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2010-11-07(Sun)

カステラルクァート

やっと、3月の半ばになり、ミラノ周辺も晴れる日が徐々に増えてきました。前日に、湿っぽい雪が降り心配したのですが、この日は快晴の旅行日和でした。山の上の観光地は、冬の降雪期間は閉じているところが多いのですがそれももう過去の話です。この日は、冬の間、行くことを我慢していたカステラルクァートへ行ってきました。ここもイタリアの「最も美しい村」に選ばれている村です。カステラルクァートはエミリア・ロマーニャ州ピアチェンツァ県の山の中、アルダ渓谷にある小さな村で、村の中の人口は700人ほどです。しかし、城壁に囲まれた丘の上にあるこの村は、村全体が中世の香りが残る観光スポットなのです。日曜日で快晴のこの日は、カメラをぶら下げたたくさんの観光客が村を歩き回っていました。この村は村中が被写体なのです。

カステラルクァートに一番近いイタリア国鉄駅はピアチェンツァではなく、一つ先のフィオレンツォーラです。生憎の日曜日でバスの本数が午前と午後に1本ずつしかありません。従って、今回はズルをして、帰りのバスのチケットだけを買って、タクシーで行ってしまいました。バスで20分ほどの行程もタクシーなら15分弱の行程です。タクシーから見える丘の上の城壁に囲まれた村はおとぎの国のようで、この日の期待感を更に高めてくれました。バスや乗用車は駐車場のある城壁外の丘の麓までしかいけませんが、タクシーは細い村の中の石畳の道を通り、丘の一番高いところにあるムニチピオ広場まで連れて行ってくれました。黒のベンツのタクシーでここまで20ユーロですから悪くはありません。雲ひとつない青空の下の広場ではチーズ、サラミ、衣料品、土産物から骨董品まで売っている街頭市が並んで、地元の住民と観光客で溢れかえっていました。
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今日は、労力をかけずに丘の上まで来たのでまだ元気いっぱいです。このムニチピオ広場は、南側の崖に張り付いているように建てられたロッカ・ヴィスコンティア(14世紀中)、8世紀に建てられ12世紀に改修されたコッレジアータ教会、13世紀に建てられたパラダイス宮殿等の歴史的建物に囲まれています。お城、教会、宮殿とタイプの違う古い建物に囲まれたこの広場はなんとも贅沢です。それに加えて、広場から見える景色が最高です。雲ひとつない青空の下に広がった周辺の丘の上に積もった前日の白い雪が太陽の光を反射して輝いています。この広場と景色だけで、ここに来たことに満足してしまいそうです。
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コッレジアータ教会は後陣が広場に向けられていますので、正面は広場の反対側です。教会の入り口を入ると雪の積もった井戸のある小さな中庭の周りに回廊があります。広場とは対照的に静けさと神聖な雰囲気が感じられます。その奥のロマネスク様式の教会内に博物館(入場料3.5ユーロ)があり、8世紀からのフレスコ画や宗教画が展示されています。但し、残念ながらここは撮影禁止です。
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広場の南の崖淵に建てられているロッカにも3.5ユーロで入ることが出来ます。L字型をしたこのロッカには当初4つの城塔が聳えていたそうですが、今は、東の塔しか残っていません。この城塔の中は博物館になっていますが、それよりも城塔の上に昇って360度のパノラマが最高です。上から見たムニチピロ広場とその先の丘、上から見たアッダ渓谷の景観、上から見たカステラルクァートの街並、それらを覆っている白い雪と青い空、もう他には何も要らないとはこのことだと思います。
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ロッカとムニチピオ広場は、ここを離れるのが辛いほど素晴らしいところでしたが、後ろ髪を引かれながら、カステラルクァートの村の中を散策することにしました。この城壁の内側の村には現代のものは何一つありません。全ての建物が中世のままです。実際には、新しい建物もあるのでしょうが、きっと、現代風には建てられない規則でもあるのでしょう。完璧なまでに中世のままを保存してあります。カメラをぶらさげて歩く観光客が多い理由が良くわかりました。ちょっとした路地裏にある建物に何気なく置かれている彫刻や、小さなアーチの門の裏側に描かれたフレスコ画を一眼レフのカメラで接写している人、路地裏の狭いところから見える中世の景色の写真を撮る人、城壁沿いの石畳の道からの周りの景色を写す人、そんな観光客があちこちにたくさんいます。
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城壁の中の村をくまなく歩き、丘を下って最後の城門を潜って外に出ると、今度は、丘の下から見上げるカステラルクァートが素晴らしく、周辺を歩き回って何度も見上げてしまいました。まるで、ディズニーランドから出てきた子供のようです。
タクシーの運ちゃんに聞いていたバス停傍のバールで一休みをして、午後に1本しかないバスに乗って帰路に着きました。北イタリアの春を迎えて最初の旅は大満足でした。
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カステラルクァートはピアチェンツァ或いはフィオレンツォーラからTempiバスLinea 43で行きます。ピアチェンツァからのバス(Linea 43)はフィオレンツォーラ駅経由でカステラルクァートに行きますので、ピアチェンツァから50分、フィオレンツォーラから20分かかります。バスは、上記のように日曜祝日は、午前と午後1本ずつしかありませんので、出来るだけ平日か土曜日に行くほうが良いと思います。但し、平日でも2時間に1本くらい(午前中3,4本、午後4,5本)しかありませんので、時刻表でよく調べて行くようにしてください。フィオレンツォーラからタクシーに乗る場合は、駅前のタクシー乗り場には客待ちのタクシーはいませんので、電話で呼ぶしかありません。街の中のカヴール広場には、1台だけ黒のベンツのタクシーがいました。メータ無しのタクシーですが料金は20ユーロで快諾してくれて、その上非常に親切でした。帰りのバス停の位置も教えてくれてくれた上、もしバスが来なかったら電話してくれと名刺までくれました。

ミラノからフィオレンツォーラまでは、直通の普通列車がミラノ・ロゴレドから2時間間隔で出ています。所要時間は1時間10分で料金は6.5ユーロです。インターシティやピアチェンツァ乗換も考えると、ほぼ1時間に1本の列車があります。ミラノへの戻りも直通が2時間間隔であります。その合い間にピアチェンツァ乗換もありますので、1時間に1本と考えてよいでしょう。

フィオレンツォーラの街にも、綺麗な広場と大きくて立派な教会がありますので、時間があれば見に行くのも良いでしょう。もちろん、街にはお店もいっぱいあります。
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Author:matsuohj (パパロンチーノ)
2008年10月20日から2010年8月23日までの1年10カ月ミラノに滞在。その期間、北イタリアを中心に115ヶ所の街を訪ねました。それも、ほとんどが公共交通機関を利用したものです。この経験で得た情報を一人でも多くのイタリア好きの人に伝えるためのブログです。

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