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2010-11-05(Fri)

ノーリ

西リヴィエラの海岸線の街、ノーリに来ました。ノーリは、リグーリア州サヴォーナ県の県庁所在地であるサヴォーナとフィナーレ・リグーレの中間に位置するスポトルノの南3キロほどのところに位置する人口3000人の小さな街です。西リヴィエラの海岸線には綺麗な舗装道路が走り、その道路の海岸側には棕櫚並木の幅の広い歩道があり、南国気分とリゾート気分を盛り上げてくれます。そんな海岸線にノーリの街があります。ノーリもイタリアの「最も美しい村」に選ばれている観光地です。ノーリには海岸線の道を走るバスで到着しました。リヴィエラ海岸を走るバスは観光客に優しいので、日曜祝日も、普段の日と変わらず30分間隔で走っていますので非常に便利です。海岸線を走るバスは、ちょうど、伊豆半島の海岸線を走っているようです。陸側には崖が迫り、海はエメラルド色をしています。唯違うのは、この海が太平洋ではなくて地中海なのです。暖かい日差しを浴びていると、この時期の寒くて暗い霧に包まれたミラノは、遠い世界になってしまいます。

海岸線でバスを降りて海岸の砂浜に降りると、ノーリの街の先の崖の上のお城が直ぐに眼に入ってきます。青い海と緑の崖とお城は、まるで絵葉書のようです。崖の麓にあるノーリの街には何本かの塔が立っています。塔の下には中世の街並があるはずです。
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ノーリの街に入ると、まず、旧市街の街外れに古い教会がありました。サン・パラゴリオ教会です。もともと、ここには4世紀後半から5世紀にかけて古い教会がありました。そこに、この、この地方で一番美しいロマネスク建築と言われている教会が11世紀に建てられたのです。既に、教会としての役目は終えていて、英語が堪能で親切な若い女性に入場料2ユーロを払うと、内部を見学できます。教会内部には壁には古いフレスコ画があり、印象的な十字架のキリスト像があります。それに加えて、古い教会の遺跡が教会の外部に保存されています。
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旧市街に入ると、街の中心にある広場に背の高い教会がありました。12,3世紀に建てられた窓のないロマネスク様式の教会に、上部に継ぎ足したような16世紀の窓があるバロック様式の教会が付け加えられています。これが、ノーリの教区教会のサン・ピエトロ大聖堂です。内部は、16,7世紀のバロック様式で装飾されていました。
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この教会の前の広場から、街の背面に聳える崖の上のお城、モンテ・ウルシーノ城が良く見えます。お城から崖の麓の街まで城壁が続いています。崖の上のお城を目指す前に、広場の周りの旧市街を散策です。広場から海岸方向には、数本の塔が聳えていて、その下には珍しい黒い石畳の道があります。この道が、ノーリのメインストリートで、お土産や、カフェ等が並んでいます。狭い路地裏に入ると、路地の上には建物を繋ぐアーチがかかり、その下に洗濯物が干してある標準的なヨーロッパの田舎村の光景です。海岸通りとの境界には城壁はありませんでしたが、その名残の城門があります。城門にはセンスの良いフレスコ画が描かれていました。
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今度は、山のほうへと歩くと、こちらも黒い石畳の道が城壁まで続いています。城壁には見張りの城塔があり、その下には古い城門があります。こちら側には古い城壁が残されていて旧市街の面影がより強く残っています。
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城門を抜けてお城のある崖方向に歩くと、城壁が崖の上のお城まで続いていたことがわかります。この旧市街も、かつてはお城から続く城壁で囲まれていたのでしょう。お城のある崖の麓には城壁沿いに2つのアーチと塔があります。そこに、城壁沿いに整備された歩行者用の道が崖の頂上に向かって伸びていました。この道を登っていけばお城にたどり着くと考えて登り始めたのですが、崖の途中の聖域教会とその先のお墓で道は途切れてしまいました。お城は、もっと高いところに見えています。どうも、間違えた道を歩いてしまったようです。但し、崖の中腹にあるこの道からの眺めは最高でした。下に見えるエメラルド色の海と、中世の街を眺めることが出来ただけで満足です。
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それにしても、何でこんな不便なところにお城を建てたのでしょう。この辺りの海岸沿いの街のお城は、主に、海賊(サラセン人)の襲撃に備えてのものです。崖の上に建てた理由は2つあります。一つは、遠くの海まで見渡せることです。もう一つは、海賊に襲われた際、まず、街の城壁で防衛しますが、形勢が不利になると、街の人も一緒に崖の上のお城に逃げ込み、ここで最終防衛をします。この城は街の住民と食料・水を蓄えるだけの大きさがあり、崖の上にあることで難攻不落です。海賊も途中で城の征服を諦めてしまい、占領した街を荒らしまわり、何もなくなると海に戻ってしまいます。それを待って、街の人は城から街に戻り、元通りに復興させるのです。今回は、城の征服を諦めて、崖を下り、街に戻りました。後でわかりましたが、どうも、お城には、車の通る太い道を登って行くようです。やはり、このお城は難攻不落だったようです。
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ノーリに一番近いイタリア国鉄駅はスポトルノです。但し、スポトルノ駅は海岸線から離れた山の麓にありますので、海岸線のバスに乗るには10分ほど歩かないといけません。また、スポトルノ駅には普通列車は停まりますが、インターシティは停まりませんので、ちょっと不便です。海岸線を歩きたい人は、スポトルノからノーリまで3キロの距離ですから、がんばれば歩けない距離ではありません。
海岸線のバス(ACTS又はSARバス)は、スポトルノからノーリを通ってフィナーレ・リグーレ・マリーナ駅まで行っています。従って、このバスに乗るには、インターシティが停まるフィナーレ・リグーレ・マリーナ駅の方が良いと思います。バスのチケットはバスの運転手からも購入可能ですが、車内で購入するときは1ユーロのコミッションを取られます。従って、国鉄駅或いは街のタバッキで購入しておいたほうが良いと思います。バスの料金は、フィナーレ・リグーレからノーリまで2.6ユーロでした。バスは日曜祝日でも30分間隔でありますから、それほど時間を気にすることはありません。
ミラノからフィナーレ・リグーレまではイタリア国鉄です。フィナルボルゴに行く時と同じですから、そちらを参照してください。
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Author:matsuohj (パパロンチーノ)
2008年10月20日から2010年8月23日までの1年10カ月ミラノに滞在。その期間、北イタリアを中心に115ヶ所の街を訪ねました。それも、ほとんどが公共交通機関を利用したものです。この経験で得た情報を一人でも多くのイタリア好きの人に伝えるためのブログです。

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