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2010-12-23(Thu)

パドヴァ

パドヴァもいつか行くつもりでいたのですが、行きたいところが多かったのですっかり忘れていました。簡単に行けるところなので後回しにしていたのが原因です。しかし、この街は後回しにするようなところではなかったのです。この街で世界遺産に登録されているのはオルト・ボタニコと呼ばれる世界で一番古い植物園だけなのですが、それ以外にも見所がいっぱいありました。その理由は、パドヴァがヴェネツィアに支配される前の14世紀まで統治していたカッラーラ家が数多くの芸術家を集めてこの街に文化の花を咲かせたことにあります。パドヴァの人達を未だにカッラレーゼと呼ぶのはこの影響が如何に大きかったかを証明しています。

朝の10時にパドヴァの駅に到着すると、直ぐにサンタントニオ聖堂に向かいました。というのも、サンタントニオ聖堂とオルト・ボタニコは午後1時から昼休みで閉まってしまうからです。それに加えて、午後3時からはスクロヴェーニ礼拝堂の入場予約をしていたので、植物園までをどうして午後1時までに見ておきたかったのです。
24072010_02_パドヴァ街並1_001 24072010_02_パドヴァ街並1_008 24072010_02_パドヴァ街並1_011

聖アントニオはパドヴァの聖人ですがリスボン生まれのポルトガル人です。聖フランチェスコを慕ってイタリアまで来た聖アントニオは生前に数々の奇跡を起こしたことで、今でも多くの人々が信仰しています。 従って、ポルトガルやブラジルでも国の聖人となっています。パドヴァにあるサンタントニオ聖堂は聖アントニオの総本山ですので、イタリアだけでなく、これらの海外からも巡礼で訪れる人が絶えません。巡礼者は年間500万人にも上ると言われています。1310年に一度は完成した聖堂は15世紀までに何度か改築されて、今や素晴らしく豪華な聖堂としてたくさんの巡礼者を迎えています。こういう聖堂は見ておかなければいけません。
24072010_03_サント広場_002 24072010_04_サンタントニオ聖堂外観_001 24072010_04_サンタントニオ聖堂外観_010
24072010_05_サンタントニオ聖堂内部_013 24072010_05_サンタントニオ聖堂内部_011 24072010_05_サンタントニオ聖堂内部_009

この総本山の聖堂に付属して、修道院、サンジョルジョ礼拝堂(入場料2.5ユーロ)及び信者会の礼拝堂があり、全部を見学することが出来ます。但し、内部はいずれも撮影禁止となっています(聖堂内は撮影禁止と知らずに撮影してしまいました)。絵葉書とお土産及び巡礼者のための聖具は修道院の回廊に大きな売店があり、たくさんの観光客と巡礼者が買い物をしていました。こういう光景は、日本にあるお寺の総本山と良く似ています。
24072010_07_サンジョルジョ礼拝堂_001 24072010_06_サンタントニオ聖堂回廊_022 24072010_06_サンタントニオ聖堂回廊_009

植物園に行く前に、もう1つの大きなサンタ・ジェスティーナ聖堂に立寄りました。ここは、モーツアルトがオルガンを弾いたと言われている教会です。聖堂は大きすぎて半分は使っていないようです。それでも、後陣の横奥に礼拝堂と廟があり、そこのフレスコ画は素晴らしいものでした。
24072010_09_サンタジュスティーナ聖堂_003 24072010_10_サンタジュスティーナ聖堂内部_004 24072010_10_サンタジュスティーナ聖堂内部_005

さて、パドヴァ唯一の世界遺産である植物園オルト・ボタニコです。この植物園はパドヴァ大学の研究機関として1545年に開園された世界最古の植物園です。この中で一番古い植物は建物で保護されている椰子の木で、1585年に植えられたそうです。その他にもいろいろな品種の植物があります。この時期、一番綺麗な花は蓮の花でした。
24072010_12_植物園オルト・ボタニコ風景_001 24072010_12_植物園オルト・ボタニコ風景_003 24072010_12_植物園オルト・ボタニコ風景_010
24072010_13_植物園オルト・ボタニコ花_001 24072010_13_植物園オルト・ボタニコ花_004 24072010_13_植物園オルト・ボタニコ花_010

午後1時の閉館まで植物鑑賞して、いよいよパドヴァの街歩きの開始です。午後3時までたっぷりと時間はあります。先ほどのサンタ・ジェスティーナ聖堂前には、楕円形をした大きな広場プラトー・デッラ・ヴァッレがあります。楕円形の広場の周囲には水路があり、その両岸には芸術家や偉人たちの真っ白な彫刻が並んでいるのです。水路の内側には緑の芝生が植えられていて子供たちが遊んでいます。この日は水路の外側に街頭市が並んでいて、たくさんの人々が買い物をしていました。この広場が楕円形なのは、ローマ時代の円形闘技場跡をそのまま広場にしたからです。
24072010_15_プラート・デッラ・ヴァッレ_017 24072010_15_プラート・デッラ・ヴァッレ_019 24072010_15_プラート・デッラ・ヴァッレ_004

プラトー・デッラ・ヴァッレから、ミラノと違って汚れていないトラムが走る大通りを越えると、街の中心部に繋がるメインストリートのローマ通りです。ここで腹ごしらえをしてエルベ広場、フルッタ広場とシニョーリ広場の3つの広場が連なる街の中心部に出ました。この3つの広場はマーケットでもあり白いテントの市が並んでいます。一番多いところは、ヴィチェンツァのロッジアに良く似たラジョーネ宮の1階とその周辺です。ラジョーネ宮1階の中にぎっしりと並んでいる店は、まるで東南アジアの市場のようです。1階がマーケットのラジョーネ宮ですが、2階は有料の観光名所です。入場料4ユーロで中に入ると、体育館のように広い講堂の壁には素晴らしいフレスコ画(ここのフレスコ画は宗教的な絵画ではありません)でびっしりと埋め尽くされています。多すぎて見切れないのですが、入場したときに貰ったカタログに載っているフレスコ画だけ見逃さないように見ました。広い講堂には、ぽつんと大きな木造の馬の彫刻だけが置いてあります。
24072010_16_パドヴァ街並3_006 24072010_17_ラジョーネ宮1階とセニョーリ広場_008 24072010_18_ラジョーネ宮と内部_002
24072010_18_ラジョーネ宮と内部_004 24072010_18_ラジョーネ宮と内部_013 24072010_18_ラジョーネ宮と内部_015

パドヴァのドゥオモもこの3つの広場の近くにあります。ドゥオモの横にある礼拝堂は有料(2.5ユーロ)ですが、入る価値があります。ここも素晴らしいフレスコ画で円筒形の内面が覆われています。
24072010_20_ドゥオモとドゥオモ広場_002 24072010_21_ドゥオモ洗礼堂と内部_002 24072010_21_ドゥオモ洗礼堂と内部_004

午後3時にスクロヴェーニ礼拝堂に行って、入場チケットを受け取り、午後4時の入場までは、同じチケットでカバーされている13世紀に建てられたエレミターニ教会の博物館を見学します。何故か、博物館の人達は非常に親切で、何度もスクロヴェーニ礼拝堂の位置と時間の確認をしてくれます。博物館の中で迷って遅れてしまう人が多いのでしょう。この教会とスクロヴェーニ礼拝堂は、ローマ時代のアレーナの内側にあります。従って、あちこちにアレーナのローマ遺跡が顔を出しています。
24072010_27_エレミターニ教会と博物館_003 24072010_27_エレミターニ教会と博物館_010 24072010_29_アレーナ市民公園_006

いよいよ、スクロヴェーニ礼拝堂に入りました。1回で25名限定ですが、その日の予約でも問題なく入れるようです。でも、インターネットで簡単に予約できますので、パドヴァに来たことが無駄にならないように事前予約したほうが良いと思います。スクロヴェーニ礼拝堂の中は、もちろん撮影禁止ですので、絵葉書を買いました。ここも、アッシジのサン・フランチェスコ聖堂と同じジョットのフレスコ画です。青を基調とした綺麗な色が印象的でした。入場制限するだけのことはあります。見事なフレスコ画でした。
24072010_28_スクロヴェーニ礼拝堂_005 24072010_28_スクロヴェーニ礼拝堂_009 24072010_28_スクロヴェーニ礼拝堂_010

ミラノからパドヴァまでは、朝は30分間隔、10時以降も1時間間隔で出ているヴェネツィア方面行きのユーロスターが便利です。所要時間は2時間強で料金は28ユーロです。ミラノへの戻りも夜の8時過ぎまで1時間間隔でユーロスターがありますから好きな時間に乗って帰るだけです。あまり、乗り物に気を使わずに行くことが出来るところです。
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Author:matsuohj (パパロンチーノ)
2008年10月20日から2010年8月23日までの1年10カ月ミラノに滞在。その期間、北イタリアを中心に115ヶ所の街を訪ねました。それも、ほとんどが公共交通機関を利用したものです。この経験で得た情報を一人でも多くのイタリア好きの人に伝えるためのブログです。

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