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2010-11-13(Sat)

カステッラロ・ラグセッロ

4月に入って天気の悪い日が続いています。この日も朝は晴れていましたが、午後から雨の予報でしたので、なるべく東に行けば雨が降るのも遅くなると考えて、ガルダ湖の南、ロンバルディア平野の真ん中にあるカステラッロ・ラグセッロに向かいました。この村もイタリアの「最も美しい村」に選ばれている人口450人ほどの小さな村です。最寄のイタリア国鉄の駅はガルダ湖の玄関であるデセンツァーノですが、この村はロンバルディア州マントヴァ県に属しています。但し、マントヴァからは30キロも離れています。午後には雨となる予報が出ていましたので、この日はバスを待たずにデセンツァーノ駅前からタクシーに乗りました。この周辺は、ロンバルディアの領主(ミラノのヴィスコンティ家、マントヴァのゴンザーガ家等)とヴェネツィア共和国との争いの場となったところで、平野にある丘の上には必ずと言って良いほどお城があります。タクシーでカステラッロ・ラグセッロに向かう間にも、丘の上にあるお城がいくつか目に入ります。途中下車して観光したい気持ちを抑えながら、20分ほどでカステラッロ・ラグセッロに到着しました。

カステラッロ・ラグセッロは11-12世紀のヴェローナの支配下のときにお城と城壁が建てられ、その後、ミラノ、マントヴァの支配が交互に続きましたが、14世紀中旬にヴェネツィアに屈して城壁を除いた防衛システムは取り去られ、競売によって貴族の持ち物になり現在に至っています。城壁の外の広場でタクシーを降りて、レストランと土産物屋が数件並ぶ参道のような1本道を数分進むと堅固な城壁に囲まれた村が見えます。道の延長にある石の橋の先に村へ入る城門があり、そこから村の中に入ることが出来ます。この石の橋は17世紀まで跳ね橋だったそうで、城壁を見て、ヴェネツィア共和国は、良くこれだけ堅固な村を攻め落とせたものだと感心してしまいます。
03042010_C05_カステラッロ帰り_001 03042010_C01_カステラッロ入口_002 03042010_C01_カステラッロ入口_003

城壁の中には、村人の民家はもちろんのこと、教会もあります。この教会には木製のマリア様の像があり、この教会の本尊となっているそうです。教会の直ぐ横に木彫り彫刻の作業場兼店があり、そこで彫られた木彫りのマリア像を売っていました。木彫りの像はこの村のシンボルかもしれません。また、古い農家を改造したような、村の小さな民芸品を売っている土産物屋が1件だけありました。村には家族連れのイタリア人観光客が十数人いましたが、石造りの建物が続く村の通りには静かな田舎の村の雰囲気が漂っています。
03042010_C01_カステラッロ入口内側_001 03042010_C01_カステラッロ入口内側_002 03042010_C02_カステラッロ教会_001
03042010_C02_カステラッロ教会_002 03042010_C03_カステラッロ城内街並_025 03042010_C03_カステラッロ城内街並_005

数十メートル歩くと村の一番奥の広場に到達します。広場には大きなレストランがありました。その横には石塀で囲まれた大きな貴族の宮殿がありますが、鉄格子の門は閉まっています。この宮殿の南側にはハート型の湖があるのですが、そこにも鉄格子の門があって、湖の傍には行けません。イタリア人観光客が、宮殿の管理人と話をしていたので中に入れるかもしれないと期待したのですが、どうも、交渉不成立だったようで、イタリア人観光客も中に入るのを諦めたようです。仕方なく、イタリア人観光客と一緒に鉄格子の門から宮殿と綺麗な庭園を覗くしかありません。鉄格子の門以外は立派過ぎるくらい大きくて高い城壁が連なっていますので湖畔も門から覗くしかありませんでした。
03042010_C03_カステラッロ城内街並_007 03042010_C03_カステラッロ城内街並_010 03042010_C03_カステラッロ城内街並_014

それでも諦めきれずに、今度は村の外に出て、村を迂回して湖の方に向かいました。しかし、湖の周りには畑が広がっていて、畦道もなく、おまけに、湖の近辺は宮殿を所有する貴族の私有地なので、全く近くには行けません。従って、村の東と西からこの城壁で囲まれた村を見ることしか出来ませんでした。もうちょっと観光に力を入れれば、こんな綺麗なところですから、いくらでも観光客を呼べると思いますが、まだ、今は貴族の私有地であり、実際にここに住んでいますのでどうしようもありません。
03042010_C04_カステラッロ城外_002 03042010_C04_カステラッロ城外_006 03042010_C04_カステラッロ城外_007

仕方なく、バス停のある広場に戻り、近くのバールで一休みして、バールのご主人のお勧めのこの村で造られた白ワインを賞味しました。美味しいワインを飲みながら、バスの出発時刻を聞くと、土曜日でもその日は学校が休みだったようでバスはないとのこと。バールの主人にタクシーを読んでもらってデセンツァーノ駅に戻りました。
結局、行きも帰りもタクシーになってしまったのですが、往復とも30ユーロとそれほどの料金ではなかったので“良し”としましょう。それに、気にしていた雨も、デセンツァーノ駅に戻るまでは降ってこなかったので、文句は言えません。
ミラノからデセンツァーノまでの往復は、シルミオーネの時に説明したとおりです。
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Author:matsuohj (パパロンチーノ)
2008年10月20日から2010年8月23日までの1年10カ月ミラノに滞在。その期間、北イタリアを中心に115ヶ所の街を訪ねました。それも、ほとんどが公共交通機関を利用したものです。この経験で得た情報を一人でも多くのイタリア好きの人に伝えるためのブログです。

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