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2010-11-10(Wed)

ポルト・ヴェネーレ

ポルト・ヴェネーレは、アテネの女神、ミネルヴァがここを見てアテネを忘れてしまったと、14世紀の詩にあるくらい素晴らしい景観です。ここの美しさに関してそれ以外の言葉は不要です。チンクエ・テッレとともに1997年に世界遺産に登録されました。チンクエ・テッレばかりが有名になっていますが、もちろんチンクエ・テッレも素晴らしいところですが、ポルト・ヴェネーレとは比べものにならないと思います。

ラ・スペツィアからバスに乗り、南にある半島の先のポルト・ヴェネーレに到着すると、港に面したパステルカラーの建物の裏に城壁で囲まれた丘の上の村が一望できます。この時点で、この美しい村に心を奪われてしまいます。観光客がいっぱいの、港に並ぶカフェ、レストランや土産物屋を尻目に、村の入口である城門に向かいました。
28032010_P01_ポルトヴェネレ城外_003 28032010_P01_ポルトヴェネレ城外_006 28032010_P01_ポルトヴェネレ城外_008

城門を潜ると、細い石畳の登り道が真直ぐに海の方に伸びています。両側には、やはり、カフェ、レストランや土産物屋が並んでいます。細い道にも観光客が溢れています。
28032010_P01_ポルトヴェネレ城外_011 28032010_P02_ポルトヴェネレ城壁内街並_002 22052010_04_ポルトヴェネーレ街並_001

50メートルほどの細い石畳の道を抜けると、急に視野が広がり、そこにある美しい絵を見ているような景観は忘れられません。海に突き出た岩の上に石で建てられた教会は13世紀建造のサン・ピエトロ教会です。その横には石で建てられた堅固な城塞があります。両側の城壁の先の青い海と青い空は、それらの建物を引き立てる背景となっています。
28032010_P03_サン・ピエトロ教会と周辺と周辺_002 28032010_P03_サン・ピエトロ教会と周辺と周辺_005 28032010_P03_サン・ピエトロ教会と周辺と周辺_004

先端にある教会とその周辺からの景色も最高です。青い海とその先に見える小さな島、海から立ち上がっている岸壁と水しぶきを上げる波、岸壁の上に見えるお城、すべてが絵になります。城壁に開いた四角い穴からその景色を見ると、額縁に入った絵となります。ここでは、たっぷりと時間をかけて景観を楽しみましょう。飽きることはないと思います。
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教会前の広場から、登り道を上がっていくとサン・ロレンツォ教会があります。この教会は11世紀後半にジェノヴァによって建てられました。ジェノヴァのサン・ロレンツォ教会を小型にしたような教会です。祭壇の裏にはフレスコ画が残っていました。
28032010_P04_サンロレンツォ教会_001 28032010_P04_サンロレンツォ教会_003 28032010_P04_サンロレンツォ教会_004

更に登って、丘の一番高いところにお城があります。ドリア城と呼ばれるこのお城は、ジェノヴァの大富豪のドリア家が建てたお城で、難攻不落だったそうです。ピサの軍がポルト・ヴェネーレを攻撃した際、村はピサの軍に占領されたのですが、領主と住民が立て籠もっていたこの城は落とせなかったそうです。住民が立て籠もるくらいですからお城の中はかなりの広さがあります。入場料2.2ユーロで中に入るとお城の城塞の上の一番高い所まで行けます。そこからの景色には言葉がありません。特に、海に突き出たサン・ピエトロ教会を上から見下ろした美しさは最高です。それは、自然と人口建造物が完全にマッチした光景なのです。
28032010_P06_カステッロ・ドリアと周辺_002 28032010_P06_カステッロ・ドリアと周辺_012 28032010_P06_カステッロ・ドリアと周辺_019
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城壁に沿ってお城を一周りして、今度は、村の入口となっている城門付近を目指して丘を降ります。途中の細い路地や階段は、村の表面の美しさとは対照的に、この村の住人の生活を垣間見ることが出来ます。城壁を利用した住居には、ここでも洗濯ものが干されていました。こんなに観光客が多いのに、細い裏の路地はひっそりとしています。イタリアの田舎の小さな村ならどこでも見られる光景ですが、観光客が多いほどそのギャップが大きく、遠い昔に連れてこられたような気がします。
28032010_P06_カステッロ・ドリアと周辺_051 28032010_P07_ポルトヴェネレ街並_002 28032010_P07_ポルトヴェネレ街並_004

最後に、ポルト・ヴェネーレから遊覧船で半島の先に浮かぶ島巡りをしました。パルマリア島、ティーノ島、ティネット島はチンクエ・テッレとともに世界遺産に登録されています。遊覧船からの景色でも、ポルト・ヴェネーレを船が離れるときのサン・ピエトロ教会や城壁に囲まれた村の全景が一番良かったと感じてしまいました。
22052010_03_ポルトヴェネーレ遊覧船_004 22052010_03_ポルトヴェネーレ遊覧船_014 22052010_03_ポルトヴェネーレ遊覧船_030

北イタリアで、どの観光地を推薦するかと言われたら、オルタ・サンジュリオとこのポルト・ヴェネーレは外すことが出来ません。それほど素晴らしいところだと思います。チンクエ・テッレに行くなら、先でも後でも構いませんのでポルト・ヴェネーレに立寄るべきです。チンクエ・テッレの遊覧船は最終港がポルト・ヴェネーレとなっていますので、遊覧船を利用してもよいでしょう。また、歩くなら、ポルト・ヴェネーレからチンクエ・テッレの入口に当たるリオマッジョーレまで4時間のトレッキングコースもあります。列車の利用だと、ポルト・ヴェネーレはラ・スペツィア経由となります。ですから、宿泊プランを含めてうまく計画を立ててください。

ラ・スペツィアからポルト・ヴェネーレまでは、バス(ATCバス Linea 11P)で行くのですが、日曜日と土曜・平日はバス乗り場が違うので注意が必要です。土曜日・平日は15~30分間隔でStadio Piccoの停留所(ラ・スペツィア駅から歩いて7,8分、駅から出て西方向に進み街の中の広場から、大きな教会の前を通るニコロ・フィエスキ通りを南方向に直進して川を越えた先です)から乗ります。日曜日は30分間隔のバスがラ・スペツィア駅前の道路にある停留所(駅から道を越えた側)から乗ります。チケットはラ・スペツィアの街の中のバールで購入できます。日曜日でも開いているバールがありますから大丈夫です。チケットを買うときにバールでその日の停留所の位置を再確認したほうが良いでしょう。料金は片道1.45ユーロです。

ラ・スペツィアは人口95000人の大きな街ですから、どんな列車でも停まります。駅名はラ・スペツィア・チェントラーレと言います(ラ・スペツィアにはもう一つ小さな駅があります)。ミラノ中央駅からラ・スペツィア・チェントラーレまでは、一番早いインターシティで所要時間は3時間4分です。このインターシティは朝の7時発で10時4分に到着します。但し、ジェノヴァでローマ行きのインターシティに乗り換えます。乗換時間は10分ですから気をつけてください。ミラノ中央駅からその後の列車は、7時25分発の普通列車となり、ラ・スペツィアまで直通なのですが到着が11時32分着なり、4時間以上もかかってしまいます。ここは、早起きして7時発に乗るほうが良いと思います。その後も、ジェノヴァ乗換と直通列車が約1時間に1本あります。
ミラノへの戻りも、約1時間に1本のインターシティと普通列車があります。直通列車もありますがジェノヴァ乗換もあります。インターシティの直通列車が一番早くしかも楽にミラノへ戻れます。ミラノ行きの直通に乗れない場合でも、ジェノヴァまで行けば、ミラノ方面への列車は夜の9時過ぎまで1時間に1~2本あります。
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Author:matsuohj (パパロンチーノ)
2008年10月20日から2010年8月23日までの1年10カ月ミラノに滞在。その期間、北イタリアを中心に115ヶ所の街を訪ねました。それも、ほとんどが公共交通機関を利用したものです。この経験で得た情報を一人でも多くのイタリア好きの人に伝えるためのブログです。

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