2011-10-30(Sun)
イタリアの観光地のランキング、その22(シチリアの観光地)
昨日は、コスギフェスタ2011でした。何のことかわからない人が多いと思いますので簡単に説明します。最近、高層マンションが並び立っている武蔵小杉で、高層マンションを中心にした地域のお祭りだったのです。要するに、新興勢力である高層マンション住民と地元の商店街及び住民との「ふれあい」を目的とした結構規模の大きなお祭りでした。それも第1回なので、どうなることかと心配でしたが、地域住民が5000人以上も集まり大成功でした。地元を中心に集めたステージパフォーマンスも素晴らしくて、この「ふれあい」はイタリアには負けないと思いました。但し、1回目からこんなに盛り上がって、これを維持するために、来年からは更に大変になると思います。でも、海外に長くいた人には、日本人の素晴らしさを思い知らされた感があります。日本人万歳!!!
さて、話は変わって、シチリアの美しいエトナ山(個人的にはシチリア富士と呼んでます)は世界で一番活発な火山で、時々、激しく活動して爆発するそうです。イタリアと言えばヴェスビオ火山のイメージが強く、火山が爆発すると周辺の街が火山灰で埋まってしまいそうな気がします。ですから、エトナ山が爆発してタオルミーナが埋没してしまうかもしれないと思って、早いうちにシチリアのランキングをやっておかないといけないと不安になってきました。そこで、今回は突然、シチリアの観光地を比べることにします。
しかし、偉そうにランキングを行うことが出来るほどシチリアの街を訪ねた訳ではありません。サッカーの森本がいたカターニャ、ギリシャが築いた古い街のシラクーサとその周辺、そして、風光明媚でシチリアの田舎がそのまま残っている西海岸は行ったことがないので、このランキングには入れられません。ですから、このランキングは、全シチリアではありませんので、ここに書いたことだけでシチリアを判断しないで下さい。
それでは、足を運んだことがある限られた地域だけのランキングを紹介します。
1. タオルミーナ


「ここはシチリアの街ではありません」。これはシチリアの人が言った言葉です。そのとおり、ここに来た人は誰が見てもそう思うでしょう。外国人観光客で溢れたこの街は、シチリア本土の人達とは違う人種の人ばかりです。古い時代には、丘の上にある城壁に囲まれたローマ時代に築かれた小さな街だったのですが、今や、誰もが憧れている国際的なリゾート地となってしまいました。タオルミーナの街外れから見えた雄大なエトナ山は忘れられません。6月だと言うのに雪の帽子をかぶっていました。
2.パレルモ


南イタリアの港街は汚いことで有名です。パレルモもナポリに負けず劣らず汚い港街です。でも、そこには歴史と文化を感じます。それもイタリアの他の土地には無い独特のものです。この文化の源はアラブとノルマンディーです。そして、パレルモは、今の世では考えられない事ですが、イスラム教とキリスト教が仲良く共存していた土地でもあるのです。そんな歴史と文化を感じながらこの街を歩くと、汚くてもこの街が大好きになります。
3.チェファルー

イタリアの「最も美しい村」に選ばれた街です。しかし、今や、観光客の多いリゾート地で、夏には海水浴客と観光客でいっぱいです。それほど人気のあるチェファルーの街ですから、趣のある旧市街と大聖堂、岩山の上のお城、前に広がる綺麗な海には、人々を惹きつける魅力があります。この街は「ニューシネマパラダイス」のロケが行われたことでも有名です。でも、個人的には、もっとシチリアの静かな田舎街の雰囲気が欲しいですね。
4.アグリジェント

やっと、シチリアの世界遺産が出て来ました。アグリジェントのギリシャ遺跡は、シチリアが如何に古くから栄えていたのかを目のあたりにします。ここの遺跡は立体的ですので、なおさら観光客を惹きつけます。本当に、ギリシャ時代の建物がここまで復元されているとは驚きでした。従って、世界遺産を求めて、観光客の数は半端じゃありません。
5. エンナ

シチリアのど真ん中にある静かな古い田舎街です。この街の高台にある城(何故か名前がロンバルディア城です)の上からはシチリア全土が見渡せると言われています。大きなシチリアですから、それは信じられません。それでも、東のタオルミーナ方向を眺めるとエトナ山が見え、西にはシチリアの広い草原が果てしなく続きます。そんな雄大な景色を眺めていると、シチリア全土が見えると言うのも、まんざら嘘をついた訳ではないような気がします。
シチリア旅行は、パレルモからメッシーナ(写真左)経由でタオルミーナまでは、海岸線を鉄道で移動、シチリア内陸部ピアッツァ・アルメリーナ(写真中)とアグリジェントへは観光バス、そして、タオルミーナからエトナ、チェファルー経由でパレルモまで乗用車を使いました。途中、2カ月かけてシチリアだけを旅している日本人のバックパッカーに会いました。本当に、うらやましい限りです。右の写真はシチリアの平原です。

次回は、また。北イタリアに戻ります。
さて、話は変わって、シチリアの美しいエトナ山(個人的にはシチリア富士と呼んでます)は世界で一番活発な火山で、時々、激しく活動して爆発するそうです。イタリアと言えばヴェスビオ火山のイメージが強く、火山が爆発すると周辺の街が火山灰で埋まってしまいそうな気がします。ですから、エトナ山が爆発してタオルミーナが埋没してしまうかもしれないと思って、早いうちにシチリアのランキングをやっておかないといけないと不安になってきました。そこで、今回は突然、シチリアの観光地を比べることにします。
しかし、偉そうにランキングを行うことが出来るほどシチリアの街を訪ねた訳ではありません。サッカーの森本がいたカターニャ、ギリシャが築いた古い街のシラクーサとその周辺、そして、風光明媚でシチリアの田舎がそのまま残っている西海岸は行ったことがないので、このランキングには入れられません。ですから、このランキングは、全シチリアではありませんので、ここに書いたことだけでシチリアを判断しないで下さい。
それでは、足を運んだことがある限られた地域だけのランキングを紹介します。
1. タオルミーナ






「ここはシチリアの街ではありません」。これはシチリアの人が言った言葉です。そのとおり、ここに来た人は誰が見てもそう思うでしょう。外国人観光客で溢れたこの街は、シチリア本土の人達とは違う人種の人ばかりです。古い時代には、丘の上にある城壁に囲まれたローマ時代に築かれた小さな街だったのですが、今や、誰もが憧れている国際的なリゾート地となってしまいました。タオルミーナの街外れから見えた雄大なエトナ山は忘れられません。6月だと言うのに雪の帽子をかぶっていました。
2.パレルモ






南イタリアの港街は汚いことで有名です。パレルモもナポリに負けず劣らず汚い港街です。でも、そこには歴史と文化を感じます。それもイタリアの他の土地には無い独特のものです。この文化の源はアラブとノルマンディーです。そして、パレルモは、今の世では考えられない事ですが、イスラム教とキリスト教が仲良く共存していた土地でもあるのです。そんな歴史と文化を感じながらこの街を歩くと、汚くてもこの街が大好きになります。
3.チェファルー



イタリアの「最も美しい村」に選ばれた街です。しかし、今や、観光客の多いリゾート地で、夏には海水浴客と観光客でいっぱいです。それほど人気のあるチェファルーの街ですから、趣のある旧市街と大聖堂、岩山の上のお城、前に広がる綺麗な海には、人々を惹きつける魅力があります。この街は「ニューシネマパラダイス」のロケが行われたことでも有名です。でも、個人的には、もっとシチリアの静かな田舎街の雰囲気が欲しいですね。
4.アグリジェント



やっと、シチリアの世界遺産が出て来ました。アグリジェントのギリシャ遺跡は、シチリアが如何に古くから栄えていたのかを目のあたりにします。ここの遺跡は立体的ですので、なおさら観光客を惹きつけます。本当に、ギリシャ時代の建物がここまで復元されているとは驚きでした。従って、世界遺産を求めて、観光客の数は半端じゃありません。
5. エンナ



シチリアのど真ん中にある静かな古い田舎街です。この街の高台にある城(何故か名前がロンバルディア城です)の上からはシチリア全土が見渡せると言われています。大きなシチリアですから、それは信じられません。それでも、東のタオルミーナ方向を眺めるとエトナ山が見え、西にはシチリアの広い草原が果てしなく続きます。そんな雄大な景色を眺めていると、シチリア全土が見えると言うのも、まんざら嘘をついた訳ではないような気がします。
シチリア旅行は、パレルモからメッシーナ(写真左)経由でタオルミーナまでは、海岸線を鉄道で移動、シチリア内陸部ピアッツァ・アルメリーナ(写真中)とアグリジェントへは観光バス、そして、タオルミーナからエトナ、チェファルー経由でパレルモまで乗用車を使いました。途中、2カ月かけてシチリアだけを旅している日本人のバックパッカーに会いました。本当に、うらやましい限りです。右の写真はシチリアの平原です。



次回は、また。北イタリアに戻ります。
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