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2012-04-25(Wed)

イタリアの旅行計画、その8(列車のトラブル編)

3週間ぶりの更新となってしまいました。多少、ネタ切れを感じている為に、最近は更新するのもちょっと考えてしまいます。先日、渋谷の文化村ミュージアムでダ・ヴィンチ展を見て来ました。なかなか充実していて、十分に見ごたえがありました。まだ、行っていない人は是非行ってください。6月10日までです。パルマの美術館で初めて会ったダ・ヴィンチの「ほつれ髪の女」との再会は、本当に涙が出そうになりました。

イタリアで、公共交通機関を利用して旅をするのは大好きでした。その理由は、第一に、街歩きも同じですが、公共交通機関を利用することでイタリアの人と文化を身近に感じられることです。そして、もちろん、日本に比べるとずっと安い料金で遠くまで行くことが出来ることです。しかし、その反面、いろいろなトラブルに巻き込まれることになります。

イタリアの交通機関のトラブルは、旅行者だけではなく、イタリア人にとってもトラブルなのです。そんなトラブルを通じて、イタリアの文化だけでなく、良い意味でも悪い意味でもイタリア人と接する機会が多くなり、イタリアを知る良い機会となります。特に、トラブルに巻き込まれるときほど、人の温かみを肌で感じることが出来るのです。ですから、「日本じゃこんなトラブルには合わない。イタリアの交通はどうしようもない」と、否定的にとらえないで、トラブルに逢ったおかげでいろいろな体験が出来て、「イタリアをより深く知ることが出来た」と肯定的にとらえましょう。

それでは、今回は列車のトラブルです。久しぶりにランキング形式でトラブルを紹介します。もちろん、悪いトラブルの順に並べています。

1. ミラノのドゥオモ駅での引ったくり
まだ、ミラノに来て4カ月くらいの時で、日本から持ってきた平和ボケが抜けていない頃でした。ドゥオモの地下鉄駅でM3からM1に乗り換えるエスカレーターにおいて5人組の男の窃盗団に取り囲まれて財布を取られました。周りに何人もの人がいるところで両手両足を押えられて、無理やりポケットの財布を取られたので、防御のしようがありません。それでも、その中の1人を捕まえて、英語で財布を返せと叫んだところ、現金だけ抜いて財布を遠くに投げて逃げて行きました。カードも入っていたのですが、取られたのは現金(300ユーロほど)だけだったので、良い勉強をしたと前向きに考えることにしました。今後の対策として、50ユーロほど入れた、取られても良いダミー財布を持つことにしたのですが、これ以降1年半は、平和ボケが抜けて隙が無くなったのか、何も起こりませんでした。まあ、今考えてみると、しょっぱなの良い経験だったのですね。その日は、旅行を取りやめて、無一文で家に帰りました。従って、写真はミラノの地下鉄とドゥオモです。
M3_ドゥオモ広場_09 M3_ミラノドゥオモ広場_01 M3地下鉄サンドナート駅_005

2. 無賃乗車その1(ブレーシアからのローカル線)
ミラノからブレーシアへの特急列車が30分も遅れて、ブレーシアからカーポ・ディ・ポンテに向かう私鉄(ノルド線)の出発時間を大幅に過ぎていました。もう諦めて、この日はブレーシアの街を観光しようと思っていたのですが、一応、私鉄のホームに行ってみると、さすがにイタリアですね、その列車の出発も遅れていてまだホームに列車がいたのです。それも、すぐに出発しそうだったので、切符も買わずに飛び乗りました。これが初めての無賃乗車でした。車内で、イタリア語しかできない車掌さんに、英語と身ぶり手ぶりで事情を説明して、何とか罰金無しで清算してもらいました。ブレーシアに戻る時も、カーポ・ディ・ポンテは田舎の無人駅だったので、切符が買えずに困っていると、待合室で一緒だった綺麗な初老のご婦人が持っていた途中までの切符を売ってくれました。しかも、そのご婦人は車掌さんに事情も説明してくれたので、問題なくブレーシアまでの清算が出来ました。もちろん、罰金無しで戻ることが出来ました。ちょっとしたトラブルのおかげで、親切なご婦人と車掌さんのお世話になり、素晴らしいふれあいを体験できました。写真はカーポ・ディ・ポンテの景色と線刻画です。
22_カーポディポンテ街並_09 22_カーポディポンテ風景_01 22_教会からの景色_05

3. 無賃乗車その2(マントヴァ行きの列車)
朝の6時50分発の列車でマントヴァに行く予定で、ミラノ・ロゴレド駅で切符を買おうとしたのですが、日本では考えられない事ですが、列車は運転していますが、駅の切符売り場は7時からとのことで閉まっています。おまけに、よくあることですが、3つある自動販売機の全部が故障中で使えません。仕方なく、切符なしで列車に乗り、車掌さんが来るのを待ったのですが、朝早すぎた?為か、やっとクレモナを過ぎたあたりで車掌さんが来ました。例によって、英語がわからない車掌さんに英語と身ぶり手ぶりで説明して、何とか理解してもらって清算したのですが、金額がちょっとだけ高いのです。車掌さんがイタリア語で高い理由を説明してくれていたようですが、その時は理解不能でした。でも、後で考えてみると、車掌さんはクレモナから乗って来たので、ミラノ・マントヴァ間の清算ではなく、ミラノ・クレモナ間とクレモナ・マントヴァ間の清算をしたのです。従って、ちょっとだけ高くなったようです。まあ、仕方ないですね。それにしても、イタリアでは、列車の発車時刻に関係なく、切符売り場や車掌さんの勤務時間が決まっているようです。これも、良い経験です。写真はマントヴァです。
33_エルベ広場_01_ロトンダ 33_ソルデッロ広場_03_ドゥカーレ宮 33_テ宮殿_02

長くなったので、後半の2つのトラブルは次回に回します。
今考えてみると、その時は、困ってしまいますが、親切なイタリア人に救われた時は本当に助かります。カーポ・ディ・ポンテで助けてくれた初老の綺麗なご婦人は、田舎の人とは思えないファッショナブルで本当に素敵な人でした。こういうふれあいがあるから、トラブルがあっても楽しい思い出になってしまうのです。

今回の締めは列車と駅の写真です。写真左はブレーシアからアルプスの山々に向かう私鉄列車のノルド線です。この綺麗な列車に乗ってカーポ・ディ・ポンテまで行きました。イタリア国鉄の普通列車は汚いのですが、私鉄は綺麗なのです。写真中は有名なミラノ中央駅、2010年8月には修復が終わり、綺麗になりました。そして写真右はミラノ中央駅から乗ったユーロスターの車内です。ユーロスターも綺麗ですよ。
ブレシア駅ノルド線_02 ミラノ中央駅_01 列車_ユーロスター01

最後に、住んでいたところに一番近いイタリア国鉄駅ミラノ・ロゴレド駅の写真を3枚つけます。この駅も新しくて綺麗でした。そして、一番利用した駅でもあります。
列車_ロゴレド駅_007 列車_ロゴレド駅_008 列車_ロゴレド駅_009

次回のトラブルをお楽しみに。
2012-04-03(Tue)

イタリアの旅行計画、その7(宿泊旅行編)

その6までは、ミラノからの日帰り旅行の計画でしたが、今回は、ちょっと足を延ばしたミラノからの1、2泊旅行の計画を紹介します。

日帰り旅行ではちょっと厳しい距離にある街や、観光資源が多くてじっくりと観光したい街に行く時は、土・日曜日の2日を使って1泊旅行又は3連休を使って2泊旅行を計画しました。列車は時間の許す限り安価な普通列車を使い、宿は寝るだけですから、なるべく(シャワーだけの)安いホテル(2つか3つ星)をネットでブッキングしました。

1. ミラノ――>ルッカ――>アッシジ(泊)――>アレッツォ――>ミラノ
ミラノからジェノヴァに出て、乗り換えて東リヴィエラ海岸沿いにヴィアレッジョに出ます。ヴィアレッジョからバス約50分でルッカ(写真左)に到着します。この経路は金額も安いうえ、ミラノからでもルッカに午前中に到着することが出来ます。ルッカからフィレンツェまでは列車で行き(約1時間半)、乗り換えて、アッシジ(写真中)まで約2時間半の列車の旅です。アッシジの駅からアッシジの旧市街まではバスで15分ほど、この日、実際にアッシジに到着したのは夜の9時過ぎでした。次の日は早起きしてアッシジ観光後、午後、フィレンツェ行きの列車に乗って、中間地点にあるアレッツォ(写真右)に行き、観光した後、フィレンツェからはユーロスターでミラノに戻りました。2日間、朝早くから夜遅くまで遊んだので、結構ハードな旅でした。でも、3か所全部が素晴らしいところで大満足の1泊2日でした。
00_ルッカ_ドゥオモとドゥオモ広場_004 00_アッシジ城外景色_009 00_アレッツォ・グランデ広場_006

2. ミラノ――>ウルビーノ(泊)――>ラヴェンナ――>ボローニャ――>ミラノ
ミラノから直通のユーロシティでもペサーロまで約3時間45分かかります。更に、ペサーロの駅前からウルビーノ行きのバスに乗り、所要時間1時間強でウルビーノの城壁の外の広場に着きます。ですから、日帰りはちょっと無理です。それに、ウルビーノ泊なら、その日の午後から夜遅くまでたっぷりとウルビーノを散策できます。帰りも、ユーロシティの直通がありますが、普通列車を利用してリミニ経由でラヴェンナに行き、モザイクを見た後、ボローニャに出てユーロスターでミラノに戻ると、2つの世界遺産を訪ねる充実した1泊旅行となります。写真はウルビーノです。
ウルヴィーノ 006 ウルヴィーノ 125 ウルヴィーノ 176

3. ミラノ――>ヴェローナ(泊)――>トリエステ(泊)――>アクィレイア――>ミラノ
3連休を利用した2泊旅行です。午前中にユーロスターでミラノからヴェローナ(写真左)に入り、その日の午後をたっぷり観光して、夜は夏の野外オペラを鑑賞して1泊しました。次の日の朝のユーロスターに乗りヴェネツィアで乗り換えてトリエステ(写真中)まで普通列車で行き、ミラマーレ城とトリエステの街を観光して1泊します。次の日は、普通列車でチェルヴィニャーノ・デル・フリウリへ、そこからバスでアクィレイア(写真右)に行って観光後、チェルヴィニャーノ・デル・フリウリに戻り、ヴェネツィアまで行きユーロスターに乗り換えてミラノまで戻る行程です。ヴェローナは、以前にも来ているので、あまり観光していませんが、初めてなら半日では全然足りません。この行程にヴェネツィアまで入れたら、もう1泊ですね。
11_ヴェローナ 042 11_トリエステ 245 11_アクィレイア 293

4. ミラノ――>ジェノヴァ(泊)――>ピサ――>フィレンツェ――>ミラノ
ミラノからジェノヴァは普通列車でも1時間35分ほどです。ジェノヴァ(写真左)は見どころも多いうえ、食べ物も美味しいので、ゆっくりしたいところです。たっぷりと、ジェノヴァを観光して美味しいものを食べたら、1泊して、次の日の朝のインターシティで美しい地中海を眺めながら東リヴィエラ海岸を2時間半も乗ればピサ(写真中)に着きます。ピサの駅前からバスでミラーコリ広場まで10分弱です。本数も多いうえ、たくさんの観光客が利用していますので間違えることはありません。ピサからは、1時間20分でフィレンツェ(写真右)に行く普通列車が1時間に2本くらいあります。フィレンツェからはユーロスターでミラノまですぐ(1時間45分)です。でも、折角だから、フィレンツェでもう1泊しても良いと思います。
22_ジェノヴァ_001 22_フィレンツェ_002 22_フィレンツェ_003

5. ミラノ――>ラ・スペツィアとポルト・ヴェーネレ(泊)――>リオ・マッジョーレからチンクエ・テッレ――>モンテ・ロッソ――>ミラノ
世界遺産でもあるポルト・ヴェーネレとチンクエ・テッレは1,2泊してゆっくりと歩いてみたいと誰もが考えます。1泊するなら、どこが良いか迷うところですが、私はラ・スペツィアの駅のそばのホテルをお勧めします。ミラノからラ・スペツィア・チェントラーレ駅までは、直通のインターシティで3時間強です。ラ・スペツィアからポルト・ヴェーネレまでは、バスで30分ほどです。素晴らしいポルト・ヴェーネレをゆっくり観光して、ラ・スペツィアに戻って1泊し、次の日の朝に普通列車でリオ・マッジョーレに行きます。そこからは、歩いても、船に乗っても、列車に乗ってもかまいません。ゆっくりとチンクエ・テッレを味わってください。チンクエ・テッレの最後の街はモンテ・ロッソです。そこから列車に乗ってミラノに戻ります。
33_チンクエテッレ 034 33_チンクエテッレ 225 33_チンクエテッレ 274

6. ミラノ――>ヴェローナ乗り換えトレント経由――>ボルツァーノ(泊)――>ソプラ・ボルツァーノ――>レノン――>ボルツァーノ――>ミラノ
世界遺産のドロミティを見ようと思って起てた計画ですが、実際には、天気は良かったのですが、レノンから見たドロミティは雲がかかっていて良く見えませんでした。それでも、イタリアよりもドイツの雰囲気が強く出ているボルツァーノの街並、南チロルと呼ばれているソプラ・ボルツァーノからレノンにかけてのレノン鉄道から美しい景色を眺め、南チロルの雰囲気の中でアースピラミッドやドロミティを見ながらのトレッキングは、絶対にお勧めのコースです。もっと時間がとれるなら、ヴェローナでも1泊してゆっくり世界遺産の街を観光しても良いですね。
ボルツァーノ_007 ソプラボルツァーノ_レノン_007 ソプラボルツァーノ_レノン_017

次回は、公共交通機関を利用した際に、実際に直面したトラブルとその対処方法をまとめるつもりです。
2012-03-20(Tue)

イタリアの旅行計画、その6(日帰り旅行編)

イタリア旅行計画、その1~5は、全て、ミラノからの日帰り旅行です。日帰り旅行だけでなくミラノから宿泊旅行も何度かしていますので、それらの旅行計画も別途紹介したいと思っています。今回は、ミラノからの日帰り旅行計画の総まとめをしたいと思います。前にも書いたように、当初は、まだ慣れていない事もあり、日帰りで帰ることを優先して、それほど遠くまで行くことが出来ず、比較的簡単に行くことが出来る近場を選んでいたのですが、だんだんと欲が出てきて、日帰り旅行の範囲がどんどんと広がっていきました。

日帰り旅行した北イタリアの州毎に纏めてみました。やはり、ミラノの周りの州へ行った回数が多いので、ミラノから近い順番に纏めています。

1. ロンバルディア州
最初は、やはりミラノのあるロンバルディア州です。ソンドリア県を除くすべての県に足を運びました。全部で38か所の街や村です。大きな街も良かったのですが、何度か紹介しているように、北はアルプスの麓、南はロンバルディア平野にある小さな田舎街にも素晴らしいところがたくさんあります。残念ながら行くことが出来ずに、多くの小さな街や村で訪ねてみたいところがまだいっぱい残っています。下記の写真は、今まであまり取り上げていないロンバルディア州の街です。写真左は、ミラノのすぐ南にある街、ローディです。日本で言えば、自由が丘みたいな女性好みの可愛い街です。中央の写真は前回でも紹介したミラノの避暑地であるコモ湖の玄関口、コモの街です。ここは如何にもイタリア人たちの避暑地・観光地ですね。右の写真は、正に珠玉の街と言えるようなヴィジェーヴァノです。ここのダ・ヴィンチが設計したと言われる広場は、イタリアで一番(個人的にはヴェネツィアのサンマルコ広場より好きです)素晴らしいと思っています。
ローディ コモ湖 ヴィジェーヴァノ

2. エミリア・ロマーニャ州
ミラノに住んでいなければ、多分、エミリア・ロマーニャ州が一番素晴らしい州であると感じると思います。知らないうちに、レッジョ・エミリア県以外の全ての県に行ってしまいました。この州を東西に横断する列車からどの駅で降りても、そこは素晴らしい観光地です。列車の路線に沿って大きな街が州の北側に点在しているのです。即ち、これらの大きな街近辺までがポー川に沿った肥沃なロンバルディア平野になっていて、大きな街の南側にはアペニン山脈が北イタリアと中央イタリアを分断しているのです。東を見ると、ポー川に沿って進み、アドリア海の沿岸にあるローマ時代からの古い街、リミニにまで達しています。この州には、ワインに加えて生ハムにチーズ及びパスタ等の美味しい食べ物、音楽や絵画に代表される芸術、多くの歴史的な建造物、また、それだけでなく、F1で有名なフェラーリやランボルギーニの工場まであります。また、山の中には、たくさんのお城が今でも昔のままにあるばかりでなく、自然と共存している歴史のある小さな街や村が各所に点在しています。写真左は、ラヴェンナの南に位置し、街の裏に石灰岩の丘があるブリジゲッラです。中央の写真は、ボローニャの南にある近代壁画芸術の街、ドッツァです。右の写真は、観光面で忘れさられている古い大きな街、ピアチェンツァです。この街には重厚な歴史を感じました。
ブリジゲッラ_城から時計塔_002 ドッツァ_Dozza村並_001 ピアチェンツァ_カヴァッリ広場_01

3. リグーリア州
リグーリア州は小さいので、中に4県しかありません。ここも知らないうちに4県全部に行っていました。ミラノからジェノヴァまでの列車は、ロンバルディア平野から山を越えてピエモンテ州アレッサンドリア県に入り、また、山を越えてジェノヴァに至ります。ジェノヴァに入ると、突然季節が変わったかのように、ミラノでは冬の弱い太陽だったのが、明るい南国の太陽になるのです。ジャノヴァから西に行くと西リヴィエラ、東に行くと東リヴィエラ海岸に続き、有名な避暑地が海岸線に並んでいます。一方、北に行くと、ピエモンテ州とエミリア・ロマーニャ州との間には高い山が並んでいて、そこには、小さな田舎街や村がひっそりと佇んでいます。この極端な2面性がリグーリア州の魅力です。写真左は、ピエモンテ州に近い山中の街ミッレシモです。とても長閑な街でした。写真中は、エミリア・ロマーニャ州に近い山中の田舎街、ヴァレーゼ・リグーレです。ここも綺麗で静かな街でした。写真右は、西リヴィエラ海岸のサン・レモ近くにある城壁に囲まれた小さな村、チェルヴォです。海岸の近くの古い街は、海賊対策の城壁があります。
ミッレシモ・ポンテ・ヴェッキオと周辺_008 ヴァレーゼ・リグーレ_フィエスキ城_011 チェルヴォ街並_003

4. ヴェネト州
この州は、前回も紹介したように、ヴェネツィアを始めとして、世界遺産にあふれています。ミラノからのユーロスターに乗ると、ユーロスターが停まるこの州の全ての駅には世界遺産があるのです。まず、写真左のヴェローナです。この街には何度でも行きたくなります。パッラーディオの街と言われているヴィチェンツァもローマ時代から古い街で、パッラーディオの建物の下にはローマ時代の遺跡が眠っているそうです。中央の写真は、街外れにあるロトンダで、アメリカのホワイトハウスのモデルとなったパッラーディオの傑作です。ヴェネツィアの手前にある街、パドヴァのプラトー・デッラ・ヴァッレ(写真右)は、ローマ時代の円形闘技場の遺跡の上に造られた公園です。ですから、当然ながら、楕円形をしています。
ヴェローナ_078 ヴィチェンツァ・ロトンダ_015 パドヴァ_プラート・デッラ・ヴァッレ_007

5. ピエモンテ州
ピエモンテ州は、北と南では別の顔を持っているように感じました。トリノの北はアルプスと湖の大自然に囲まれています。トリノから南に行くと、スローフード発祥の地らしく、農耕地が広がっています。特に、アルバ周辺ランゲ地方の葡萄畑は圧巻です。この州も全ての県に行ってしまいました。写真左は、ビエッラの近くにある聖地オローパです。ここのサクロモンテは世界遺産なのですが、地元の人にとっては、それよりも、黒いマリア様が大事なようです。中央の写真は、トリノの近くにあるサクラ・ディ・サンミケーレ修道院です。どう見ても、修道院と言うよりも砦です。ここに日本語のガイドブックがあったのにはびっくりしました。写真右は、アルバ周辺にある葡萄畑です。とにかく、この辺りには、お城と葡萄畑しかありません。でも、ここの景色は見飽きることがありません。
オローパ_旧バシリカ_01 サクラディサンミケーレ_043 ランゲ地方

6. トスカーナ州、ヴァル・ダオスタ州、トレンティーノ州
日帰りで行けるトスカーナ州の街は、今まで何度か出てきているお気に入りの街のひとつであり、2本の川の中州にある街、ポントレモーリ(写真左)しかありませんでした。ヴァル・ダオスタ州は、フランス国境のアオスタまで日帰りの範囲内ですが、今回はアオスタ渓谷にあるフランス語読みの街、バール(写真中)までしか行っていません。ナポレオンの攻撃にも耐えた難攻不落お城があるところです。トレンティーノ州は、トレントまで日帰りで行きました。その先のボルツァーノには、1泊で行っています。トレントの街からもドロミティまで見渡すことが出来ます。写真右は、トレントにある大きなお城、ブオンコンシーリョ城からの風景です。
ポントレモーリ _カステッロと景色_029 バール城と景観_016 トレント_ブオン・コンシーリォ城外観2_009

本当に、どの州も甲乙はつけられないほど大好きです。各州がそれぞれ独特な雰囲気を持っているのが北イタリアで、それぞれに他とは違う良いところがあります。それに、どの州も私が行ったところ以外にも素晴らしい小さな街や村がまだまだたくさんあります。“ふれあい”を求めて、また、そんな街を訪ねたいと思っています。

次回は、いよいよ宿泊旅行編です。
2012-03-03(Sat)

イタリアの旅行計画、その5(ミラノから簡単に日帰り旅行が出来るところ)

前回までに、大きな観光地から一気に公共バスを利用しなくては行けないような小さな田舎街(村)までを紹介してしまいましたが、今回は、もう一度基本に戻って、ミラノから簡単に日帰り旅行が出来る観光地を紹介することにします。やはり、イタリアの田舎街に行く前に、メジャーな観光地を一通り訪ねてみたい人は多いと思います。イタリアの田舎街は、それらの計画の延長線上にあります。

ミラノの周りには有名な観光地がいっぱいあります。イタリアの旅行計画、その1では、ミラノから簡単に日帰り旅行が出来る観光地として、世界遺産に登録されているトリノとベッリンツォーナを紹介しましたが、今回は、その他の有名な観光地を出来るだけ紹介するつもりです。

1. ミラノ<――>(世界遺産の街)ブレーシア、ヴェローナ、ヴィチェンツァ、パドヴァ、ヴェネツィア
ブレーシアのサンタジュリア・サンサルバトーレ修道院が2011年に世界遺産に登録されましたので、ミラノから東に走るヴェネツィアまでの路線には5つの世界遺産がずらりと並ぶことになってしまいました。あまりにも有名なロミオとジュリエットの街ヴェローナ、パッラーディオの建物が並ぶヴィチェンツァ、世界で一番古い植物園のある街パドヴァ、そして、終点がイタリアで最も人気のある観光地ヴェネツィアです。どの駅にもミラノ発のユーロスターが停まりますので、ミラノから行くのは簡単です。所要時間も終点のヴェネツィアまでが2時間半ですから、途中駅なら2時間半以内なのでそれほど時間もかかりません。但し、どの街も世界遺産であり観光スポットが多く、日帰りで全てを見尽くすところまでは行きません。しかし、その街の雰囲気を感じるのに十分な観光時間を確保する事は出来ます。写真は、上段がブレーシア(左)、ヴェローナの野外オペラ(中と右)、下段がヴィチェンツァ(左)、パドヴァ(中)、ヴェネツィア(右)です。
ブレーシャ 059 ヴェローナ132 ヴェローナ 144
ヴィチェンツァ・街並_011バシリカ パドヴァ_植物園オルト・ボタニコ風景_022 ヴェネツィア0368

2. ミラノ<――>モンツァ、ベルガモ
モンツァはミラノから普通列車で15分です。F1サーキットで有名ですが、旧市街の街並みとバラ園が綺麗なオーストリア風王宮とその周りにある公園(この公園の中にサーキットがあります)が素晴らしいのです。暇な時にぶらりと行って、ゆっくりと街歩きをどうぞ。ベルガモは、ミラノから普通列車で1時間です。ベルガモ終点の列車は本数が多いので、乗っていれば寝ていても着いてしまいます。ベルガモ駅から丘の上にある旧市街のベルガモ・アルタまではバスに乗るのですが、駅前からたくさんの観光客が同じバスに乗りますから、ついて行けば良いだけです。この世界遺産に匹敵すると言っても過言ではない美しい街への日帰り旅行は、ミラノからの日帰り旅行の予行演習としても最適です。写真は左がモンツァの宮殿、中と右はベルガモです。
モンツァ 039 ベルガモ_サンタマリア・マッジョーレ教会_14 ベルガモ_ヴィジリオの丘_02

3. ミラノ<――>ヴェレーゼ(世界遺産)、コモ
マルペンサ・エクスプレスが到着するミラノ・カドルナ駅から私鉄のノルド線で、ミラノから一番近い湖水地方のリゾート地、ヴェレーゼとコモに1時間ほどで行くことが出来ます。両方とも終点ですので、寝ていても到着します。宮殿と別荘の街ヴェレーゼからバスで20分ほどの丘の上に世界遺産のサクロ・モンテがあります。サクロ・モンテの礼拝堂を巡りながら、山々、湖、そしてヴェレーゼの街並まで見える素晴らしい景色は、きっと満足できると思います。コモ湖の玄関口のコモの街は、いつも観光客でいっぱいです。このローマ時代からの古い街を歩くのも素晴らしいのですが、観光船に乗って、世界的な著名人の素晴らしい別荘を巡るも良しです。写真は、左がヴェレーゼのサクロ・モンテからの景色で、中と右がコモの街並みとコモ湖の写真です。
ヴェレーゼ_サクロモンテ_06_01_チャペル14_01 コモ_1120565 コモ_1120581

4. ミラノ<――>ストレーザ、ドモドッソーラ(世界遺産)
ミラノからスイスとの国境の街ドモドッソーラへ向かう普通列車を1時間ほど乗るとマッジョーレ湖の玄関口であるストレーザに到着です。ナポレオンをも招待したイソーラ・ベッラに建つボッロメーオ宮殿は、訪ねて損はありません。ミラノからこの路線の普通列車を1時間半乗ると、列車は終点のアルプス麓の街ドモドッソーラに到着です。この街には世界遺産に登録されているサクロ・モンテがあります。ドモドッソーラ駅から歩いて行くことが出来ますが、十字架を背負っていなくても、カルヴァリオの丘を歩いて登るのはちょっと大変です。左の写真がイソーラ・ベッラで、中の写真は、山の上から見たマッジョーレ湖です。右の写真はドモドッソーラのサクロ・モンテです。
ストレーザ_イソラ・ベッラから戻りの遊覧船_005 ストレーザ_モッタローネ山下り_011 ドモドッソーラ_カッペラ15_06

5. ミラノ<――>クレモナ、マントヴァ(世界遺産)
今度はミラノから南にあるロンバルディア平野を東に進む路線です。普通列車を1時間乗ると、ヴァイオリンの街クレモナに到着です。この街には何人もの日本人がヴァイオリン工房で職人になる修行をしているそうです。イタリアで一番高い鐘楼(トラッツィオ)からこの中世の街とその先にある緑のロンバルディア平野の眺めは圧巻です。この普通列車を終点までミラノから2時間乗ると、世界遺産の街マントヴァに到着です。この街には独特の雰囲気を感じます。2つの宮殿に描かれているフレスコ画を見逃してはいけません。トラッツィオから見たクレモナの街(写真左)とドゥオモ(写真中)、マントヴァの街並み(写真右)です。
クレモナ 125 クレモナ 097 マントヴァ街並_03_エルベ広場_01

6. ミラノ<――>ピアチェンツァ、パルマ、モデナ(世界遺産)、ボローニャ
ミラノからエミリア・ロマーニャ州を東に進んで横断する普通列車に乗ると、ボローニャまでの2時間20分の間にピアチェンツァ、パルマ、モデナ等の有名な観光地を通ります。どの街で降りても、歴史と文化を感じるだけでなく、美味しい料理とワインがあります。歴史的建造物は、世界遺産のモデナが有名ですが、その他の街も負けてはいません。音楽と絵画はパルマが有名です。チーズと生ハムもパルマ、パスタとワインはボローニャ、でもそれらの街だけでなくこの周辺の全地域に広がっています。どの街も深みのある素晴らしい街です。上段の左の写真はピアチェンツァで中と右はパルマです。下段の左がモデナで、中と右がボローニャです。
ピアチェンツァ・ゴティコ_02 パルマ_1010930 パルマ_1010937
モデナ_グランデ広場_01 ボローニャ 461 ボローニャ 451

7. ミラノ<――>ジェノヴァ(世界遺産)
さて、真っ直ぐに南へ行く普通列車に乗ると、1時間40分でジェノヴァに到着します。この街も世界遺産に登録されています。世界遺産に登録されている宮殿も素晴らしいのですが、この街にはヨーロッパで一番大きな旧市街があります。ちょっと、危険な雰囲気のする港町の旧市街をドキドキしながら歩くのは、海外旅行で味わう楽しみのひとつでもあります。そして、新鮮な魚介類とジェノヴェーゼソースのパスタはお腹も満足させてくれます。ジェノヴァの写真3枚です。
ジェノヴァ  (215) ジェノヴァ  (229) ジェノヴァ  (247)


今回挙げた6つの旅行計画は、ミラノから列車で、乗り換えなしで行くことが出来る観光地です。所要時間も、ミラノ<->ヴェネツィアの2時間半(ユーロスター)が最長ですので、チケットさえ購入出来れば行きも帰りも簡単です。それなのに、ミラノの周辺には世界遺産に登録されている観光地が、トリノとベッリンツォーナを含めて12か所もあるのです。日本からのイタリア旅行は、そう簡単に行けるものではありませんので、行ったからには、数多くの世界遺産を見たいと考えるのは自然だと思います。と言う訳で、ミラノを起点とすれば、「最後の晩餐」を含めて13か所の世界遺産を訪ねることが出来るのです。イタリアの田舎街や村に行くのはちょっと大変だと思っている人でも、これらの観光地なら絶対に大丈夫です。

次回は、まだ出てきていない観光地を含めて、ミラノからの日帰り旅行の総まとめを書く予定です。
2012-02-17(Fri)

イタリアの旅行計画、その4(公共バス編2)

前回に引き続き、公共バスを利用した日帰り旅行です。公共バスを利用する理由は、駅から歩いてはいけないほどの距離にある観光地或いは長時間のバスに乗るしか行く方法の無い観光地です。遠くに行った時や、長くバスに乗った時は、どんどん、田舎に向かって進んでいくのでだんだん不安になってきます。なにしろ、日本語も所によっては英語も通じない生まれて初めて行く外国で、しかも、ほとんど日本人観光客が足を運ばないような片田舎にある観光地ですから、不安にならない方がどうかしています。

そんな不安を少しでも和らげるためには、やはり、念密な計画を起てて、自信を持ってバスに乗る事です。そして、頼りになるのは運転手さんや田舎の親切なイタリア人です。バスに乗ったら、必ず運転手さんに“ブォン・ジョルノ”と挨拶して、乗る時に降りる停留所を確認するとともに、停留所に着いたら教えてくれるように頼まなくてはいけません。途中で不安になったら、運転手さんに“未だ着かないのか?”と何度も聞けばよいのです。それに、もし、イタリア人の乗客がいれば、必ず挨拶をしておくことです。何か起きた時に、必ず、力になってくれますよ。

1. ミラノ・ロゴレド――>フィデンツァ経由サルザーナ――>ルーニ――>サルザーナ――>ラ・スペツィア――>ジェノヴァ経由ミラノ中央駅
ミラノからサルザーナまではイタリア国鉄の薄汚れた普通列車です。途中、エミリア・ロマーニャ州のフィデンツァ(或いはパルマ)で乗り換えてラ・スペツィア行きの列車に乗ります。1日に2本だけミラノからサルザーナ経由ピサ行きの直通普通列車があります。直通普通列車でもミラノからサルザーナまで3時間50分もかかります。サルザーナからルーニまでは公共バスです。バスの乗車時間は12分ですので、サルザーナからは、駅からちょっと離れている郊外に行く公共バスの乗り場と時刻表さえ調べておけば簡単です。帰りは、サルザーナまでバスで戻るのですが、フィデンツァ(或いはパルマ)経由の列車は、本数が少なく夜遅くまで走っていなかったので、今度は、逆方向の東リヴィエラ海岸にあるラ・スペツィアまで出て、直通のインターシティに乗って、ジェノヴァ経由でミラノに戻りました。ラ・スペツィアからミラノ中央駅まで3時間15分でした。要するに、この日は、なんと、イタリア国鉄に7時間も乗ってしまったのです。写真は、ルーニのローマ遺跡とサルザーナの城塔の上の宮殿(写真右)です。
ルーニ_ローマ遺跡円形闘技場_06 ルーニ_ローマ遺跡モザイク_02 サルザーナ城塔_02

2. ミラノ・ロゴレド――>フィデンツァ経由ボルゴ・ヴァル・ディ・タロ――>コンピアーノ――>パルマ――>ミラノ
公共バスは、ボルゴ・ヴァル・ディ・タロ駅前からコンピアーノまでと、コンピアーノからパルマ駅前までの戻りです。各駅とミラノ間は得意のイタリア国鉄です。フィデンツァ経由ラ・スペツィア行きの列車からの景色があまりにも素晴らしいので、この路線は度々利用しました。ボルゴ・ヴァル・ディ・タロまではミラノから2時間半ですから、サルザーナに比べれば大変なところではありません。ボルゴ・ヴァル・ディ・タロからコンピアーノまでのバスは駅前の停留所から約20分ですので、降りる停留所を運転手さんに教えてもらえれば簡単に行くことが出来ます。帰りもボルゴ・ヴァル・ディ・タロまで戻りイタリア国鉄を利用しても良いのですが、素晴らしい景色をバスからも見たいと思い、パルマまで2時間の公共バス旅行にしました。予想にたがわず素晴らしい景色でした。途中、バスの乗り換えがありましたが、例によって、運転手さんが親切に教えてくれたので、問題無く、予定通りにパルマ駅前に到着しました。3枚ともコンピアーノの写真です。
Compianoバス停傍_005 Compiano入り口_007 Compiano城_003

3. ミラノ・サンドナート――>クレマ経由ソンチーノ――>ミラノ・サンドナート
ミラノ地下鉄M3の終点駅、サンドナートからバスに乗り、1時間25分のバスの旅です。この公共バスの旅が、乗り換えなしで一番長く乗ったバスです。さすがに、1時間25分ずっと同じ公共バスに乗っているイタリア人客はいません。ですから乗客のイタリア人とは仲良くしても仕方がありませんので、運転手さんとより仲良くしないといけません。このバス路線は、途中、城壁で囲まれた街クレマを通ります。また、お城や小さなローマ遺跡がある小さな村も通ります。これらの観光地はミラノからそれほど遠くは無いのですが、あまり有名ではありません。しかし、観光の面からもなかなか充実したバス路線と言えるでしょう。クレマの写真(左)と途中の小さな村の教会(写真中)とソンチーノの写真(右)です。
クレマ_トッラッツォ_04 パラッツォ・ピニャーノ_サンマルティーノ教会_13 ソンチーノ_ロッカ・スフォルツェスカ_11

4.ミラノ・カドルナ――>コモ――>オッスッチョ――>コモ――>ミラノ・カドルナ
ミラノ・カドルナからノルド線(ブレーシアからカーポ・ディ・ポンテへ行く私鉄と同じです)という名の私鉄がコモ湖畔の街コモ駅まで1時間で行ってくれます。私鉄ですから綺麗な車両です。コモ駅前のバス乗り場からはサクロ・モンテのあるオッスッチョまで50分の公共バスの旅です。コモからコモ湖沿いを左回りにコーリコまで走るバスですから、右の席に座れば、ずっと、綺麗なコモ湖を見ることが出来ます。コモ駅前からは、観光客を含むたくさんの乗客が乗り込みましたが、ほとんどが途中の観光地で降りてしまいます。おまけに、オッスッチョで降りたのは私だけでした。世界遺産のサクロ・モンテよりもコモ湖沿岸のリゾートの方がより人気があるのです。オッスッチョの写真を3枚つけます。
オッスッチョ_礼拝堂8_02 オッスッチョ_礼拝堂13_02 オッスッチョ_周りの景色_08

5.ミラノ中央駅――>ノヴァーラ乗り換えビエッラ――>オローパ――>ビエッラ――>ノヴァーラ乗り換えミラノ中央駅
ノヴァーラで乗り換えて、終点のアルプス麓の街ビエッラまで行くイタリア国鉄の2両編成のローカル線は、イタリア国鉄とは思えないほどきれいな車両でした。やはり、乗客が少ないので汚す人も少ないのでしょうか。ビエッラ駅前からオローパ行きのバスに乗り、40分で聖地オローパに到着します。バスに乗っていたのは数人の観光客だけでしたが、聖地に到着すると、そこにはたくさんの人がいるのでびっくりしました。観光客も多いのですが、それよりも多いのが聖地への巡礼者たちです。また、聖地の先にはケーブルカーの駅があり、海抜2000メートル以上の高地にあるスキー場までスキー客を運んでいますのでスキー客も多いのでしょう。それに比べて、聖地施設の付属物のような世界遺産のサクロ・モンテは、ここではちょっと影が薄いようです。ですから、年間、たくさんの人がこの地に足を踏み入れているのです。そのおかげで、この路線バスは本数が多いのだと思います。そう言えば、日本からのツアーもあるようで、観光バスでここまで来て、ここの巡礼者用の宿泊設備に泊るのだそうです。写真は3枚ともオローパです。
オローパ_旧バシリカ_01 オローパ_旧バシリカ_04黒いマドンナ オローパ_トレッキングコース2_08

公共バス編の最後に、ここまで登場しなかった公共バスの旅の写真をいくつか乗せることにします。まず、ロンバルディア州では、ミラノのすぐ近くにあるベルガモ県の世界遺産クレスピダッダ(写真左)は、ミラノ地下鉄M2の終点から地下鉄と同じATM社の路線バスに乗って行きます。また、ミラノ地下鉄M3の終点から公共バスに乗ると45分でローマ時代からの古い街ローディ・ヴェッキオ(写真中)に行くことが出来ます。山の上にあるサン・ピエトロ・アル・モンテ教会(写真右)に行くのも、コモ湖の右足にある街レッコから20分バスに乗りチヴァーテで降りて、そこから山登りをします。
クレスピダッダ_工場_07 ローディ・ヴェッキオ_サンバスティアーノ教会_02 チヴァーテ_サン・ピエトロ教会_11

有名な観光地であるガルダ湖のシルミオーネ(写真左)もデセンツァーノ駅から公共バスで行きます。もちろん、観光船でも行けますよ。エミリア・ロマーニャ州では、パルマから南に向かって公共バスで40分のところにあるのはトッレキアラ(写真中)の綺麗なお城です。ピアツェンツァ県にあるお気に入りの城壁に囲まれた“最も美しい村”カステラルクァート(写真右)はフィオレンツォーラから公共バスで20分です。
シルミオーネ_スカラ家の城塞_01 トッレキアラ・城外からの城と景色_019 カステラルクァート_街並_14

他にも公共バスで訪ねた観光地はたくさんあります。バスの乗り方さえ覚えてしまえば、田舎のバスは、列車と違って、とても綺麗で乗り心地も良く、安全で、バスの旅は景色も良く見えて快適です。最初の頃は不安がいっぱいでしたが、慣れてくるとバスの旅が好きになってきました。ですから、1,2泊旅行で遠いところに行った時も、ほとんどタクシーは使わずに公共バスを最大限利用しました。

次回からは、日帰り旅行のまとめを書いてみるつもりです。まずは、誰でも簡単に行けるミラノを起点とした日帰り旅行の紹介です。
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matsuohj (パパロンチーノ)

Author:matsuohj (パパロンチーノ)
2008年10月20日から2010年8月23日までの1年10カ月ミラノに滞在。その期間、北イタリアを中心に115ヶ所の街を訪ねました。それも、ほとんどが公共交通機関を利用したものです。この経験で得た情報を一人でも多くのイタリア好きの人に伝えるためのブログです。

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