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2010-09-25(Sat)

マントヴァ

(ミラノの「最後の晩餐」を除き)初めてイタリアの世界遺産の街に行ってきました。イタリアには、世界遺産に登録されていなくても素晴らしい街がいっぱいありますので、これまで世界遺産を意識することもなく、ふらりと行きたいところに行っていたのです。しかし、身近な街を一通り巡ったこともあり、今度はどこに行こうかと考えたときに、それなら、世界遺産を見に行こうと考えたわけです。
マントヴァは、ロンバルディア州の南東の端に位置するマントヴァ県の県庁所在地です。旧市街は3方を湖に囲まれていて、対岸から見るこの街は「湖に浮かぶ中世の都」と言われています。芸術を愛したゴンザーガ家のもと、15,6世紀にはルネッサンスの中心地のひとつとなりました。代表する芸術家は、画家のマンテーニャと建築家兼画家のジュリオ・ロマーナです。旧市街は中世の香りをたっぷりと残し、数ある歴史的な建物にはこれらの芸術家の作品が残されていて、観光客を十分に楽しませてくれる街です。

マントヴァ駅からこの街のメインストリートを、旧市街の入り口であるエルベ広場までは歩いても10分かかりません。まず、最初に目に入るのがサンタンドレア聖堂です。これまでたくさんの教会を見てきましたが、このルネッサンス様式の教会は特別な感動を与えてくれました。まるで凱旋門の様な聖堂の巨大なファサードを見て感動しながら、聖堂内部に入ると、内部の広さにびっくりします。聖堂の中には柱がありません。柱がないことで聖堂内に神秘的な一体感を感じることが出来ます。聖堂内の両側にある礼拝堂の構造を強固にすることによって、中間に柱を設けていないのです。こんな教会は初めてです。
エルベ広場には、もうひとつの教会があります。マントヴァ最古の教会であるロトンダ・ディ・サンロレンツォです。こちらは、ブレーシアのロトンダと同様に円筒形ロマネスク建築の非常にシンプルな教会です。この2つの教会の間にある400年の時をこの小さな広場で一緒に見ることが出来るのです。そして、ロトンダの隣に建つ印象的な時計塔をもつラジョーネ宮がこの広場を見事に調和させています。
30052009_11_サンタンドレア教会_07 30052009_11_サンタンドレア教会_02 30052009_10_エルベ広場_02_ロトンダ
30052009_02_エルベ広場_03_ラジョーネ宮 30052009_09_街の風景_02 30052009_08_ソルデッロ広場_03

エルベ広場の街頭マーケットが並ぶアーケードから中世の門を潜るとソルデッロ広場にでます。ここには14世紀にゴシック様式で建てられたマントヴァのドゥオモとドゥカーレ宮殿があります。すべての観光客の足は、このドゥカーレ宮殿に吸い込まれていきます。ドゥカーレ宮殿の中の博物館は必見です。ローマ時代の石碑や彫刻から始まり、数え切れないほどのルネッサンス期の彫刻や絵画・フレスコ画が展示されていますが、それよりも興味深いのは、「結婚の間」に代表される宮殿の部屋を見ることです。各部屋の造りとそこに描かれたフレスコ画、調度品はさすがに世界遺産です。宮殿とその隣のサンジョルジョ城は宮殿内部からの通路で繋がっています。有名な「結婚の間」は、その通路を通ってサンジョルジョ城に入ってからの部屋です。「結婚の間」の壁にあるマンテーニャの描いた「家族の肖像」が有名ですが、天井の丸絵は「家族の肖像」よりももっと素晴らしいフレスコ画です。絶対に見逃さないでください。この部屋は1日に1500人までの入場制限がありますが、今までに入れなかったということは聞いたことがありません。残念なことに、ドゥカーレ宮殿は撮影禁止です。
30052009_03_ソルデッロ広場_02_ドゥオモ 30052009_03_ソルデッロ広場_06 30052009_04_ドゥカーレ宮_18
30052009_04_ドゥカーレ宮_08 30052009_04_ドゥカーレ宮_03 30052009_04_ドゥカーレ宮_09

ドゥカーレ宮殿から出たら、湖のほうにも足を伸ばしましょう。途中、ドゥオモの裏にはヴェルディのマントヴァを舞台にしたオペラ「リゴレット」の家があります。湖に着くと、湖畔のカフェと対岸の自然がとてもすがすがしく感じます。また、湖側から見たサンジョルジョ城と旧市街も絵葉書のようです。ついでに、ドゥカーレ宮殿裏の旧市街を散歩しても良いでしょう。ここは、中世の香りを強く感じるところです。学術劇場が開いていたら覗いてください。ミラノのスカラ座の小型版です。
30052009_05_サンジョルジョ城_03 30052009_06_湖_05 30052009_07_街の風景_01

ドゥカーレ宮殿を見ると、ルネッサンスが喉もとまで来ているような気持ちになりますが、ここで帰ってしまうと悔いが残ります。もう一人の芸術家であるジュリオ・ロマーナの建築であり作品でもあるテ宮殿を見てからマントヴァの観光を終えましょう。ドゥカーレ宮殿からテ宮殿まで歩くと30分はかかります。時間に余裕があれば、マントヴァの街並を見ながら散策するのも良いでしょう。でも、時間のない人には、15分間隔で走っている観光客用の市内循環バスの利用をお勧めします。料金は忘れてしまいましたが、多分、1ユーロくらいだったと思います。バスの路線図及びチケットは、街中にいくつかある観光客用のインフォメーションで入手できます。テ宮殿も全部が博物館となっています。建物と中庭も見事ですが、やはり、各部屋のフレスコ画に見応えがあります。但し、ドゥカーレ宮殿とは違って、ちょっと、漫画チックな絵が描かれていますので、その分だけ迫力を感じます。巨人の間の巨人の絵は特に迫力満点です。ここも、残念ながら撮影禁止です。
30052009_12_テ宮殿_08 30052009_12_テ宮殿_09 30052009_12_テ宮殿_07

これで、マントヴァの街をほぼ一巡しました。さすがに世界遺産の街です。これでもかというくらいに詰め込まれてしまいました。満足度150%です。
ミラノからマントヴァまでは2時間弱かかりますので、もちろん、日帰り旅行は可能ですが、もし、時間があるなら、マントヴァに1泊すれば余裕を持って街を見てまわれると思います。また、マントヴァからバスで1時間ちょっとにあるサッビオネータと組み合わせて1泊旅行を計画するのも良いと思います。一応、日帰りベースで旅程を紹介します。
ロゴレド駅から朝の6時半から2時間間隔でマントヴァ行きの普通列車があります。それに乗って終点のマントヴァまで所要時間は1時間45分~2時間、料金は8.75ユーロです。ミラノへの戻りも2時間間隔ですが、最終が午後7時40分発ですので、それ以降になる場合はマントヴァ泊となります。
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Author:matsuohj (パパロンチーノ)
2008年10月20日から2010年8月23日までの1年10カ月ミラノに滞在。その期間、北イタリアを中心に115ヶ所の街を訪ねました。それも、ほとんどが公共交通機関を利用したものです。この経験で得た情報を一人でも多くのイタリア好きの人に伝えるためのブログです。

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