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2010-11-02(Tue)

パンディーノ、パラッツォ・ピニャーノ

M3地下鉄サンドナート駅からソンチーノまで乗ったバスは、いくつかの印象的なイタリア田舎街を通りました。そんな街を記憶しておいたので同じバスで訪ねてみました。訪ねる前に調べてみますと、パンディーノは人口8900人の小さな街ですが、街の真ん中に大きなお城があります。パンディーノの北、1.5キロには、イタリアの「最も美しい村」で推薦されているグラデッラという村もあります。また、南に1キロほど行くとパラッツォ・ピニャーノという名の村があり、そこに、村の名前の通りの宮殿とローマ遺跡及びローマ時代から続いている古い教会があります。どこも名もない田舎街ですが、ちゃんと観光資源があるのがイタリアなのです。

パンディーノは8,9世紀にロンバルド王国の要塞があった頃からその歴史が始まっています。12世紀にミラノに統治され、街の真ん中のヴィスコンティ城は、14世紀中旬にヴィスコンティ家が狩猟の拠点として建てたものです。従って、戦争目的のお城ではありません。その後も、パンディーノの公爵家の居城として、1947年まで使われていたので、2つの城塔以外はほとんど14世紀に建てられたときのまま残っています。お城は、四方に城塔(現在2つが現存)がある正方形をしていて、真ん中に中庭があり、その周りはポルチコで囲まれています。ポルチコの壁に描かれたフレスコ画は今でも見ることが出来ます。建物はパンディーノのコムーネが公共施設として利用していますが、建物の中にもフレスコ画が残されています。一部、ガラス張りの部屋は中のフレスコ画を見ることが出来ます。
17012010_02_カステッロ・ヴィスコンティ_05 17012010_02_カステッロ・ヴィスコンティ_04 17012010_02_カステッロ・ヴィスコンティ_10
17012010_02_カステッロ・ヴィスコンティ_14 17012010_02_カステッロ・ヴィスコンティ_16

パンディーノの小さな旧市街は古い城壁で囲まれていたようですが、城壁は、ほんの一部が残っているだけです。旧市街には古い建物が見えますが、観光資源までは行きません。今では、外側に新市街が拡張されてミラノのベッドタウンになりつつあるようです。
17012010_04_パンディーノ街並_09 17012010_05_城壁の一部_02

パンディーノから北に行くべきか南に行くべきが迷ったのですが、バスで通過したときのパラッツォ・ピニャーノが印象的だったので南に行くことにしました。パンディーノの新市街を抜けると、畑の中に歩道のない1本道が走っています。でも、ほとんど車も通らない田舎道ですので、ロンバルディア平野の中を気持ちよく歩くことが出来ます。10分も歩くと、酪農地帯特有の臭いが立ち込んだパラッツォ・ピニャーノ村に到着です。
17012010_06_隣村への道_03 17012010_06_隣村への道_04

パラッツォ・ピニャーノ村は人口4300人の村ですが、見所は、村の中心部を走る長さ200メートルほどのローマ通りの周辺に限られています。ローマ通りの北側は宮殿の壁で、城塔が1本立っています。南側は大きな酪農農家になっていて、家畜の鳴き声がします。宮殿はいくつかあるようですが、中に入ることが出来ません。工事中の宮殿には、Marazzi宮殿外面保護工事との看板が出ていました。まだまだ、観光には程遠い村です。
17012010_07_ピニャーノ・ローマ通り_04 17012010_07_ピニャーノ・ローマ通り_07 17012010_07_ピニャーノ・ローマ通り_08

ローマ通りを抜けた村はずれに5世紀に建てられたサン・マルティーノ教会があります。正面のファサードと身廊部は、多分、12世紀くらいのロマネスク建築に建て直されているようですが、消えそうなフレスコ画が描かれている後陣は、多分、5世紀のままでしょう。木造屋根の小さな教会ですが、その古さがにじみ出ています。教会の側壁の外側と内側には、4世紀に建てられた礼拝堂の遺跡が保存されています。教会内部には、ちゃんと、観光客へのガイドブックが用意されていました。
17012010_08_サンマルティーノ教会_02 17012010_08_サンマルティーノ教会_05 17012010_08_サンマルティーノ教会_08

教会は裏から見たほうが好きなので、裏に回ると、そこには、ローマ時代のヴィラの遺跡がありました。まだ、発掘途上のその遺跡は金網のフェンスで取り囲まれているだけで管理人もいません。床のモザイク模様は半分ほど復元されていました。教会で貰ったガイドブックによると、ここにヴィラを持っていたローマ貴族が、4世紀にヴィラの直ぐ傍に個人の礼拝堂を建てたそうです。その100年後の5世紀に、この礼拝堂の上にサン・マルティーノ教会を建てたとのこと。こんな小さな田舎の村にも、2000年近い歴史があるのです。
17012010_08_サンマルティーノ教会_11 17012010_09_ローマ遺跡_01 17012010_09_ローマ遺跡_03

地下鉄M3のサンドナート駅構内のバス乗り場からアッダ・トランスポルティのLinea 34のバスに乗ります。所要時間30-40分で料金は2.9ユーロでした。パンディーノもパラッツォ・ピニャーノも大きな街クレマの手前ですから、バスは1時間に2本ほどあります。クレマ行きのバスは、日曜日でも2時間に1本はありますが、日曜日はバス乗り場が構内ではなくサンドナートの街方面の出口付近になりますので注意が必要です。パンディーノもパラッツォ・ピニャーノも小さな街・村ですから、バスを利用する人も少なく、もちろん付近にはタクシーもありませんから、バスの時刻表を頭に入れて計画を練ってください。特に、日曜日は、バスの本数が少ないので注意が必要です。
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Author:matsuohj (パパロンチーノ)
2008年10月20日から2010年8月23日までの1年10カ月ミラノに滞在。その期間、北イタリアを中心に115ヶ所の街を訪ねました。それも、ほとんどが公共交通機関を利用したものです。この経験で得た情報を一人でも多くのイタリア好きの人に伝えるためのブログです。

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