの一角にあるこの村は、穀物とワインの倉庫の回りに城壁が築かれています。普段は、倉庫として使用していたのですが、戦いのときは、この城壁内に立てこもり穀物とワインを守ったそうです。
4.コンピアーノ



今でも殆ど無傷で、お城とその城下町を取り囲んでいる城壁が丘の上に残っています。「最も美しい村」の典型的なスタイルです。この城に攻めこむには、細い道の丘を昇り、しかも、迷路のような旧市街の石畳の細い道を通って行かなくてはいけません。そう簡単には攻め落とせない構造になっているのです。
5.トッレキアーラ



ここも、丘の上のお城とその周りの民家を取り囲んだ城壁が今でも残っています。但し、このお城は、領主が愛人を住まわせるために建てたもので、戦略的な目的よりも城の外観と城からの眺めの美しさを第一に考えて建てられています。
その他にも、「最も美しい村」に選ばれているカステラルクァート、ヴィゴレーノ、チェルヴォ等、印象に残っている城壁に取り囲まれた街や村がありますが、他のランキングでも紹介していますので、今回のベスト5には入れませんでした。
まだまだ、ランキングは続きます。
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