2012-04-03(Tue)
イタリアの旅行計画、その7(宿泊旅行編)
その6までは、ミラノからの日帰り旅行の計画でしたが、今回は、ちょっと足を延ばしたミラノからの1、2泊旅行の計画を紹介します。
日帰り旅行ではちょっと厳しい距離にある街や、観光資源が多くてじっくりと観光したい街に行く時は、土・日曜日の2日を使って1泊旅行又は3連休を使って2泊旅行を計画しました。列車は時間の許す限り安価な普通列車を使い、宿は寝るだけですから、なるべく(シャワーだけの)安いホテル(2つか3つ星)をネットでブッキングしました。
1. ミラノ――>ルッカ――>アッシジ(泊)――>アレッツォ――>ミラノ
ミラノからジェノヴァに出て、乗り換えて東リヴィエラ海岸沿いにヴィアレッジョに出ます。ヴィアレッジョからバス約50分でルッカ(写真左)に到着します。この経路は金額も安いうえ、ミラノからでもルッカに午前中に到着することが出来ます。ルッカからフィレンツェまでは列車で行き(約1時間半)、乗り換えて、アッシジ(写真中)まで約2時間半の列車の旅です。アッシジの駅からアッシジの旧市街まではバスで15分ほど、この日、実際にアッシジに到着したのは夜の9時過ぎでした。次の日は早起きしてアッシジ観光後、午後、フィレンツェ行きの列車に乗って、中間地点にあるアレッツォ(写真右)に行き、観光した後、フィレンツェからはユーロスターでミラノに戻りました。2日間、朝早くから夜遅くまで遊んだので、結構ハードな旅でした。でも、3か所全部が素晴らしいところで大満足の1泊2日でした。

2. ミラノ――>ウルビーノ(泊)――>ラヴェンナ――>ボローニャ――>ミラノ
ミラノから直通のユーロシティでもペサーロまで約3時間45分かかります。更に、ペサーロの駅前からウルビーノ行きのバスに乗り、所要時間1時間強でウルビーノの城壁の外の広場に着きます。ですから、日帰りはちょっと無理です。それに、ウルビーノ泊なら、その日の午後から夜遅くまでたっぷりとウルビーノを散策できます。帰りも、ユーロシティの直通がありますが、普通列車を利用してリミニ経由でラヴェンナに行き、モザイクを見た後、ボローニャに出てユーロスターでミラノに戻ると、2つの世界遺産を訪ねる充実した1泊旅行となります。写真はウルビーノです。

3. ミラノ――>ヴェローナ(泊)――>トリエステ(泊)――>アクィレイア――>ミラノ
3連休を利用した2泊旅行です。午前中にユーロスターでミラノからヴェローナ(写真左)に入り、その日の午後をたっぷり観光して、夜は夏の野外オペラを鑑賞して1泊しました。次の日の朝のユーロスターに乗りヴェネツィアで乗り換えてトリエステ(写真中)まで普通列車で行き、ミラマーレ城とトリエステの街を観光して1泊します。次の日は、普通列車でチェルヴィニャーノ・デル・フリウリへ、そこからバスでアクィレイア(写真右)に行って観光後、チェルヴィニャーノ・デル・フリウリに戻り、ヴェネツィアまで行きユーロスターに乗り換えてミラノまで戻る行程です。ヴェローナは、以前にも来ているので、あまり観光していませんが、初めてなら半日では全然足りません。この行程にヴェネツィアまで入れたら、もう1泊ですね。

4. ミラノ――>ジェノヴァ(泊)――>ピサ――>フィレンツェ――>ミラノ
ミラノからジェノヴァは普通列車でも1時間35分ほどです。ジェノヴァ(写真左)は見どころも多いうえ、食べ物も美味しいので、ゆっくりしたいところです。たっぷりと、ジェノヴァを観光して美味しいものを食べたら、1泊して、次の日の朝のインターシティで美しい地中海を眺めながら東リヴィエラ海岸を2時間半も乗ればピサ(写真中)に着きます。ピサの駅前からバスでミラーコリ広場まで10分弱です。本数も多いうえ、たくさんの観光客が利用していますので間違えることはありません。ピサからは、1時間20分でフィレンツェ(写真右)に行く普通列車が1時間に2本くらいあります。フィレンツェからはユーロスターでミラノまですぐ(1時間45分)です。でも、折角だから、フィレンツェでもう1泊しても良いと思います。

5. ミラノ――>ラ・スペツィアとポルト・ヴェーネレ(泊)――>リオ・マッジョーレからチンクエ・テッレ――>モンテ・ロッソ――>ミラノ
世界遺産でもあるポルト・ヴェーネレとチンクエ・テッレは1,2泊してゆっくりと歩いてみたいと誰もが考えます。1泊するなら、どこが良いか迷うところですが、私はラ・スペツィアの駅のそばのホテルをお勧めします。ミラノからラ・スペツィア・チェントラーレ駅までは、直通のインターシティで3時間強です。ラ・スペツィアからポルト・ヴェーネレまでは、バスで30分ほどです。素晴らしいポルト・ヴェーネレをゆっくり観光して、ラ・スペツィアに戻って1泊し、次の日の朝に普通列車でリオ・マッジョーレに行きます。そこからは、歩いても、船に乗っても、列車に乗ってもかまいません。ゆっくりとチンクエ・テッレを味わってください。チンクエ・テッレの最後の街はモンテ・ロッソです。そこから列車に乗ってミラノに戻ります。

6. ミラノ――>ヴェローナ乗り換えトレント経由――>ボルツァーノ(泊)――>ソプラ・ボルツァーノ――>レノン――>ボルツァーノ――>ミラノ
世界遺産のドロミティを見ようと思って起てた計画ですが、実際には、天気は良かったのですが、レノンから見たドロミティは雲がかかっていて良く見えませんでした。それでも、イタリアよりもドイツの雰囲気が強く出ているボルツァーノの街並、南チロルと呼ばれているソプラ・ボルツァーノからレノンにかけてのレノン鉄道から美しい景色を眺め、南チロルの雰囲気の中でアースピラミッドやドロミティを見ながらのトレッキングは、絶対にお勧めのコースです。もっと時間がとれるなら、ヴェローナでも1泊してゆっくり世界遺産の街を観光しても良いですね。

次回は、公共交通機関を利用した際に、実際に直面したトラブルとその対処方法をまとめるつもりです。
日帰り旅行ではちょっと厳しい距離にある街や、観光資源が多くてじっくりと観光したい街に行く時は、土・日曜日の2日を使って1泊旅行又は3連休を使って2泊旅行を計画しました。列車は時間の許す限り安価な普通列車を使い、宿は寝るだけですから、なるべく(シャワーだけの)安いホテル(2つか3つ星)をネットでブッキングしました。
1. ミラノ――>ルッカ――>アッシジ(泊)――>アレッツォ――>ミラノ
ミラノからジェノヴァに出て、乗り換えて東リヴィエラ海岸沿いにヴィアレッジョに出ます。ヴィアレッジョからバス約50分でルッカ(写真左)に到着します。この経路は金額も安いうえ、ミラノからでもルッカに午前中に到着することが出来ます。ルッカからフィレンツェまでは列車で行き(約1時間半)、乗り換えて、アッシジ(写真中)まで約2時間半の列車の旅です。アッシジの駅からアッシジの旧市街まではバスで15分ほど、この日、実際にアッシジに到着したのは夜の9時過ぎでした。次の日は早起きしてアッシジ観光後、午後、フィレンツェ行きの列車に乗って、中間地点にあるアレッツォ(写真右)に行き、観光した後、フィレンツェからはユーロスターでミラノに戻りました。2日間、朝早くから夜遅くまで遊んだので、結構ハードな旅でした。でも、3か所全部が素晴らしいところで大満足の1泊2日でした。



2. ミラノ――>ウルビーノ(泊)――>ラヴェンナ――>ボローニャ――>ミラノ
ミラノから直通のユーロシティでもペサーロまで約3時間45分かかります。更に、ペサーロの駅前からウルビーノ行きのバスに乗り、所要時間1時間強でウルビーノの城壁の外の広場に着きます。ですから、日帰りはちょっと無理です。それに、ウルビーノ泊なら、その日の午後から夜遅くまでたっぷりとウルビーノを散策できます。帰りも、ユーロシティの直通がありますが、普通列車を利用してリミニ経由でラヴェンナに行き、モザイクを見た後、ボローニャに出てユーロスターでミラノに戻ると、2つの世界遺産を訪ねる充実した1泊旅行となります。写真はウルビーノです。



3. ミラノ――>ヴェローナ(泊)――>トリエステ(泊)――>アクィレイア――>ミラノ
3連休を利用した2泊旅行です。午前中にユーロスターでミラノからヴェローナ(写真左)に入り、その日の午後をたっぷり観光して、夜は夏の野外オペラを鑑賞して1泊しました。次の日の朝のユーロスターに乗りヴェネツィアで乗り換えてトリエステ(写真中)まで普通列車で行き、ミラマーレ城とトリエステの街を観光して1泊します。次の日は、普通列車でチェルヴィニャーノ・デル・フリウリへ、そこからバスでアクィレイア(写真右)に行って観光後、チェルヴィニャーノ・デル・フリウリに戻り、ヴェネツィアまで行きユーロスターに乗り換えてミラノまで戻る行程です。ヴェローナは、以前にも来ているので、あまり観光していませんが、初めてなら半日では全然足りません。この行程にヴェネツィアまで入れたら、もう1泊ですね。



4. ミラノ――>ジェノヴァ(泊)――>ピサ――>フィレンツェ――>ミラノ
ミラノからジェノヴァは普通列車でも1時間35分ほどです。ジェノヴァ(写真左)は見どころも多いうえ、食べ物も美味しいので、ゆっくりしたいところです。たっぷりと、ジェノヴァを観光して美味しいものを食べたら、1泊して、次の日の朝のインターシティで美しい地中海を眺めながら東リヴィエラ海岸を2時間半も乗ればピサ(写真中)に着きます。ピサの駅前からバスでミラーコリ広場まで10分弱です。本数も多いうえ、たくさんの観光客が利用していますので間違えることはありません。ピサからは、1時間20分でフィレンツェ(写真右)に行く普通列車が1時間に2本くらいあります。フィレンツェからはユーロスターでミラノまですぐ(1時間45分)です。でも、折角だから、フィレンツェでもう1泊しても良いと思います。



5. ミラノ――>ラ・スペツィアとポルト・ヴェーネレ(泊)――>リオ・マッジョーレからチンクエ・テッレ――>モンテ・ロッソ――>ミラノ
世界遺産でもあるポルト・ヴェーネレとチンクエ・テッレは1,2泊してゆっくりと歩いてみたいと誰もが考えます。1泊するなら、どこが良いか迷うところですが、私はラ・スペツィアの駅のそばのホテルをお勧めします。ミラノからラ・スペツィア・チェントラーレ駅までは、直通のインターシティで3時間強です。ラ・スペツィアからポルト・ヴェーネレまでは、バスで30分ほどです。素晴らしいポルト・ヴェーネレをゆっくり観光して、ラ・スペツィアに戻って1泊し、次の日の朝に普通列車でリオ・マッジョーレに行きます。そこからは、歩いても、船に乗っても、列車に乗ってもかまいません。ゆっくりとチンクエ・テッレを味わってください。チンクエ・テッレの最後の街はモンテ・ロッソです。そこから列車に乗ってミラノに戻ります。



6. ミラノ――>ヴェローナ乗り換えトレント経由――>ボルツァーノ(泊)――>ソプラ・ボルツァーノ――>レノン――>ボルツァーノ――>ミラノ
世界遺産のドロミティを見ようと思って起てた計画ですが、実際には、天気は良かったのですが、レノンから見たドロミティは雲がかかっていて良く見えませんでした。それでも、イタリアよりもドイツの雰囲気が強く出ているボルツァーノの街並、南チロルと呼ばれているソプラ・ボルツァーノからレノンにかけてのレノン鉄道から美しい景色を眺め、南チロルの雰囲気の中でアースピラミッドやドロミティを見ながらのトレッキングは、絶対にお勧めのコースです。もっと時間がとれるなら、ヴェローナでも1泊してゆっくり世界遺産の街を観光しても良いですね。



次回は、公共交通機関を利用した際に、実際に直面したトラブルとその対処方法をまとめるつもりです。
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