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2010-09-23(Thu)

クレモナ

ミラノから南東に85キロ、ミラノの東を走りローディを通るアッダ川がポー川に交わるところ、肥沃なロンバルディア平野の広がるクレモナ県の県庁所在地がクレモナです。このあたりには古くから人が集まり自治国家を形成し、互いに争いながら成長していった歴史を持っています。特に、このクレモナとポー川を越えた先にあるピアチェンツァの2つは紀元前から都市が形成されていたそうです。

クレモナはイタリアの観光都市の中で特に有名なわけではありませんが、日本人女性には人気のある街です。また、この街に定着している日本人も多く、日本にはお馴染みな街でもあります。その理由のひとつは、現在最高のヴァイオリンと言われているストゥラディヴァリウスが、クレモナの工匠アントニオ・ストゥラディヴァリの作品であることにあります。何人もの日本人の職人さんたちが、クレモナの工匠の下で修行を積んでいるそうです。日本人の女性に人気があるもうひとつの理由は、この街のお菓子にもあるのだと思います。特に、クリスマスの代表的なお菓子であるトッローネはクレモナのお菓子です。歴史のある街は、芸術や食の文化の伝統も大事に育んでいくのですね。このクレモナの街には、他の街にはない香りが漂っています。日本人の女性は目の付け所が良いと思います。
09052009_66_駅_01 09052009_62_ブランド通り_01 09052009_05_コムーネ広場_05

クレモナの街は、他の有名なイタリアの観光地に負けないくらい中世の街並が残っています。こういう街をじっくり味わうのは、こちらに住んでいないと出来ない楽しみです。この街の自慢は、なんと言っても13世紀半ばに建てられたトラッツォと呼ばれているクレモナのドゥオモの鐘楼です。イタリアでは一番の高さ(111メートル)を誇ります。また、時計付の鐘楼としてはヨーロッパでも一番だそうです。この鐘楼には昇ることが出来ます。但し、エレベーターはないので500段弱の階段を自分の足で必死に昇る必要があります。体力に自信のある方もない方も昇る前に覚悟を決めてください。でも、この鐘楼からの眺めは最高です。中世の香りが残るクレモナの街の全貌とその先のロンバルディア平野の地平線までを見渡すことが出来ます。昇り階段の疲れを癒してくれる以上の感動があります。
09052009_03_コムーネ広場_トラッツォ_03 09052009_29_コムーネ広場_トラッツォ_29 09052009_31_コムーネ広場_トラッツォ_31

クレモナでは、トラッツォを持つドゥオモも有名です。12世紀半ばに建てられたロンバルディア・ロマネスク建築の代表作といわれています。中のフレスコ画も見逃せません。このドゥオモが面した広場がコムーネ広場で、洗礼堂やコムーネ宮等の中世の建物で囲まれたクレモナの街の中心です。時間の余裕のある人なら、ここのカフェでゆっくりしたくなるところです。また、クレモナの街のメインストリートであるガルバルディ通りとコムーネ広場の間には高級ブティックを含む商店が並んでいます。お菓子屋さんは、ガリバルディ通りとコムーネ広場周辺にいっぱいあります。
09052009_06_コムーネ広場_ドゥオモ_06 09052009_16_コムーネ広場_ドゥオモ_16 09052009_23_コムーネ広場_ドゥオモ_23

クレモナに来たら、博物館も見なくてはいけません。伝統ある芸術の街クレモナは、ヴァイオリンやお菓子だけではありません。クレモナ派と呼ばれる画家達の作品が博物館に飾られています。また、この博物館にはヴァイオリンも展示されていますが、ここにはストゥラディヴァリの作品はないので、ストゥラディヴァリの作品を見たければ、コムーネ宮で見てこなくてはいけません。
09052009_51_博物館_17 09052009_39_博物館_05 09052009_49_博物館_ストラディヴァリ_15

クレモナの街には新しい建物がほとんどありません。メインストリートも、街中の小さな路地も中世の香りが漂っている街です。それほど大きくない街なので、時間の許す限り、中世の建物を見ながらのんびり街中を散策することがお勧めです。
09052009_10_コムーネ広場_10 09052009_54_ガリバルディ通り_チッタノーヴァ_01 09052009_55_ガリバルディ通り_サンルカ_02

クレモナへはミラノ南端にあるロゴレド駅から2時間間隔で走っているマントヴァ行きの列車に乗って、約55分で到着します。ロゴレドの次がローディで、ロゴレドから5つ目がクレモナです。クレモナ駅も大きな駅で安心出来ます。駅から街中まではバスもありますが、歩いても全く問題のない距離です。石畳の道の途中には博物館等の古い建物が並び、ガリバルディ通りを過ぎると綺麗な商店が並ぶ繁華街の道になります。クレモナのガレリアもありますので、歩いても十分に楽しむことが出来ます。ミラノに戻る列車の時間までゆっくりと街を散策してください。
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Re: No title

うららさん、

クレモナで結婚式とはすばらしいですね。おめでとうございます。
クレモナは古い街並が残っている素晴らしい街です。ヴァイオリンも有名で、街の工房には、修業している日本人の若者が何人もいるそうです。女房は友達と2人で、「地球の歩き方」から出している「旅の指さし会話(イタリア語)」を片手に、ミラノから日帰り旅行を楽しんできました。ヴァイオリン工房の見学では日本人の若者にもあったそうです。スウィーツの美味しい店もあり、大満足で戻ってきましたよ。

クレモナに行くには列車が便利です。どこから行くのかにもよりますが、日本からミラノに着くと仮定してお話します。ミラノ中央駅(チェントラーレ)から2時間間隔(朝の8時20分から)で出ているマントヴァ行きの普通列車に乗ります。所要時間は1時間6分です。乗り換えもありませんから簡単です。

普通列車なので前もって予約することはできません。チケットは駅で購入しなくてはいけません。一番簡単な方法は、前もって「Milano <--->(往復) Cremona」と紙に書いておいて、窓口でそれを見せれば購入できます。片道6.25ユーロ(2等)ですから、往復なら12.5ユーロです。往復といっても、チケットは2枚になっていますので、行きは「Milano ---> Cremona」のチケットのほうだけ使います。もう一枚のチケットはミラノに戻るときに使ってください。

ミラノ中央駅のプラットホームは全部で15,6もあります。電光掲示板でマントヴァ行きの列車が何番線かを確認して、そこに停まっている列車に乗ってください。ミラノ中央駅が始発ですから、出発の15分くらい前からそのプラットホームに停まっているはずです。2等は自由席ですから、列車の側面に“2”と書いてある車両に乗って好きな所に座ってください。1等は座席指定で片道9,35ユーロです。でも、列車は空いていますので2等でも構わないと思います。1等のほうが多少安全なので、心配なら1等にしてください。

絶対に忘れてはいけないことは、列車に乗る前にチケット(「Milano ---> Cremona」のチケットだけです)に刻印することです。プラットホームに橙色をした小さな刻印機がありますから、列車に乗る前にそこで“ガチャ”と刻印してください。刻印しておかないと、車内の検札で罰金を取られます。

私のブログの右側のリンクにあるホームページをみると、ホームページの「ガイドと注意」のところに、列車の乗り方や注意点が書いてありますから、読んでください。参考になると思います。
最初はドキドキですが、やってみると意外に大したことはありません。特に、ミラノからクレモナは乗り換えもないので、一番簡単です。駅の数ははっきりと覚えていませんが、クレモナは、ミラノ中央駅から5,6駅目だったと思います。

イタリア人とのふれあいも体験できて、今までと違ったイタリアを感じることができると思います。でも、出来れば、1人で行くのではなく2人くらいで行くほうが心強いでしょうね。ほとんどのイタリア人は良い人なのですが、たまに悪い人がいます。ですから、スリや置き引きには気を付けてください。いかなる時でも自分の持ち物はしっかりと手元に置くようにしてください。

matsuohj

> はじめまして、クレモナで検索していてたどり着きました。
> 実は今年9月に姪っ子がクレモナで結婚式を挙げる予定です。
> で、親族の出席希望者は現地集合ってことになりました。
> イタリアは北と南に分けて2回行きましたが、もちろんツアー参加、海外はツアーでしか行ったことがないので途方にくれています。
> たぶん旅行社で頼めば適当にアレンジしてくれるのであろうとは思いますが、自分でネットで予約して行けるものかどうか思案しています。
> 喋れるのは日本語だけですが、なんとか行けるものでしょうか?

No title

こんばんは、ご丁寧な回答ありがとうございます。
プリントアウトして参考にさせていただきます。
エミレーツ利用でミラノ3日間自由行動+最終日ドバイ1日というツアーを見つけました。
これならミラノから教えていただいた方法でたどり着けそうですね。
ほかの街の記事もこれからぼちぼち読ませていただきます。
今後ともアドバイスよろしくお願いいたします。

Re: No title

うららさん

お役に立てれば幸いです。何か、他にも役に立てるかもしれませんので、何か聞きたいことがあればお気軽にどうぞ。
イタリア旅行を楽しんでください。

matsuohj

> こんばんは、ご丁寧な回答ありがとうございます。
> プリントアウトして参考にさせていただきます。
> エミレーツ利用でミラノ3日間自由行動+最終日ドバイ1日というツアーを見つけました。
> これならミラノから教えていただいた方法でたどり着けそうですね。
> ほかの街の記事もこれからぼちぼち読ませていただきます。
> 今後ともアドバイスよろしくお願いいたします。
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matsuohj (パパロンチーノ)

Author:matsuohj (パパロンチーノ)
2008年10月20日から2010年8月23日までの1年10カ月ミラノに滞在。その期間、北イタリアを中心に115ヶ所の街を訪ねました。それも、ほとんどが公共交通機関を利用したものです。この経験で得た情報を一人でも多くのイタリア好きの人に伝えるためのブログです。

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