2010-10-29(Fri)
ローディ・ヴェッキオ
ローディ・ヴェッキオは、名前の通り“古いローディ”、即ち、今のローディが出来る前の街で、田舎風景の中に溶け込んでいる小さな街です。ここもケルト人起源の街で、ローマ時代にはLaus Pompeiaという名前の村でした。名前の由来はあのローマのポンペイウスの父親です。このLaus村は、11世紀からのミラノによる侵攻により大きな被害を受け、1158年にはついに街を焼かれて完全に破壊されてしまいました。そこで、住民は今のローディの場所に街を建てて移住したのです。Laus村は復興しましたが昔の栄華に戻ることはなく、名前もLodi Vecchioとなり、今日では人口7000人の小さな街となっています。
従って、この街はローディより古い歴史はありますが、街は復興後の比較的新しい景観となっています。但し、Basilica dei XII Apostoli San Bassiano(12使途・聖バッシアーノの教会)だけは、街から少しだけ離れていたおかげで破壊されずに残ったので、今でもLodi Vecchioの古い歴史の面影を見ることが出来ます。この教会の起源は古く、古キリスト教時代の378年にLausの司教であった聖バッシアーノによってローマ時代のお墓の上に建てられた12使途を拝した教会でした。聖バッシアーノはミラノの司教であった聖アンブロージョと同じ時代の人で、この教会の完成に当たってはミラノから聖アンブロージョを招待したとの記録が残っています。418年には聖バッシアーノの遺骸がこの教会に納められ12使途と聖バッシアーノ教会となりました。1300年にロンバルディア・ロマネスク建築で再建されましたので、古キリスト教時代の建物は入口の右側にわずかに残るだけです。

ここのロンバルディア・ロマネスク建築は、ロマネスク建築を研究する人たちには有名らしく。インターネットでも取り上げられています。確かに、シンプルなロマネスク建築の代表的な建築で、ミラノのサンタンブロージョ教会と共通点を感じます。残念ながら、教会は開放されていないために中に入ることが出来ませんでした。でも、ロンバルディア平野の畑の中にぽつんとある古い教会はとてもきれいです。イタリア人の団体及び何組かの観光客も来ていて写真を撮っていました。

12使途・聖バッシアーノ教会以外にはこれと言って目立つ観光名所はありません。街の中には、ローマ時代の遺跡がありますが、土台だけの遺跡なのでそれほど興味をそそるものではありません。掘り出したものはミラノとローディの博物館にあるそうです。又、La Chiesa di San Pietroはローディ・ヴェッキオの教区教会で、ベネディクト会の修道院でもありますが、伝説によると327年にローマ時代のお墓の上に立てられた教会がその始まりで、その後9世紀に修道院となりました。現在の建物は、Lodi Vecchioの他の建物と同様に17,8世紀のものです。他に、Le Cascineと呼ばれる中世の農業設備が街の中及び周りに点在しています。廃墟になっているものもあれば、まだ、現役で乳牛を育て酪農をしているところもあります。これらの陽の目を見ていない観光資源を売り出そうと、街にはツアリスト・インフォメーションがありました。


ローディ・ベッキオに行くには地下鉄M3のサンドナート駅構内始発のローディ・ヴェッキオ行きのバス(Lineバス)があります。日曜日も2~3時間間隔であり、所要時間はローディ・ヴェッキオまで約45分です。料金は、片道、サンドナート駅構内からですと2.5ユーロで、サンドナート管轄内のエミリア通りから乗ると2.2ユーロです。12使途・聖バッシアーノ教会は、街の外ですが、街から歩いて数分のところにあります。Le Cascineは街の中にもありますが、いくつかは街から遠いところにあります。田舎の散歩気分で出かけてください。
従って、この街はローディより古い歴史はありますが、街は復興後の比較的新しい景観となっています。但し、Basilica dei XII Apostoli San Bassiano(12使途・聖バッシアーノの教会)だけは、街から少しだけ離れていたおかげで破壊されずに残ったので、今でもLodi Vecchioの古い歴史の面影を見ることが出来ます。この教会の起源は古く、古キリスト教時代の378年にLausの司教であった聖バッシアーノによってローマ時代のお墓の上に建てられた12使途を拝した教会でした。聖バッシアーノはミラノの司教であった聖アンブロージョと同じ時代の人で、この教会の完成に当たってはミラノから聖アンブロージョを招待したとの記録が残っています。418年には聖バッシアーノの遺骸がこの教会に納められ12使途と聖バッシアーノ教会となりました。1300年にロンバルディア・ロマネスク建築で再建されましたので、古キリスト教時代の建物は入口の右側にわずかに残るだけです。



ここのロンバルディア・ロマネスク建築は、ロマネスク建築を研究する人たちには有名らしく。インターネットでも取り上げられています。確かに、シンプルなロマネスク建築の代表的な建築で、ミラノのサンタンブロージョ教会と共通点を感じます。残念ながら、教会は開放されていないために中に入ることが出来ませんでした。でも、ロンバルディア平野の畑の中にぽつんとある古い教会はとてもきれいです。イタリア人の団体及び何組かの観光客も来ていて写真を撮っていました。



12使途・聖バッシアーノ教会以外にはこれと言って目立つ観光名所はありません。街の中には、ローマ時代の遺跡がありますが、土台だけの遺跡なのでそれほど興味をそそるものではありません。掘り出したものはミラノとローディの博物館にあるそうです。又、La Chiesa di San Pietroはローディ・ヴェッキオの教区教会で、ベネディクト会の修道院でもありますが、伝説によると327年にローマ時代のお墓の上に立てられた教会がその始まりで、その後9世紀に修道院となりました。現在の建物は、Lodi Vecchioの他の建物と同様に17,8世紀のものです。他に、Le Cascineと呼ばれる中世の農業設備が街の中及び周りに点在しています。廃墟になっているものもあれば、まだ、現役で乳牛を育て酪農をしているところもあります。これらの陽の目を見ていない観光資源を売り出そうと、街にはツアリスト・インフォメーションがありました。






ローディ・ベッキオに行くには地下鉄M3のサンドナート駅構内始発のローディ・ヴェッキオ行きのバス(Lineバス)があります。日曜日も2~3時間間隔であり、所要時間はローディ・ヴェッキオまで約45分です。料金は、片道、サンドナート駅構内からですと2.5ユーロで、サンドナート管轄内のエミリア通りから乗ると2.2ユーロです。12使途・聖バッシアーノ教会は、街の外ですが、街から歩いて数分のところにあります。Le Cascineは街の中にもありますが、いくつかは街から遠いところにあります。田舎の散歩気分で出かけてください。
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