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2010-12-10(Fri)

ヴォゴーニャ

ヴォゴーニャは、スイス国境の街ドモドッソーラの1つミラノ寄りにある人口1700人のピエモンテ州所属の小さな村です。ここもイタリアの「最も美しい村」に選ばれています。このアルプスの麓の村は、夏でも涼しいような気がするのですが、トーチェ川流域のオッソーラ渓谷の盆地に位置しているので、逆に非常に暑いところでした。14世紀にこの村はミラノ支配の下、隣のドモドッソーラに対抗してヴィスコンテオ城を中心に城壁で囲まれた力のある街でしたが、19世紀初頭にこの地域の管轄権を失ってからあっという間に衰退して、今のような小さな村になってしまいました。

この辺りはアルプスの山々がとても綺麗なので、「最も美しい村」の観光だけでなく、素晴らしい山々の景色が迎えてくれます。この日も最高の天気で、ドモドッソーラ行きの列車がマッジョーレ湖を過ぎた辺りからは、車窓から目を離すことが出来ませんでした。ヴォゴーニャの駅はタバッキもない田舎の無人駅でした。
04072010_01_車窓からの景色_002 04072010_18_Vogogna駅からの景色_002 04072010_02_Vogogna駅と駅前_003

駅から「最も美しい村」のガイドに従って、紀元1000年に建造されたサン・ピエトロ礼拝堂を訪ねたのですが、街から離れた本当に小さな礼拝堂で、しかも中に入ることが出来ず、ガイドに書いてあった15世紀のフレスコ画も窓から覗いて見えた程度でちょっと期待はずれでした。礼拝堂から村方向に戻ると、村の入口には古い小さな井戸と礼拝堂がありました。こちらの井戸と礼拝堂のほうがサン・ピエトロ礼拝堂よりも趣があります。ここから先は、今では小さな村でしかないのですが、14世紀の旧市街なのです。
04072010_03_サンピエトロ礼拝堂_001 04072010_04_Vogogna入り口_007 04072010_04_Vogogna入り口_008

過去の栄光を証明するかのように、この村には立派な丘の上のヴィスコンテオ城と大きな教区教会があります。その横を通り抜け、まずは、旧市街の散策です。旧市街のメインストリートはローマ通りで、この両側には14世紀に建てられたプレトリオ宮殿、サンタ・マルタ教会、マルケサと呼ばれる旧家があります。
04072010_07_Vogogna街並み_009 04072010_08_サンタマルタ教会_001 04072010_07_Vogogna街並み_004

この村は、山の斜面に、山と平行に約200メートル長細く築かれていて、一番高いところにヴィスコンテオ城があり、直ぐ下の段にローマ通り、その下にはソプラ・レ・ムラと呼ばれる路地、一番下の段にあるのが城壁に沿ったソット・レ・ムラと呼ばれる路地と、3本の高さの違う石畳の小路が平行に走っています。石で造られた村人の民家はそれらの通りの間の斜面に建てられています。こういう村を歩くのは、一番の楽しみです。
04072010_07_Vogogna街並み_002 04072010_09_Vogogna街並み_011 04072010_09_Vogogna街並み_010

一通り村を歩いた後に、14世紀に建てられたヴィスコンテオ城まで登っていきました。一番高いところにあり、村のどこからでも良く見えていた堂々たるヴィスコンテオ城は、お昼になって門は閉ざされていました。
04072010_09_Vogogna街並み_014 04072010_10_ヴィスコンテオ城_002 04072010_10_ヴィスコンテオ城_004
04072010_10_ヴィスコンテオ城_006 04072010_10_ヴィスコンテオ城_010 04072010_10_ヴィスコンテオ城_007

実は、この日の目的地はヴィスコンテオ城ではなくその先にあったのです。城の脇の山道を登り、山の中腹にある標高350メートルのジェネストレド村を目指しました。細く急な登り坂でしたが、何とか到着すると、期待通り、ジェネストレド村にある建物全てが石造りで、600年前に戻ったように中世そのままの小さな村なのです。村の小さな広場にはマリア様と冷たい山の湧き水が待っていてくれました。ここを通る観光客は全員この冷たい水で顔や手足を洗い、マリア様にお祈りして次の目的地に向かうのです。
04072010_11_ジェネストレオ村_003 04072010_11_ジェネストレオ村_008 04072010_14_ジェネストレオ村戻り_002

ジェネストレド村からは平坦な山の裾野の道が続きます。この先には10世紀に建てられた城砦跡(ロッカ)があります。山の裾野の道からの景色は最高です。しばらく歩くと、先の山の崖淵にロッカが見えてきました。村までは何人かいた観光客が、この辺りに来ると誰もいなくなってしまいました。ロッカは、誰も管理をしていない城砦の廃墟です。手前に公園がありますが、そこにも誰もいません。
04072010_12_ロッカへの道_003 04072010_12_ロッカへの道_002 04072010_12_ロッカへの道_009

廃墟の中に入ると“ボン・ジョルノ”と声がかかり、その声の先でイタリア人の中年夫婦が水着で日光浴をしていました。こちらも挨拶をして崖淵に向かうと、そこからの景色は百万ドルでした。水着のイタリア人夫婦も“ベッラ、ベッラ”と言っています。ここまで1時間かけて山を登ってきた甲斐があります。
04072010_13_ロッカ_010 04072010_13_ロッカ_022 04072010_13_ロッカ_012
04072010_13_ロッカ_018 04072010_13_ロッカ_023 04072010_13_ロッカ_021

ヴォゴーニャに行くには、ミラノ・ポルタ・ガリバルディ駅からドモドッソーラ行きの普通列車が便利です。所要時間は1時間50分で料金は7.45ユーロです。但し、午前中は本数が少ないので注意してください。午後は2時間に1本ありますからミラノへの戻りは問題ありません。ヴォゴーニャ駅は無人駅でタバッキもありませんので、チケットはミラノで往復を買っておいたほうが良いと思います。この列車はマッジョーレ湖の西岸を通り、その先は山の谷あいを走りますので、車窓は素晴らしく、長く乗っていても飽きません。
ヴォゴーニャ駅では、チケットの打刻機が壊れていましたので、仕方なく手書きでチケットに日時を書き込んでおきました。
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Author:matsuohj (パパロンチーノ)
2008年10月20日から2010年8月23日までの1年10カ月ミラノに滞在。その期間、北イタリアを中心に115ヶ所の街を訪ねました。それも、ほとんどが公共交通機関を利用したものです。この経験で得た情報を一人でも多くのイタリア好きの人に伝えるためのブログです。

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