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2010-11-28(Sun)

シエナ

イタリアで、ローマ・ヴェネツィア・フィレンツェを除いて、シエナはヴェローナの次に、日本人観光客の人気が高い街です。シエナに行った人で、この街を褒めなかった人は誰もいません。期待も高かったのですが、その期待を裏切ることはありませんでした。サン・ジミニャーノから遅れること5年、1995年に世界遺産に登録されました。

サン・ジミニャーノからシエナに着いたのは小雨降る土曜日の夕方でしたが、それでも、この街には観光客が溢れていました。バス停の直ぐ近くにあるホテルに直行すると、その日はセリエAのサッカー最終戦の前日で、ミラノのインテルが同じホテルに到着するところでした。シエナであるにもかかわらず、インテルのファンがホテルを取り巻いて大変な騒ぎでした。同じホテルの客という特権もあり、インテルのスター軍団を間近で見ることが出来たのはラッキーでしたが、おかげでチェックインが遅れてしまいました。直ぐにホテルを出ると、小雨に煙る世界一と言われるカンポ広場に向かいました。扇型をしたこの広場は扇の要となる一番低いところにブッブリコ宮殿があり、マンジャの塔が聳えています。要から9つの方向に放射線状に伸びた登り勾配の扇の先に外周路があり、その外側にカフェが並んでいます。広場は、雨に濡れたレンガ色の表面にお店の明かりが反射して輝いているようでした。やはり、この広場は世界一かもしれません。でも、個人的にはヴィジェーヴァノの広場の方が好きかも知れません。難しいところです。その日は、カンポ広場近くのスローフード・レストランで翌日の昼食の予約を取って、ホテルに戻りました。
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翌日は雨もやみ、徐々に晴れ間が出てくる陽気でした。朝食後直ぐに、昼食までにカンポ広場に戻るような観光コースを考えて、街を歩き始めました。15世紀中旬に建てられたサン・ドメニコ教会には、シエナの聖人でイタリアの第1聖人でもある聖カテリナの礼拝堂があります。まだ、このサン・ドメニコ教会とシエナのドゥオモの間には深い谷があって、サン・ドメニコ教会からドゥオモのあるシエナの中心部がとても綺麗に見えます。ここはシエナの街を見るベスト・ポイントかもしれません。
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続いて、聖カテリナの生家を訪ねました。聖カテリナは18歳でキリストに純潔を捧げる決心をして修道院に入り、キリストと同じ年齢33歳で亡くなるまで、祈りと瞑想と弱者の救済に一生を捧げた人です。サン・ドメニコ教会からシエナの市街地方向へ谷を降り、何の変哲もない門を入ると、そこが生家でした。その奥に教会と礼拝堂があります。教会では、キリストから祝福を受けている聖カテリナの絵が印象的です。教会の反対側にある礼拝堂は、生家の台所だったところですが、壁はシエナ派の画家による聖カテリナを描いた絵画で飾られ、床はマヨルカ焼のタイルで覆われています。この礼拝堂は教会よりも印象的でした。
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一旦、谷底まで降りて、そこからシエナの市街地のある丘を登ります。丘の上にある城壁の中が旧市街です。石畳の道の両側には古い建物が並んでいます。今度は、反対側の丘の上にサン・ドメニコ教会が綺麗に見えます。城壁内の石畳の道を歩いているうちに、道の先にドゥオモが見えてきました。
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シエナは16世紀中旬に降伏するまで、長い間フィレンツェに対抗してきた街です。この街のドゥオモも、フィレンツェのドゥオモ完成後に、それ以上の規模のドゥオモに拡張しようと工事を始めたのですが、疫病や飢饉により資金難に直面して途中で挫折してしまったのです。その時に建てられた高い壁がドゥオモ広場に入るアーチとして残り、一部の建物が現在のドゥオモ博物館となっています。このドゥオモ広場では見どころがいっぱいあります。ドゥオモの教会内部、礼拝堂、クリプトと併設されているドゥオモ博物館及びドゥオモの前にあるサンタ・マリア・デッラ・スカラ(教会と美術館)がすべてカバーされている共通券(12ユーロ)があります。すごい数の展示物がありますので全部見るのは大変です。この点でもフィレンツェと張り合っているのかもしれません。
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その中で一番印象深かったのは、拡張工事の遺物でもあるドゥオモ広場の入口にあるアーチの上からの景色です。ドゥオモ博物館の中からここに登ることが出来ます。ここから、シエナの街及びその周りの景色が一望できます。真下にある美しいドゥオモ、先ほどのサン・ドメニコ教会、カンポ広場とマンジャの塔も良く見えます。シエナではマンジャの塔に登るのが通常の観光コースですが、登るのが大変なマンジャの塔よりもこちらのほうが良いかもしれません。
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ドゥオモの内部の見学だけを後の楽しみに残して、予約したスローフード・レストランに向かいました。今度はトスカーナの赤ワインにピチと呼ばれる太目のパスタと牛の内臓(トリッパ)料理です。要するに日本だと、焼きうどんと牛筋の煮込みです。日本人好みの最高の味でした。食後はカンポ広場をぶらついて、ジェラートを食べながらお土産屋を冷やかして歩きました。シエナには、ブッブリコ宮殿にも美術館があり、国立絵画館もありますが、ドゥオモ博物館を見ればもう十分です。マンジャの塔もパスして、最後にドゥオモに戻りました。
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シエナのドゥオモは、一言で言うとミラノのドゥオモを小型にしたようなものです。でも、単に縮小したのではなく、小さくした分だけすべてが凝縮されていて深みがあります。特に素晴らしいのが床の装飾です。このドゥオモは見る価値が十分でした。
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シエナからフィレンツェへの戻りはバスを使いました。ポッジポンシ経由ですが、バスの乗換えはありません。フィレンツェまで1時間半かかり、料金は7.1ユーロでした。ポッジポンシを経由しない、フィレンツェまで直通のバスもあるようです。時間は短縮されますが、料金は少し高くなるとのこと。バスのチケットはバス停近くのタバッキで購入しました。トスカーナ地方のバスの旅も捨てたものではありません。一面の葡萄畑の中に、針杉に囲まれた農家がぽつんとある光景、丘の上にはサン・ジミニャーノに負けないくらいの城壁に囲まれた村も見えます。まだまだ、第2、第3のサン・ジミニャーノが出番を待っているようです。フィレンツェ郊外まで来ると、フィレンツェの街の周りの城壁も見ることが出来ます。この辺りも、小さな街や村を訪ねようと思ったらいくらでもありそうです。
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Author:matsuohj (パパロンチーノ)
2008年10月20日から2010年8月23日までの1年10カ月ミラノに滞在。その期間、北イタリアを中心に115ヶ所の街を訪ねました。それも、ほとんどが公共交通機関を利用したものです。この経験で得た情報を一人でも多くのイタリア好きの人に伝えるためのブログです。

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