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2010-11-10(Wed)

ミッレシモ

ミッレシモはイタリアの「最も美しい村」に選ばれている人口3300人の小さな村です。西リヴィエラ海岸の中心である古い大きな街、サヴォーナからバスで山の中に入って行き、ピエモンテ州クネーオ県との境界近くのボルミダ渓谷に位置しています。ですから、リグーリア州よりはピエモンテ州に近い環境の村です。実際に、ここも白トリフの産地で、「National City of truffles」にも選ばれています。毎年、9月の最終週にトリフ祭り“Festival Nazionale del Tartufo”が2日間開催されてたくさんの人が集まってくるようです。このボルミダ渓谷にあるミッレシモは、サヴォーナからトリノに結ぶ街道が通る渓谷の要所として古くから栄えていて、12世紀にこの地の領主であったMarquis Del Carreto(カレット公爵)によって建設されたと記録に残っています

サヴォーナからのバスがお昼前にミッレシモに到着すると、村の中心の広場では街頭市が出ていました。この時期、白トリフはありませんが、チーズやソーセージ等のローカルフード、綺麗な春の花に加えて、日用品や洋服等の店が並んで、活気が漲っていました。
27032010_M01_ミッレシモ街頭市_001 27032010_M10_ミッレシモ街並_009 27032010_M01_ミッレシモ街頭市_002

広場から川の方向に歩くと、この街で一番古いサンタ・マリア・エクストラ・ムロス教会が川の畔にあります。この教会は紀元998年の記録に残っていますが、1960年まで忘れられて荒廃していました。現在は、修復も終わり、教会周りも川沿いの公園となって、村の住民の憩いの場となっています。川とこの街を囲む山々、及びイタリアの田舎環境がこのロマネスク様式の教会にマッチしていて、非常に癒される空間を作っています。
27032010_M02_ミッレシモ・SMエクストラ・ムロス教会_004 27032010_M02_ミッレシモ・SMエクストラ・ムロス教会_005 27032010_M02_ミッレシモ・SMエクストラ・ムロス教会_003

教会から川沿いを街外れのほうに歩いていくと、サン・ステファノ修道院があります。12世紀初頭にロマネスク様式で建てられ、16世紀にはバロック様式に改修されましたが、修道院改革で放置され、19世紀になって一部をゴシック・ルネッサンス調に改修して貴族の宮殿として使われていました。現在も一部はまだ住居として使用していますが、大部分は業者が入って修復工事を開始しています。土曜日の昼食時でもあったので、修復工事は中断していました。開きっぱなしになっている工事業者の出入り口から中に入ると修道院の中まで誰にも止められることなく入れました。16世紀の回廊と中庭はまだ修復の手がつけられていないので、荒れ果てていましたが、壁には、古そうなフレスコ画が残り、子羊の彫刻や、古そうな馬車の車輪などが昔のままそこにありました。
27032010_M03_ミッレシモ・サン・ステファノ修道院_003 27032010_M03_ミッレシモ・サン・ステファノ修道院_006 27032010_M03_ミッレシモ・サン・ステファノ修道院_019 27032010_M03_ミッレシモ・サン・ステファノ修道院_015

村の中心部のコムーネ宮殿に戻りました。宮殿に前は公園のような広場になっていて中心に噴水があります。この宮殿は12世紀に建てられ、領主のカレット家が19世紀まで住んでいました。現在は村に譲渡されコムーネの事務所となっています。この宮殿では、ローマ教皇がナポレオンからぼろぼろになった軍旗を受け取ったとの歴史があります。
27032010_M04_ミッレシモ街並_002 27032010_M06_ミッレシモ・コミュナーレ宮殿_002 27032010_M05_ミッレシモ・サン・ロコ礼拝堂_002

コムーネ宮殿の裏のエリアがこの村の旧市街になります。石畳の路地は中世の雰囲気を強く残しています。建物の間の小さな路地が川を渡る橋に繋がっていました。この橋が、ミッレシモのシンボルであるポンテ・ヴェッキオです。イタリアでもそれほど多くない城砦化された橋で、橋の真ん中に城塔が建っています。この村は城壁ではなく、川によって守られていて、この橋が村の防御線になっていたのでしょう。橋は半分まで石でがっちりと造られていますが、外側半分はつり橋になっています。壊れたようには見えませんので、防御のために意図的にそのような造りにしているのかもしれません。
27032010_M07_ミッレシモ・ポンテ・ヴェッキオと周辺_001 27032010_M07_ミッレシモ・ポンテ・ヴェッキオと周辺_006 27032010_M07_ミッレシモ・ポンテ・ヴェッキオと周辺_009

この半分しかない城塔が建っている橋は本当に絵になります。村のシンボルにふさわしい橋です。橋を渡り、川沿いを歩きながら、何枚も写真を撮ってしまいました。こちらからだと、村の中心部にあるコムーネ宮殿も橋の背景となってこの橋を際立たせています。
27032010_M07_ミッレシモ・ポンテ・ヴェッキオと周辺_010 27032010_M07_ミッレシモ・ポンテ・ヴェッキオと周辺_014 27032010_M07_ミッレシモ・ポンテ・ヴェッキオと周辺_015

川沿いを5分ほど歩くと、今度は完全なつり橋がありました。つり橋を渡った先の丘の上にはお城が見えます。このお城は12世紀半ばに領主のカレット家によって、ボルミダ渓谷の街道を守るために造られたそうです。高く聳える城塔は当時建てられたものです。お城の中はこの村に所縁のあるナポレオン博物館となっています。
27032010_M08_ミッレシモ・吊り橋とカステッロ_003 27032010_M09_ミッレシモ・カステッロ・デル・カッレット_008 27032010_M09_ミッレシモ・カステッロ・デル・カッレット_001

博物館には入らずに、お城の裏の丘に昇り、丘の上にある公園に行くと景色が最高でした。真下に見える川とこの村を囲む遠くの山々、それに、ミッレシモの村が一望できます。また、お城の裏口も開いていて、お城の中庭にも入ることが出来るのです。このあたりが観光化されていない小さな村ですね。穴場でした。
27032010_M09_ミッレシモ・カステッロ・デル・カッレット_004 27032010_M09_ミッレシモ・カステッロ・デル・カッレット_007 27032010_M09_ミッレシモ・カステッロ・デル・カッレット_011

丘から降りて、村の中心部に戻るともう街頭市は片付けられています。先ほどの賑わいもどこかに行ってしまい、普段の静かな村に戻ったようです。観光客も、この村にはほとんどいません。路地裏を歩くと村の生活を垣間見ることが出来ます。最後はやはり路地裏を歩くのが楽しみです。バス停に着くとちょうどバスが来て、サヴォーナに戻りました。
27032010_M10_ミッレシモ街並_002 27032010_M10_ミッレシモ街並_005 27032010_M10_ミッレシモ街並_012

ミッレシモは、サヴォーナからバス(TPLバス Linea 58)で行きます。ミッレシモ行きのバスは、街の中心部にあるポポロ広場から出ています(始発です)。ポポロ広場には、いくつかのバス停がありますから、広場のキオスクでチケットを買うときにバス停の位置を確認する必要があります。ポポロ広場まではサヴォーナ駅から歩いて7,8分です。バスはポポロ広場を出た後にサヴォーナ駅前のバス停にも寄るようですが、バス停の位置が良くわかりません。ミッレシモ行きのバスは、平日と土曜日は1時間に1本以上ありますが、日曜祝日は午前中に2本、午後4本だけです。ミッレシモまでは直通バスもあるようですが、乗ったバスは途中のカルカーレという名の街でバスを乗り継ぎました。同じ場所にミッレシモ行きのバスが待っていますから本当にバスを乗り換えるだけです。ミッレシモが終点ですからそのまま乗っていれば連れて行ってくれます。乗継を入れても所要時間は1時間です。バス料金は片道2.6ユーロでした。サヴォーナで往復を買ってください。
ミッレシモからの戻りも途中のカルカーレでバスを乗り継ぎました。今度はサヴォーナが終点ですから、乗っていれば連れて行ってくれます。

1時間のバスは、山の中を走りますので、素晴らしい景色です。山の綺麗な自然の景色だけでなく、途中には名も知らないお城や城壁があります。1時間の道のりも景色をゆっくり楽しむことが出来ますので長いとは感じません。このバスでサヴォーナからミッレシモに行く観光客は、他に1名だけいました。リュックを背負った旅なれた人で、一眼レフのカメラをぶら下げていました。その他は地元の人たちだけでした。
サヴォーナでのバス・列車の待ち時間は、サヴォーナの街をぶらつきましょう。サヴォーナも良いところです。サヴォーナは別途、紹介します。
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Author:matsuohj (パパロンチーノ)
2008年10月20日から2010年8月23日までの1年10カ月ミラノに滞在。その期間、北イタリアを中心に115ヶ所の街を訪ねました。それも、ほとんどが公共交通機関を利用したものです。この経験で得た情報を一人でも多くのイタリア好きの人に伝えるためのブログです。

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