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2010-12-29(Wed)

ベッリンツォーナ

今回は国境を越えてスイスに行ってきました。とは言っても、ミラノ中央駅からユーロスターで1時間25分のところなのです。ここも簡単に行けると考えていて後回しにしていたところです。ですから、スイスといってもイタリア語が通じますし、違うのはパスポートを持って行くことぐらいです。そのパスポートも一度も検査されることはありませんでした。ベッリンツォーナは、2000年に世界遺産に登録された“旧市街と3つのお城”がありますが、それだけでなく、アルプスの麓にある人口17000人の街は景色も最高です。

ベッリンツォーナは鉄道駅があることでもわかるように、テチーノ渓谷にある古くからの交通の要所で、最初に城壁が造られたのはローマ時代の紀元4世紀だそうです。現在見ることが出来る3つの城と城壁は13~15世紀にかけて建てられたものです。この3つのお城は、もちろん、テチーノ渓谷を通って攻めてくる北からの侵略者に備えたものです。旧市街の直ぐ西にある高さ50メートルの岩の上にあるお城がカステル・グランデで、ミラノのヴィスコンティ家が13世紀に建てたもので、14世紀にはその城壁は、西1キロ先を流れるテチーネ川まで延ばしたそうです。スフォルツァ家が15世紀に補強したものが現在まで残っています。2つ目のお城はモンテベッロ城で、旧市街の東、現在の鉄道線路の先にある高さ90メートルの丘の上に、コモの領主であったルスコニ家によって、13/14世紀にかけて建てられました。この時期、ヴィスコンティ家とルスコニ家はこの地で両立していたそうです。3つ目のお城は、モンテベッロ城の更に東にある高さ230メートルの山の上に、スフォルツァ家が15世紀に僅か6ヶ月で建てたと言われるコルバーロ城です。
25072010_15_ベッリンツォーナ街並3_006 25072010_11_カステルグランデ_041 25072010_02_ベッリンツォーナ街並1_003

駅に到着しても、ここがスイスだという感覚はまったくありませんし、イタリアとの違いも感じません。旧市街は駅から2,3分のところですので、お城を見る前に、旧市街の散策を始めました。旧市街に入ると直ぐに広場があり、そこにこの街の教区教会であるコッレガーテ教会があります。ここが旧市街の中心です。
25072010_03_コッレジアーテ教会_002 25072010_03_コッレジアーテ教会_005 25072010_03_コッレジアーテ教会_008

広場の直ぐ近くにインフォメーションのあるコミューネがあり、その先のインディペンデンツ広場にはサン・ロッコ教会があります。ここまでが旧市街です。要するに、ここの旧市街はすごく小さいのです。
25072010_04_コムーネとコムーネ広場_001 25072010_04_コムーネとコムーネ広場_010 25072010_05_インディペンデンツァ広場_002

旧市街を出て、更に南に進むと300メートル先に小さなサンタ・マリア・デッラ・グラッツェ教会があります。この教会に入ると正面にキリストの生涯を描いた見事なフレスコ画があります。また、東の丘の上にある小さなロマネスク様式のサン・ビアジォ教会のフレスコ画も見事です。この2つの教会は旧市街の外にあり、観光コースを外れているのですが、アルプスの麓にある田舎の教会の雰囲気が漂っています。
25072010_07_SMDグラッツェ教会_009 25072010_09_サンビアジョ教会_002 25072010_09_サンビアジョ教会_008

2つの教会を見た後、旧市街に戻る道すがら見えるカステル・グランデとモンテベッロ城は、これから見に行く期待を膨らませるのに十分な眺めでした。
25072010_08_ベッリンツォーラ街外れ1_005 25072010_10_ベッリンツォーラ街外れ2_003 25072010_10_ベッリンツォーラ街外れ2_011

旧市街に戻ると早速カステル・グランデに入りました。ここは入場無料なので、城内にいるたくさんの観光客は、公園にいるような感じでくつろいでいます。城塔に登ると、周りの素晴らしい景色が一望できます。隣のモンテベッロ城はもちろんのこと、その先にあるコルバーロ城も良く見えます。それに加えて、周りの山々は素晴らしく、いつまでも見ていたいくらいです。テチーネ川まで続く城壁も散策コースになっていて、どこまでも歩いていくことが出来ます。また、城壁の下には石のトンネルの通路があって、そこも歩いて通れます。この通路は、戦時に兵隊や兵器を安全に運ぶ為に造られたのだと思います。
25072010_11_カステルグランデ_007 25072010_11_カステルグランデ_010 25072010_11_カステルグランデ_022
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旧市街のコッレガーテ教会の横の脇道を抜けると、2つ目のモンテベッロ城に繋がる登り道があります。90メートルの登り階段はちょっと大変でしたが、モンテベッロ城に辿り着くと、カステル・グランデに勝る景色が待っていました。ここからのほうが、3つ目の城であるコルバーロ城が良く見えます。それに、先ほどのカステル・グランデの全貌とベッリンツォーナの旧市街を眺めることが出来るのです。ここからの眺めは世界遺産の眺めです。
25072010_12_ベッリンツォーナ街並2_001002 25072010_13_モンテベッロ城_006 25072010_13_モンテベッロ城_016
25072010_13_モンテベッロ城_051 25072010_13_モンテベッロ城_029 25072010_13_モンテベッロ城_067

230メートルの高さにある3つ目のお城コルバーロ城はパスしました。2つのお城を見ればもう疲労度も十分です。ベッリンツォーナの旧市街に戻り、一休みして駅に戻りました。帰りの列車の車窓からはルガーノ湖が楽しめます。ルガーノ湖もミラノから近いのですが、ほとんどがスイス領ですので、なかなか足がそちらに向きません。
25072010_13_モンテベッロ城_065 25072010_14_モンテベッロ城下りと城壁_003 25072010_17_ルガーノ湖_001

ミラノ中央駅からベッリンツォーナまでは、2時間間隔で出ているユーロシティのチューリッヒ行き国際列車に乗ります。所要時間1時間25分で料金は24ユーロです。国際列車ですが、チケットの購入はイタリア国内と全く同じです。もちろん、イタリアで帰りのチケットまで買うことが出来ますから、いつものように往復を買っておきました。但し、国内と違ってインターネットのチケットレス・サーヴィスは適用されませんので、インターネットで予約購入しても、当日に駅でチケットを受け取らなくてはいけません。
スイスは外国ですから、パスポートは検査がなくても必ず携帯する必要があります。国境を越えると車内で一応パスポート検査があり、荷物の多い人にはパスポートの提示を要求していました。
ベッリンツォーナでのお金は、ユーロでもスイス・フランでも、どちらも使うことが出来ますので、スイス・フランに両替する必要もありません。従って、全く国内旅行と同じ感覚で旅行を楽しめます。

ミラノ中央駅からチューリッヒまで行くと所要時間は3時間45分(102.2ユーロ)だそうです。2010年の秋には新しいトンネルが出来るので、もっと短い時間で行けるはずです。そうなると、チューリッヒもミラノからの日帰り旅行範囲内に入ってくるかもしれません。
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Author:matsuohj (パパロンチーノ)
2008年10月20日から2010年8月23日までの1年10カ月ミラノに滞在。その期間、北イタリアを中心に115ヶ所の街を訪ねました。それも、ほとんどが公共交通機関を利用したものです。この経験で得た情報を一人でも多くのイタリア好きの人に伝えるためのブログです。

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