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2010-11-07(Sun)

ヴィゴレーノ

前回に引き続き、エミリア・ロマーニャ州・ピアチェンツァ県の山の中、カステラルクァートから東に10キロほどにある人口が40人ほどの本当に小さな、小さな村、ヴィゴレーノに行ってきました。この完全に城壁に囲まれた小さな村は、何もかもが100%中世のままです。車は一つしかない村の城門の前の広場までしか行けません。従って、村の中は歩いて周るしかないのですが、歩いても5分もかからないで1周出来てしまうのです。そんな小さな村ですが、城壁の中にはお城があり教会もあります。正に、究極の中世の村なのです。この究極の村も、イタリアの「最も美しい村」で推薦されています。

ヴィゴレーノはピアチェンツァ県とパルマ県の境界の直ぐ傍にあります。従って、最寄のイタリア国鉄駅は、パルマ県に属している温泉で有名なサルソマッジョーレ駅になります。この駅からバスがあるのですが、平日でも本数が少なく午前2本午後2本しかありません。従って、今回は、雨の降りそうな天気でもあり、タクシー利用で行くことにしました。有名な温泉街を見物しながら、街を抜けると途中の丘の上にも中世のお城が見えます。15分くらいで、丘の上の一塊の建物が見えてきました。そこがヴィゴレーノです。丘を登り村に入る城門の前でタクシーを降りて、外側からこの村を見るとこの村全体がお城のようです。この村の周りは、村の入口の正面にホテルとレストランがある他には何もありません。
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城門から中に入ると、完全に中世でした。両側を城壁に挟まれた10メートルほどの石畳の道の先に、村の中心の広場があります。この広場は城塔だけの小さなお城(入場料を払えば城塔に登ることができます)と城の一部である宮殿と礼拝堂で囲まれています。広場の真ん中に噴水があるのですが、実は、この広場の下は貯水槽になっていて、そこから水を汲み上げる仕組みになっているそうです。貯水槽は広場が盛り上がっているところです。もちろん、これらの100%が中世の建物のままです。
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広場の先に進むと、この村の教会、サン・ジョルジョ教会があります。この日は、お葬式が執り行われることになっていて、その準備をしていました。内部には、既にお葬式に参列する人たちがお祈りを始めていて、堂内は暗くされていて、残念ながら、祭壇の裏に描かれている“キリストのドラゴン退治”のフレスコ画の写真がうまく撮れませんでした。
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サン・ジョルジョ教会の周りは村の民家となっています。その民家を改造したレストランが数件ありましたが、城壁の中では商店はほとんどありません。民家には村の人が今でも住んでいるのですが、この人たちはどこまで買い物に行くのでしょうか。村の周りには何もありませんので、村の外にある駐車場から車で買い物に行くしかありません。とにかく、この村の中のすべての建物は、小さな民家に至るまで、すべて中世の建物です。ですから、この城壁の中は外の世界と隔離された中世そのものなのです。本当にすごいですね。
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城壁沿いを周っても1周するのに5分もかかりません。でも、丘の上の村の城壁沿いの景色は最高です。雪も完全に消えて、緑がこれから濃くなってくるこの時期は、土と新緑が混ざった田舎の香りが匂ってきます。城壁の上に置かれた彫刻がとても印象的でした。村の一番奥に、もう一つの出入り口を発見しました。小さな出入り口ですが、ここから続く山道は丘の斜面の葡萄畑に繋がっています。村人の農作業の出入り口のようです。この村の人たちは、数百年の間変わらずに、城壁内に住みながら、機械も使わずに丘の斜面の葡萄畑を耕し葡萄酒を造って生計を立てているのです。この村では大昔から時間がゆっくりと流れているのです。現代人にとってうらやましい限りです。
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この小さな村は、ゆっくり歩いても1,2時間あれば、すべてを見尽くすことが出来ます。城壁の外に出て、村の周りを周ったのですが木々の茂りが邪魔をして村の全景を見ることが出来ません。出来るだけこの丘から離れれば良いのですが、それには車が必要です。
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サルソマッジョーレまでは、ミラノからフィデンツァまで行き、そこで乗り換えて一駅(1ユーロ)です。フィデンツァとサルソマッジョーレ間は本数も多いので、列車の時間を気にすることはないでしょう。ミラノからフィデンツァは2時間間隔で直通の普通列車あります。他に、ピアチェンツァ乗換やインターシティを考えると1時間に1本くらいはあります。所要時間はミラノ・ロゴレドから普通列車で1時間10分で、インターシティなら1時間です。料金はミラノからサルソマッジョーレまで通しで、普通列車なら7.9ユーロ、ミラノからフィデンツァまでインターシティ利用の場合は12.5ユーロとなります。ミラノへの戻りも、直通の普通列車とピアチェンツァ乗換が1時間に1本あります。従って、サルソマッジョーレまでは比較的に簡単に行くことが出来ます。

問題は、サルソマッジョーレからヴィゴレーノです。バス(TempiバスLinea 47)はあるのですが行きも帰りも本数が少ないので、なかなか都合の良い時間に計画を立てることが出来ません。そのようなわけで、今回は土曜日でしたが、行きも帰りもタクシーを利用してしまいました。往復とも24ユーロでしたから、それほど高くはありません。ヴィゴレーノに行くときは、サルソマッジョーレの駅前にタクシーが並んでいますので、そのタクシーを利用すれば問題ありません。但し、ヴィゴレーノから戻るときは、電話でタクシーを呼ばなければいけません。行きに使ったタクシーの電話番号を聞いておくのが一番賢い方法です。又は、帰りの時間を決めておいて、迎えに来てもらっても良いでしょう。タクシーなら、途中の景色の良いところで停めてもらって写真を撮ることも出来ます。
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Author:matsuohj (パパロンチーノ)
2008年10月20日から2010年8月23日までの1年10カ月ミラノに滞在。その期間、北イタリアを中心に115ヶ所の街を訪ねました。それも、ほとんどが公共交通機関を利用したものです。この経験で得た情報を一人でも多くのイタリア好きの人に伝えるためのブログです。

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