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2011-11-25(Fri)

ベストショット(ロンバルディア州とエミリア・ロマーニャ州編)

もう、ランキングは品切れです。今回から、3回にわたって、115ヶ所を訪ねた時に写した写真の中からベストショットを選び出して紹介します。写した写真の数は数えたこともありませんが、かなりの数にのぼります。その中からベストショットを選ぶのは至難の業です。そこで、写真を何回か眺めて、たまたま印象に残った写真を選ぶことにしました。ですから、ひょっとしたらもっと良い写真があるかもしれません。

ミラノの写真は、
https://picasaweb.google.com/102135313413444359576
にありますので、もっと良い写真をお探しなら、そちらを探してください。また、ミラノ以外の写真は、
http://picasaweb.google.com/matsuohj
にあります。どちらも、まったく整理をしておらず、撮った時の状態のままアルバムに収めています。

今回は、ミラノとロンバルディア州を訪ね歩いた時の写真、及び、エミリア・ロマーニャ州を訪ねた時の写真の中からベストショットを選びました。

1. ミラノ
やはり、ミラノで素晴らしいのはドゥオモです。ドゥオモとドゥオモ広場、そして、ガレリアの写真をどうぞ。
001_04082010_03_ミラノ・ドゥオモとドゥオモ広場_001 002_13082010_08_ドゥオモ広場_004 003_22082010_04_ドゥオモ周りの写真_010

続いて、スフォルツェスコ城とサン・ロレンツォ・マッジョーレ教会の正面と裏の公園からの写真です。
004_13082010_17_スフォルツェスコ城_030 005_13082010_20_サンロレンツォ教会_004 006_13082010_20_サンロレンツォ教会_010

2. ロンバルディア州
ミラノに近いところから紹介します。左側の写真は、ミラノの南にあるキアラヴァッレ修道院です。昔は人里離れたところにあったのでしょうが、今ではミラノ市街地内にあります。真ん中の写真はローディヴェッキオにある古い教会、サン・バスティアーノ教会です。街からちょっとだけ離れた畑の中にある姿が印象的でした。右側の写真はヴィジェーヴァノにある美しいドゥカーレ広場です。
100_02062009_02_キアラヴァッレ修道院_07 101_27092009_02_ローディヴェッキオ_サンバスティアーノ教会_01 102_28062009_ヴィジェーヴァノ

ミラノから少し離れます。左側は、ミラノから30分程の所にあるアッダ川のミラノ側からクルスピダッダ(左上の方)を望んだ写真です。右の写真は、サン・ヴィジリオの丘からベルガモの旧市街(アルタ)を望んだ写真です。
103_13092009_03_ヴィラ・ジーナからクリスピダッダ_03 104_06092009_12_ベルガモ_ヴィジリオの丘_18

最後の2枚はミラノから大分離れたところです。左側はシルミオーネのローマ遺跡越しに眺めた真っ青のガルダ湖です。そして右側の写真は、レッコの近くにあるチヴァーテの山の上にひっそりと建っているサン・ピエトロ・アル・モンテ修道院です。
105_04102009_08_シルミオーネ_ローマ遺跡_26 106_19092009_08_チヴァーテ_サンピエトロ修道院・礼拝堂_01

3. エミリア・ロマーニャ州
最初の3枚の左端の写真は、パルマのドゥオモ広場にピンク色の大理石で建てられた礼拝堂です。真ん中の写真はカステラルクァート、右側の写真がヴィゴレーノです。両方ともイタリアの「最も美しい村」に選ばれています。
201_07112009_01_パルマ_006 202_14032010_カステラルクァート街並_13 203_20032010_01_ヴィゴレーノ_022

次の3枚は、左端の写真がボッビオにあるローマ時代の橋ポンテ・ヴェッキオからボッビオの街を望んでいます。真ん中の写真はブリジゲッラにある大理石の山の上に建てられた古いお城の塔(今は時計台)です。そして、右端の写真は、パルマの郊外にある中世のまま完璧な形を保っている丘の上のお城、トッレキアラです。
204_03102009_10_ボッビオ・ポンテ・ヴェッキオ_07 205_11072010_04_ブリジゲッラ_城から時計塔_001 206_25042010_10_トッレキアラ・城外からの城と景色_018

最後の3枚は、左端の写真は、同じくパルマの郊外にある中世のままの形を保っている平地にあるお城、フォンタネッラートです。真ん中の写真はコンピアーノの城塔から城壁に囲まれた旧市街を望んだ写真です。右端の写真は、有名な世界遺産、ラヴェンナにあるサン・ヴィターレ聖堂のモザイクです。
207_01052010_03_フォンタネッラート街頭市_018 208_03072010_07_Compiano城_010 209_26122009_02_ラヴェンナ_024_サンヴィタレ

写真を見ると、昨日のことのように思い出しますね。良い写真が撮れたのも良いところだったからです。

次回は、ピエモンテ州、ヴァル・ダオスタ州、スイス、及び、リグーリア州を紹介します。お楽しみに。
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2011-11-18(Fri)

イタリアの観光地のランキング、その24(北イタリアの博物館・美術館)

ミラノには、数多くの博物館や美術館があることを“その19”で書きましたが、北イタリアの各街にもたくさんの博物館や美術館があります。もちろん、大きな街には規模の大きな博物館・美術館が必ずあるのですが、田舎の小さな街にも博物館や美術館があります。それに加えて、大きな教会にある宗教画は美術館以上です。

博物館、美術館は宮殿を利用したものが多いのですが、なるべく、建物自体ではなく、展示されているものだけを評価してランキングを決めました。但し、ほとんどの博物館・美術館は撮影禁止であるため、良い写真がありません。悪しからず。

1. パルマのピロッタ宮殿
パルマ・ピロッタ宮殿_01 パルマ・ピロッタ宮殿_02 パルマ・ピロッタ宮殿_03
パルマのピロッタ宮殿には、私の一番好きな絵があります。パルミジャニーノの「トルコの女奴隷」です。ダ・ヴィンチの綺麗な女性を描いた絵もあり、なかなか見事な絵画が展示されています。また、遠近法を駆使した室内劇場であるファルネーゼ劇場もこの博物館の中にあります。芸術の街パルマに来たらピロッタ宮殿は外せません。
トルコ女奴隷 ダヴィンチ 10102009_19_ファルネーゼ劇場_01

2. ブレーシアの市立博物館
サンタジュリア博物館_01 サンタジュリア博物館_02 サンタジュリア博物館_03
2011年に世界遺産に登録されたサンタジュリア・サンサルバトーレ修道院を改装した博物館で、この中にはブレーシアの歴史が詰まっています。ローマ時代の邸宅の遺跡、ロンゴバルド人支配の時代の展示物、9世紀の修道院の地下礼拝堂、美術品や絵画等々、非常に範囲の広い博物館で、展示物が多くても飽きることはありません。
16052009_12_サンタジュリア博物館_02 16052009_12_サンタジュリア博物館_03 16052009_12_サンタジュリア博物館_04

3. リミニの市立博物館
リミニ博物館_01 リミニ博物館_02 リミニ博物館_03
ここもブレーシアに負けず劣らず展示物の範囲がとても広い博物館です。リミニの歴史に沿って、展示物が分けられていて、とても見易くなっています。宗教画等は、各時代の違いがはっきりとわかって興味を引き付けられます。それに加えて、博物館のすぐ横にあるローマ時代の邸宅の遺跡は、規模も大きく素晴らしいものです。

4. トリノのエジプト博物館
トリノ_エジプト博物館_01 トリノ_エジプト博物館_02 トリノ_エジプト博物館_03
なんで、トリノにエジプト博物館があるのかと疑問に思いながら入ったのですが、その展示物の充実ぶりに驚かされました。何でも、大英博物館に次ぐ規模だそうです。そう言えば、横浜にも来ていたようです。イタリアに来たのに、エジプト博物館などと思わずに、時間があれば、見ておくべきです。

5.アクィレイアの国立考古学博物館
27062010_04_アクイレイア_010 27062010_04_アクイレイア_008 27062010_04_アクイレイア_011
世界遺産でもあるアクィレイアのローマ遺跡を展示している博物館です。アクィレイアは、まだまだ田舎街で、ポンペイ等のローマ時代の遺物を展示しているナポリの国立博物館に比べるとまだまだですが、まだ、遺跡の発掘や復元が十分でないアクィレイアのローマ遺跡を整理して展示しているので見る価値は充分です。それに、入場者には、もれなくDVDのお土産があります。

例によって、ミラノのブレラ博物館やフィレンツェのウフィツ美術館等の超有名な博物館・美術館は番外にしています。

5位までに小さな街の博物館・美術館はありませんでしたが、それでもいくつか印象深く残ったところがあります。もちろん、展示物は、大きな街に比べると落ちるのですが、たまに、思いがけない有名な画家の絵やフレスコ画を見ることが出来ます。それに、何と言っても、小さな村の博物館・美術館では、親切な街のボランティアの人たちが、一人で訪れたイタリア語もできない日本人に一生懸命に説明してくれるのです。時には、たどたどしい英語で説明してくれる人がいたり、くしゃくしゃになった古い英語のパンフレットを探し出してくれたり、コンピアーノとフォンタネッラートでは若い女性のボランティアがマンツーマンで英語のガイドをしてくれました。そんな親切に触れると、本当にこの街に来て良かったと思ってしまいます。

最後に、そんな小さな街の博物館を紹介します。左の写真はパルマ近くの街フォンタネッラートのお城にある博物館です。中はポントレモーリのお城の博物館、右は街全体が美術館のようなボローニャの先にあるドッツァです。
フォンタネッラート城外観_009 ポントレモーリ_カステッロ博物館_002 ドッツァ村並_001

そろそろランキングのネタも切れて来ました。
次は何にするかお楽しみに。
2011-11-09(Wed)

イタリアの観光地のランキング、その23(北イタリアの宮殿・建物)

教会やお城を除く歴史的な建物には、宮殿、劇場、塔等があります。今回は北イタリアの街にあるそれらの建物にランキングをつけてみました。

実は、このランキングは非常に難しいのです。イタリアの街を歩いていると、まだまだ現役で使っている宮殿があっちこっちにあります。その中で内部が公開されていて、観光客が中まで入ることができる宮殿は限られているのです。従って、やはり、観光客に開放されていて博物館・美術館が併設されている宮殿や劇場が対象となってしまいます。但し、博物館・美術館の展示物に関するランキングは別に書きたいと思います。

1. マントヴァのドゥカーレ宮殿(世界遺産)
マントヴァの駅から旧市街への1本道はなかなか雰囲気があります。その行きつく先にドゥカーレ宮殿があります。従って、観光客は自動的にこの宮殿に吸い込まれていくように入っていきます。この大きな宮殿は街の外れのサン・ジョルジョ城に繋がっています。ここの展示物はとても素晴らしいのですが、特に、宮殿内部のフレスコ画が必見です。
マントヴァ_ドゥカーレ宮_01 マントヴァ_ドゥカーレ宮_02 マントヴァ_ドゥカーレ宮_03

2. パドヴァのラジョーネ宮殿
ベスト5の中で唯一世界遺産に登録されていない宮殿です。外見はヴィチェンツァのバシリカに似ている建物です。ブレーシアにも同じデザインの建物がありますが、どれも素晴らしいと思っています。この宮殿の1階はマーケットになっていて、たくさんの店が入っています。今でも現役の建物なのです。更に、この宮殿の周りの広場には屋台の店で埋め尽くされているのです。まさに、パドヴァの中心街で、もちろん、買い物客や観光客でいつも賑わっているところです。大きな馬の像がある2階の大広間の内面にびっしりと描かれたフレスコ画は必見です。
パドヴァ_ラジョーネ宮_001 パドヴァ_ラジョーネ宮_002 パドヴァ_ラジョーネ宮_003

3. ジェノヴァの王宮(世界遺産)
ジェノヴァはヴェネツィアと同様に海洋国家として一世を風靡した街です。貿易で儲けた大金持ちの貴族の宮殿が数多く残り、世界遺産に登録されていますが、その中で一番のお気に入りは、ジェノヴァ・プリンチペ駅近くの王宮です。白と赤の宮殿を見た後で、豪華な宮殿はもう食傷気味だったのですが、いやいや、その素晴らしさは新たな感動を届けてくれました。
ジェノヴァ_王宮_01 ジェノヴァ_王宮_02 ジェノヴァ_王宮_03

4. ヴィチェンツアのオリンピコ劇場(世界遺産)
ヴィチェンツァの旧市街のパッラーディオ大通りの最後にあるのがオリンピコ劇場です。室内の古代劇場はサッビオネータやパルマにもありますが、やはり、パッラーディオ設計のオリンピコ劇場が一番です。ヴィチェンツァに来たらここは外せません。もうひとつ、ランキング外ですが、街外れにあるパッラーディオのロトンダも素晴らしい建物でしたが、次回以降のどこかで取り上げたいと思います。さすがは、パッラーディオですね。
ヴィチェンツァ・オリンピコ劇場_001 ヴィチェンツァ・オリンピコ劇場_002 ヴィチェンツァ・オリンピコ劇場_003

5. トリノのヴェナリア宮殿(世界遺産)
トリノも宮殿の街です。但し、サヴォイア家の創ったこの街はフランスの香りが強く残っています。その中でも一番フランスを感じる宮殿がヴェナリア宮殿です。あのヴェルサイユ宮殿が手本にしたのがこの宮殿の庭と言われています。但し、残念ながら、宮殿内の絵画、彫刻や家具等は、ナポレオンに持ち去られてさっぱりとしています。広大な宮殿の庭もまだ修復途中ですが、近い将来には大人気になりそうな観光スポットです。
トリノ_ヴェナリア城_001 トリノ_ヴェナリア城_002 トリノ_ヴェナリア城_003

5.ストレーザのボッロメーオ宮殿
同率5位には、マッジョーレ湖に浮かぶイソーラ・ベッラに建つボッロメーオ宮殿です。18世紀に建てられ、ナポレオンも招待された贅沢な宮殿は、もう、開けた口が塞がりません。特に、海の中をイメージした内装の部屋は必見です。それに加えて、素晴らしい庭園に遊ぶ白い孔雀が印象的でした。もちろん、湖からの眺めも最高です。
ストレーザ_ボッロメーオ宮_001 ストレーザ_ボッロメーオ宮_002 ストレーザ_ボッロメーオ宮_003
ストレーザ_ボッロメーオ宮_004 ストレーザ_ボッロメーオ宮_005 ストレーザ_ボッロメーオ宮_006

悩みに悩んで、一応、順位は付けましたが、実は、上に挙げた宮殿は甲乙つけがたく同レベルに印象が強かったのです。何故か、パドヴァのラジョーネ宮殿を除き。選んだ全てが世界遺産となりました。上の6つに加えて、フランスの影響が強く残る世界遺産でもあるトリノのマダマ宮殿(左)、世界遺産以外では、オーストリアの影響が強いトリエステ(中)とモンツァの王宮(右)も同じくらい素晴らしかったと思っています。
トリノ_マダマ宮殿 036 トリエステ 245 モンツァ王宮_006

次回は、北イタリアの博物館と美術館について紹介するつもりです。
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プロフィール

matsuohj (パパロンチーノ)

Author:matsuohj (パパロンチーノ)
2008年10月20日から2010年8月23日までの1年10カ月ミラノに滞在。その期間、北イタリアを中心に115ヶ所の街を訪ねました。それも、ほとんどが公共交通機関を利用したものです。この経験で得た情報を一人でも多くのイタリア好きの人に伝えるためのブログです。

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