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2010-11-17(Wed)

ザヴァッタレッロ

ザヴァッテレッロはロンバルディア州パヴィア県にある人口が1000人余りの小さな村です。但し、エミリア・ロマーニャ州ピアチェンツァ県のボッビオに近く、歴史的にはボッビオの影響を強く受けています。10世紀に神聖ローマ帝国のオットー一世がこの地をボッビオの聖コロンバーノ修道院に与えたことからザヴァッタレッロの歴史が始まります。12世紀にピアチェンツァに支配が移り、13世紀にこの難攻不落の城が建てられました。しかし、14世紀にミラノのヴィスコンティ家に支配が移りジャコポ・デル・ヴェルメが城に入ります。ヴェルメ家は1975年に村に引き渡すまで、この城を維持していたそうです。第2次世界大戦で多少のダメージを受けましたが、ほぼ、建築当時のままで今日まで維持されている珍しいお城なのです。ヴァルツィからのバスはヴァルツィを過ぎると直ぐに山を登り始めます。いくつかの山と葡萄園が広がる渓谷を通り過ぎた後に、角ばっている頂上の高い山が見えてきました。それがザヴァッテレッロです。角ばっている頂上がお城であることも、近づくにつれてはっきりとわかってきます。天気がよければ景色もより素晴らしいのでしょうが、それだけが残念です。村外れの古い教会からの景色が最高です。
24042010_Z01_ザヴァッテレーロ外_008 24042010_Z02_ザヴァッテレーロ教会_006 24042010_Z01_ザヴァッテレーロ外_010

バスはお城への登り口の広場の停留所まで連れてきてくれました。お城への上り口には城門があり、そこに「最も美しい村」の看板が出ています。即ち、この門を潜った先が「最も美しい村」になっていたのです。城壁で囲まれたお城のある山の斜面には、寄生虫のように石で造られた中世の民家が建ち並んでいます。狭い階段の路地が迷路のようになっています。標識もないので、これではどの路地を進めばよいのかわからず、お城まで辿り着けそうにありません。ここの住人は数十人しかいないと思われますが、やっと見つけたここの住人らしきお年寄りに道を聞いて、何とかお城へ続く道を見つけました。
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城に着くと20人ほどの団体の観光客が何かを話しています。お城の入口が閉まっていましたので、多分予約していなかったために入れなかったのでしょう。このお城への入場は団体で、しかも予約が必要なのです。しかも、この日は午後2時半からガイド付きツアーが1回だけと書いてあります。団体客は不満そうな顔をして帰っていきました。やはり、観光化されていない小さな村はこちらの思い通りには行きません。こちらも、お城の周りの公園を散策して、お城と周りの景色を眺めて帰ることにしました。ここも、やはり、「最も美しい村」に選ばれているだけあって、自然に同化した素晴らしいところです。
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ザヴァッタレッロへはヴァルツィからバスに乗っていきました。所要時間30分で料金は1.65ユーロです。でも、土曜日なのに、このバスは午後1本しかなく、しかもヴァルツィに戻るバスは夜までありません。親切な運転手さんがほとんどしゃべれない英語を駆使して、ヴァルツィを出るときに教えてくれましたので、帰りは、代案として考えていたザヴァッタレッロからパヴィア行きのバスに乗ることにしました。そんなわけで、帰りは、これも午後1本しかないザヴァッテレッロからパヴィア行きのバスに乗ってパヴィアに出ました。こちらは、所要時間2時間の長距離バスで料金も4.6ユーロです。この日は、ずっと曇り空で天気には恵まれなかったのですが、皮肉にも、パヴィア行きのバスに乗った途端に雲が切れて青空が見えてきました。パヴィアまでは幾つもの山と谷を越えて、幾つもの葡萄園とワインの街を越えて、バスは走っていきます。今まで乗ったバスでは一番の長距離でしたが、周りの景色を楽しむことが出来ました。
今回は、バスの多い難しい旅でしたが、トラブルもなく、効率的にイタリアの田舎巡りが出来ました。もう、どこでも行ける自信にもなりました。

パヴィアからミラノへはいつものイタリア国鉄です。本数も多く待ち時間もほとんどなかったので、20分でミラノのロゴレド駅に到着しました。要するに、ザヴァッタレッロは、近くて遠いところだったのです。ミラノの近くの本当の意味での田舎だったのです。
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Author:matsuohj (パパロンチーノ)
2008年10月20日から2010年8月23日までの1年10カ月ミラノに滞在。その期間、北イタリアを中心に115ヶ所の街を訪ねました。それも、ほとんどが公共交通機関を利用したものです。この経験で得た情報を一人でも多くのイタリア好きの人に伝えるためのブログです。

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