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2010-10-16(Sat)

ヴァレーゼ(サクロ・モンテ)

ヴァレーゼはミラノの北55キロにある人口80000人のロンバルディア州ヴァレーゼ県の県庁所在地です。古くからミラノの支配下にあった街で、ポー川地帯への防御地点としていくつかの要塞がヴァレーゼ周辺に築かれました。18世紀からは、ヴァレーゼ湖と山々に囲まれた風光明媚なこの地はミラノの貴族たちの避暑地として更なる発展を遂げています。ヴァレーゼの市街からバスで30分くらいの小高い山の上に2003年に世界遺産に登録されたサクロ・モンテがあります。ロンバルディア州とピエモンテ州の9ヶ所に点在しているサクリ・モンティのひとつです。

この日は出足が遅く、ミラノからLe Nord線で1時間余りのヴァレーゼに着いたのは午後1時過ぎでした。食事を取るべく市街を散策すると、偶然、大きな庭園を持つ宮殿に行き当たりました。後で調べると、モデナの領主であったエステ家が18世紀中旬にこの地を訪ねた際、この地の素晴らしい景観に感銘し、当時ヴァレーゼの領主であったオーストリアの女帝マリア・テレジアにお願いして、この領地を譲り受けた時に築いたといわれるエステンセ宮殿だったのです。美しい宮殿の庭園をさまよっていると、庭園の中の見晴らしの良い丘の上にカフェがありそこで昼食をとりました。
25072009_02_ヴェレーゼの街_04_市民公園_03 25072009_02_ヴェレーゼの街_04_市民公園_02 25072009_02_ヴェレーゼの街_04_市民公園_04

余りの気持ち良さにゆっくりとしすぎたために、サクロ・モンテに着いたのは午後4時過ぎとなっていました。しかし、夏の日は長いのでそれでも十分です。サクロ・モンテは巡礼の地ですから山の上で、しかも、簡単にはたどり着けないようなところにあります。その中でヴァレーゼのサクロ・モンテは比較的に、たどり着きやすいところに位置しています。フニクラーレで丘の頂上に上がると、そこからの景色は最高です。北にはアルプスの山々、南にはヴァレーゼ湖とヴァレーゼの街並が一望の下にあります。丘の上から歩いて礼拝堂を一つ一つ訪ねながらなだらかな降り道を周りの景色を堪能できる約2キロのコースは誰もが満足できると思います。特に、夏の夕暮れ時の景色は至福の時間を与えてくれました。
25072009_03_サクロモンテ_03_景色_04 25072009_03_サクロモンテ_05_サンタマリアデルモンテ教会_01 25072009_03_サクロモンテ_06_07_チャペル09_01

この2キロの降りのコースが通常の観光ルートなのですが、巡礼目的の人たちは、フニクラーレに乗らずに、一番低いところにある1番礼拝堂から歩いて、全部で14ある各礼拝堂を訪ねながら山道を昇って行きます。山の一番上にサンタ・マリア・デッラ・グラッツェ教会があり、そこが巡礼の終点なのです。ここは聖母マリアのサクロ・モンテなのでロザリオを持って一つ一つの礼拝堂に祈り(ロザリオの祈り)をささげながら山を昇って行くお年寄りの巡礼者(車で山頂まで来る若い人や家族連れは、ほとんどがレジャー目的か食事です)も何人か見かけました。
25072009_03_サクロモンテ_05_サンタマリアデルモンテ教会_04 25072009_03_サクロモンテ_06_01_チャペル14_01 25072009_03_サクロモンテ_06_16_チャペル04_01

ヴァレーゼのサクロ・モンテは行きやすいこともあり巡礼者よりも観光客が多く、それもあって各礼拝堂の管理が、他のサクロ・モンテに比べてしっかりしています。礼拝堂の中のテラコッタの人形もフレスコ画も綺麗に維持されているのですが、各礼拝堂の窓にはしっかりと金網が貼られていて、しかも暗い礼拝堂の中を写真撮影するのは難しいのです。観光客が多いので仕方がありません。
25072009_03_サクロモンテ_06_05_ポルタ 25072009_03_サクロモンテ_06_17_チャペル03_02 25072009_03_サクロモンテ_06_03_チャペル12_03

ヴァレーゼへは、地下鉄M2のカドルナ駅から25~30分間隔のLe Nord線が便利です。所要時間は1時間強で料金は4.2ユーロです。イタリア国鉄もポルタ・ガリバルディから普通列車が1時間間隔で出ています。所要時間は55分で料金は4.6ユーロとなっています。他にLinea Sがミラノの地下鉄駅からヴァレーゼまで30分間隔であり、こちらは同じ料金で所要時間が1時間20分です。Le Nord線と国鉄ではヴァレーゼの駅が違いますが、それほど離れてはいませんのでどちらに乗っても余り変わりません。どちらの駅もヴァレーゼ市街にありますので、市街観光なら、駅から歩いて周れます。
25072009_02_ヴェレーゼの街_03_サンヴィットーレ教会_01 25072009_02_ヴェレーゼの街_05_モッタ広場 25072009_02_ヴェレーゼの街_02

サクロ・モンテへは、駅から市街の繁華街方向(Via Manzoni)に少し歩いたところにある停留所からバスに乗ります。市街地内のバスであるLinea C(料金は1.05ユーロで75分有効)に乗り30分弱でサクロ・モンテの一番上まで昇るフニクラーレ駅に到着します。バスのチケットは市街のタバッキかキオスクで購入できます。必ず、帰りの分とあわせて2枚買ってください。そこから、片道1ユーロのフニクラーレに乗って最高地点に行き、歩いて各礼拝堂を巡ってフニクラーレ駅付近まで降りてきます。約2キロの降りの山道ですが、道路は広く整備されていますのでそれほど疲れません。歩いて山を降り、サクロ・モンテの最後の門を過ぎて少し歩いたところにある広場に帰りのバス停がありますので、そこから来たときと同じ路線のヴァレーゼ行きバスに乗ります。カフェでも飲みながら広場でのんびりとバスを待っていれば良いとのです。バスはイタリア国鉄のヴァレーゼ駅まで行きますのでそこで降りてください。Le Nord線の駅もそこから歩いて直ぐ傍です。ミラノ行きのLe Nord線は25~30分間隔ですから列車の時間を気にする必要はありません。
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Author:matsuohj (パパロンチーノ)
2008年10月20日から2010年8月23日までの1年10カ月ミラノに滞在。その期間、北イタリアを中心に115ヶ所の街を訪ねました。それも、ほとんどが公共交通機関を利用したものです。この経験で得た情報を一人でも多くのイタリア好きの人に伝えるためのブログです。

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