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2013-03-14(Thu)

イタリアの乗り物、その1(観光用乗り物と自動車)

各街に必ずあるユニークなモニュメントを紹介しようと思ったのですが、写真を見ているうちに、その前にイタリアの乗り物を紹介することに変更してしまいました。公共交通機関を駆使してイタリアの街を巡ったこともあり、乗り物の写真がいっぱいあります。それらを整理していくうちに、なかなか面白いと思い始めてまとめて紹介することにしました。

最初に、各街で見かけた観光用の乗り物を紹介します。全部に乗ったわけではありませんが、このような乗り物に乗ってのんびりと観光するのも楽しいと思います。最初の二枚の写真は、皆さんもよく知っているヴェネツィアのゴンドラです。忙しい日本人の旅行でものんびりとゴンドラに揺られてヴェネツィアを巡るコースは外せません。イタリア旅行中で唯一ゆとりのある時間となり、誰もが一番印象に残っていると思います。
001_1ヴェネツィア 001_2ヴェネツィア

次の3枚の写真はボルツァーノからロープウェイで高地に上がり、ソプラ・ボルツァーノからレノンまでを走るレノン鉄道です。ミラノのトラムを改造したような車両でアルプスの雄大な山々を背景にした南チロル地方の美しい草原の中をのんびりと走っています。左の写真が新しい車両で、真ん中の写真は創業当初から走っているクラシックな車両です。右の写真は客席です。どう見ても、街の列車とは違いますね。
002_1レノン鉄道 002_2レノン鉄道 002_3レノン鉄道

ジェノヴァの港には海賊船(写真左)が停泊しています。今にもジャック・スパロー船長が出てきそうですね。この船が港から離れたところを一度も見たことがありませんから、実際には動かないのだと思います。真ん中の写真が舳にあるユーモアたっぷりの巨人です。右の写真は、チンクエ・テッレの観光船で、ここにも青の洞窟がありました。
003_1ジェノヴァ 003_2ジェノヴァ 003_3チンクエテッレ

街を廻る観光用の乗り物は各地で見かけました。このような乗り物で街巡りをする旅行者は、時間の余裕がある西洋人のお年寄りか子供連れが多いようです。北イタリアの湖水地方で見かけたのが下記3枚の写真です。左は、大好きな街であるオルタ・サンジュリオの乗り物です。真ん中は、ちょっとシンプルですが、ガルダ湖に突き出たシルミオーネの街巡りです。右の写真はマッジョーレ湖畔の街ストレーザで見かけました。
004_1オルタサンジュリオ 004_2シルミオーネ 004_3ストレーザ

北イタリアの湖水地方以外にも同じような観光用の乗り物があります。左と真ん中の写真は、ロミオとジュリエットの街として有名なヴェローナで見かけました。車と一緒に道路を堂々と走っていました。もちろん、ゆっくりと走っていますので、道路は交通渋滞となってしまいますが、誰も文句は言いません。右の写真は、ラヴェンナの街です。この乗り物でラヴェンナの街のモザイクを巡ると丸一日はかかってしまうと思います。
005_1ヴェローナ 005_2ヴェローナ (2) 005_3ラヴェンナ

シチリアにもありました。メッシーナのドゥオモの前に観光用の乗り物(写真左)が来ていました。ドゥオモのからくり時計の時間に合わせてどこからか来たのでしょう。写真右は観光用ではないかもしれません。アルペン祭りの時にベルガモの街で見つけました。
006_1メッシーナ 006_2ベルガモ

最後にミラノの観光用バスと船を紹介します。ミラノには、骨董市で有名なナヴィリオ運河(本当はミラノで一番美味しい料理が楽しめます)には観光船(写真左)があります。アムステルダムほどの規模ではありませんが、のんびりと船から運河廻りの古い建物を見るのも良いものです。ナヴィリオ運河での夕食時間まで観光船に揺られるのも良い思い出になります。ミラノでも街には観光用バス(写真右)が名所を巡っています。乗ったことはないのですが、よく見かけました。これらは、もちろん有料です。
007_1ミラノナヴィリオ 007_2ミラノ

さて、以前にも少しだけ紹介したことがあるイタリアの自動車を並べてみました。最初は、やはり、フェラーリですね。左と真ん中はミラノのフェラーリショップに展示されているF1です。右の写真は、ミラノのモンテナポレオーネ通に駐車しているフェラーリ(F430?)です。さすがに、イタリアです。街中でもフェラーリはよく見かけました。フェラーリの後ろに駐車しているのはマセラッティ・クーペです。こちらは日本ではほとんど見ることができません。
008_1フェラーリF1 008_2フェラーリF1 008_3フェラーリF430

モンテナポレオーネ通に駐車している車はフェラーリだけではありません。写真左には、左の方にはポルシェらしき車も見えます。続けて、上記の写真でモンテナポレオーネ通でも見かけたマセラッティですが、イタリアにはマセラッティの愛好者のグループがあるようです。シチリアの田舎街にマセラッティ・グランドツーリズモが団体でやってきました(写真中と右)。
009_1モンテナポレオーネ 009_2マセラッティ 009_3マセラッティ

スポーツカーだけでなく、高級車も街中でよく見かけます。写真左は、同じくモンテナポレオーネ通に駐車しているロールスロイスです。そして高級ホテルの送り迎えでしょうか、リムジン(写真中と右)もよく見かけました。写真に写っていますが、黒のリムジンの運転手は黒のスーツにサングラスのいでたちで、ゴッドファーザーの運転手みたいですね。
010_1ロールスロイス 010_3リムジン白010_2リムジン黒

スポーツカーに戻りますが、以前にも紹介した田舎街で見かけたランボルギーニ・ウラッコ(写真左と中)と、ミラノの街で見かけた2台の全く同じ黒いポルシェの写真(右)をもう一度載せておきます。
011_1ランボルギーニウラッコ 011_2ランボルギーニウラッコ 011_3ポルシェ

最後は、ヴィジェーヴァノで見かけたクラシックカーの写真(左と中)です。クラッシクカーレースで有名なのは、1年に1回行われるブレーシアのレースですが、イタリアにはクラシックカーの愛好家も多いみたいです。そして、写真右は懐かしいミゼットです。イタリアではまだ走っています。正式にはオート3輪Ape50と言うそうです。
012_2クラシック 012_1クラシック 012_3Ape50.jpg

まだまだ、イタリアの乗り物の写真がいっぱいあります。次回も乗り物を紹介したいと考えています。
2013-02-14(Thu)

街歩きのコツ(イタリアの動物)、その7

イタリアの街歩きで犬はしょっちゅう見かけました。イタリア人は日本人と同じくらい動物が好きなのです。小さな犬だけでなく、とても大きな犬を散歩させているお年寄りを何度も見かけました。地下鉄や列車はもちろんのこと、レストランにも愛犬を連れてくる人がたくさんいました。でも、吠えたり暴れたりする犬はほとんど見たことがありませんので、行儀よく躾けられているのだと思います。しかし、そんな飼い犬だけでなく、飼い主に捨てられた犬もいっぱいいます。私の住んでいたところの傍に、捨てられた犬たちを保護する施設がありました。そこに行くと、寂しそうに吠えている犬がたくさん収容されていました。どこの国でも同じですね。

最初の3枚は街歩きで見かけた放し飼いの犬たちの写真です。左の写真はカプリ島で見かけた玄関の扉越しに愛を語り合うロミオとジュリエットです。お似合いの2匹でした。真ん中の写真は、真夏のポンペイ遺跡の中で涼を取って眠っている犬です。右の写真は、アルバ地方のバローロ村で見かけた猟犬です。多分、この犬たちが白トリフを探し当てるのだと思います。
001-01-09072009_03_カプリ島_082 001-02-10072009_03_ポンペイ_025 001-03-17042010_07_バラーロ_010

次は猫です。街で見かけた猫の数は、犬よりも多かったと思います。特に小さな街には、必ずと言っていいほど猫を見かけました。上側左の写真は、城壁に囲まれたチェルヴォの街で見かけた飼い猫です。上側中の写真はポントレモーリの旧市街で見かけた鋭い目の真っ黒な猫です。まるで中世から生きていたような猫でした。上側右の猫は、ナポリの卵城傍の海岸で寛いでいました。城壁に囲まれた街ドッツァのお城の中の猫は、お城を観光している間ずっと一緒でした(下側左の写真)。セッラルンガ・ダルバのお城にも猫が住んでいました(下側中の写真)。下側右の写真は、西リヴィエラ海岸の小さな街ノーリで出迎えてくれた真っ白で上品な猫です。
002-01-02052010_09_チェルヴォ街並_019 002-02-11042010_17_ポントレモーリの猫_002 002-03-11072009_01_ナポリ_101
002-04-11072010_02_Dozza城_029 002-05-17042010_08_セッラルンガ・ダルバ_003 002-06-30012010_13_ノーリ街並_01

イタリアには鳥もいっぱいいます。湖に行くと、畔は鳥の天下です。上側左はガルダ湖に漂う鳥たちです。上側中の写真はタオルミーナです。上側右の悠々と漂っているハクチョウは、川の中にある小さくて美しいボルゲット村で見かけました。下側左の見事な白孔雀は、マッジョーレ湖に浮かぶイソーラ・ベッラの宮殿の庭にいました。下側中の写真は、ミラノのカフェにパンくずを食べに来た雀です。下側右の写真は、ミラノ郊外で見かけた美しい野性の雉です。ちなみに、この直ぐ傍にはライフルで狩りをしている人がいました。
003-01-04102009_02_ガルダ湖_04 003-02-06062010_01_タオルミーナ_034 003-03-19062010_02_ボルゲット_005
003-04-08082010_10_イソラ・ベッラ庭園の白孔雀_003 003-05-20062010_04_カフェ_001 003-06-20092009_05_野鳥_02

田舎に行くと家畜がいます。ミラノ郊外にも乳牛、ヤギや羊を良く見かけます。さすがはチーズの国ですね。上側左の写真は、ミラノからバスで30分ほど行った小さな街の古い農家にいた乳牛です。上側中は、ボルツァーノ郊外の山岳地レノンで放牧されていた乳牛です。牛の表情が大分違うような気がします。上側右の写真は、チヴァーテの人里離れた山の上の修道院を訪ねたときに見かけた羊です。カランカランと鈴の音が鳴っていました。下側左の写真は、ローマ時代の街道を歩いていた時に見かけたオカッパ頭の可愛い馬です。下側中は、山の中の小さな村ミッレシモでゆったりと寛いでいる馬です。下側右はカステラルクォートの旧市街をちょっと外れたところにいたロバ君です。
004-01-27092009_07_古い農家_02 004-02-13062010_03_レノン_047 004-03-19092009_05_ポッツオ村・午前中_05
004-04-31072010_15_古代ローマの街道・馬_001 004-05-27032010_M07_ミッレシモ・ポンテ・ヴェッキオと周辺_012 004-06-14032010_C03_カステラルクァート街並_29

本日最後の3枚は、馬車の写真です。イタリアの観光地には馬車があります。ローマやフィレンツェでも見かけますね。左の写真はジェノヴァの港にある観光用の馬車です。中の写真はボルツァーノで見かけた馬車ですが、観光用ではないようです。シルクハットを被ってパーティにでも行くのでしょう。右の写真は、シチリアのタオルミーナで見かけた綺麗に飾り付けられた馬車です。結婚式でしょうね。それにしても、馬車を曳いている馬にとってはかなり重いでしょうね。
005-01-14112009_01_ジェノヴァ_033 005-02-ボルツァーノ_100 005-03-05062010_01_タオルミーナ_067

これで、イタリアの動物たちの特集は終わりです。次回からは、各街で見かけた。奇妙なモニュメントを特集してみます。
2013-01-11(Fri)

街歩きのコツ(イタリアの花)、その6

明けましておめでとうございます。イタリアから帰国して3回目の正月を迎えました。早いもので既に2年半も経ってしまったのですね。この2年半の間に海外に行ったのはジャカルタとバリに10日ほど行っただけです。これだけ海外に行かなかったことはここ40年で初めてのことです。海外に行かなくなった理由は、やはり仕事を辞めたことが第一ですが、日本もいいところがいっぱいあることを再発見したことも大きな理由の一つです。それでは、「イタリアの花」の続きを始めます。「イタリアの花」は今回が最終回です。

パドヴァはミラノから行くとヴェネツィアの一つ前にありますから、当然、北イタリアです。オルト・ボタニコは、パドヴァの駅から南に歩きサンタントニア大聖堂を過ぎてサンタ・ジェスティーナ聖堂も通り過ぎた先にあります。まっすぐ歩くと20分くらいでしょうか。言わずと知れた世界最古(1545年開園)の植物園として世界遺産に登録されています。植物園として比較すると昨今の植物園の比ではありませんが、やはり、そこには長い歴史の重厚さを感じます。最初の写真にもあるように、何でもないヒマワリには、1563年に北アメリカから移植されたとあります。
植物園オルト・ボタニコ花_001 植物園オルト・ボタニコ花_002 植物園オルト・ボタニコ花_003
植物園オルト・ボタニコ花_004 植物園オルト・ボタニコ花_005 植物園オルト・ボタニコ花_006
植物園オルト・ボタニコ花_007 植物園オルト・ボタニコ花_009 植物園オルト・ボタニコ花_008
植物園オルト・ボタニコ花_010 植物園オルト・ボタニコ花_011 植物園オルト・ボタニコ花_012
植物園オルト・ボタニコ花_014 植物園オルト・ボタニコ花_013 植物園オルト・ボタニコ花_015

イタリアンリヴィエラはミラノから列車で、たった1時間半で行けるのですが、1カ月も早く春を迎えます。まだ、寒くて薄暗い気候のミラノからイタリアン・リヴィエラの街の駅に降り立つと、眩しい明るい日差しに目が眩みそうになります。
002_01_ボルジオ・ヴェレッツィ_タンポポ 002_02_ポルト・ヴェーネレ_タンポポ 002_03_チェルヴォ・駅の傍

同じリグーリア州でも山の方に行くと、長閑な花に飾られた可愛い街があります。
003_01_ヴァレーゼ・リグーレ村並_001 003_02_カンポリグーレ_015 タオルミーナ_002

中部イタリアの街、アッシジは歴史の街であるだけでなく花の街でもあります。中世の街並みに花の飾りは良く似合います。この街が大好きになりました。最後の写真はウルビーノの街です。この街も素敵でした。
004_01_アッシジのホテル周辺_001 004_02_アッシジのホテル周辺_002 004_03_アッシジのホテル周辺_003
004_04_アッシジのホテル周辺_004 004_05_アッシジのホテル窓_003 004_06_ウルビーノ

南イタリアにあるカプリ島も美しい花で飾られていました。カプリ島はあまりに高級感が漂いすぎていてあまり好きになれなかったのですが、美しい自然と公園の花は素敵でした。一番右の写真は、ナポリのサンタキアラ修道院の中庭にいっぱい溢れていたレモンです。
005_01_カプリ島_公園_01 005_02_カプリ島_公園_02 005_03_ナポリ_レモン

シチリアまで来ると、そこはもう南国です。左の写真はパレルモの公園です。なぜか、中東のオアシスを思い出してしまいました。中がタオルミーナで見つけたサボテンの花です。そして、アグリジェントの遺跡の横にもサボテンの花が咲いていました。
006_01_パレルモ_001 006_02_タオルミーナ_001 006_03_アグリジェント_068

次回は、イタリアで見かけた動物達を特集してみます。これから写真を集めてみますが、どうなることやら。
2012-12-11(Tue)

街歩きのコツ(イタリアの花)、その5

前回の更新から1か月以上も経ってしまいました。今回は、北イタリアの街を歩いた時に見つけた綺麗な花を紹介します。

最初は街の花屋さんです。最初の2枚(写真左と中)は日曜日にクレモナの街の広場で見かけた街頭市にあった花屋さんです。日曜市には必ず花屋さんがあります。写真右は、パドヴァの街の花屋さんです。世界遺産であるオルト・ボタニコを見た後でしたが、植物園とは違う人工的な美しさを感じました。
001_01_クレモナ_コムーネ広場_07 001_02_クレモナの花屋 001_03_パドヴァ_セニョーリ広場裏_005

大きな街にも花は飾られています。写真左はデセンツァーノの街並みで見かけた花です。写真中と右はブレシアの街を歩いていた時に見つけました。この日、ブレシアの街は、クラシックカーレースの日でしたので、街全体が綺麗な花で飾られていました。
002_01_デセンツァーノ街並 002_02_ブレーシアのバラ 002_03_ブレーシア・カステッロ

次は、北イタリアの中規模の街で見つけた綺麗な花です。写真左はヴェローナの北にあるトレントの街郊外の橋に飾られていた花です。トレントの北にあるボルツァーノで見つけた花(写真中)もとても綺麗でした。写真右は、シルミオーネで見つけた素晴らしい藤の花です。
003_01_トレント郊外・アディジェ川と景色_016 003_02_ソプラ・ボルツァーノ_01 003_03_シルミオーネ街並

さあ、次は綺麗な田舎街です。犬の糞の心配もなく歩きながら美しい周りの景色を見ながら花に囲まれた街を歩くのは、何事にも変えられない至福の時間でした。写真左はコンピアーノ、写真中と右はボッビオです。
004_01_コンピアーノ村並_001 004_02_ボッビオ・街並_昼顔 004_03_古代ローマの街道・花_006

あまり天気は良くなかったのですが、ヴェローナの西にあるボルゲット村はとても綺麗で可愛い水と花の村でした。
005_01_ボルゲット_001 005_02_ボルゲット_002 005_03_ボルゲット_003

アオスタからポン・サン・マルテンに続く古代ローマの街道沿いには、たくさんの綺麗な花がありました。
006_01_古代ローマの街道・ポンテ・ロマーナ_011 006_02_古代ローマの街道・花_005 006_03_古代ローマの街道・花_007

次の9枚の写真は、ストレーザにあるマッジョーレ湖に浮かぶイソーラ・ベッラの宮殿の庭園に咲いていた花です。宮殿よりもこの庭園のほうが感激してしまいました。
007_01_イソラ・ベッラ宮殿の庭園_023 007_02_イソラ・ベッラ宮殿の庭園_020 007_03_イソラ・ベッラ庭園の花_006
007_04_イソラ・ベッラ庭園の花_001 007_05_イソラ・ベッラ庭園の花_003 007_06_イソラ・ベッラ庭園の花_004
007_07_イソラ・ベッラ庭園の花_002 007_09_ストレーザ街並2花_001 007_08_イソラ・ベッラ庭園の花_005

最後の3枚は、アクィレイアの遺跡公園(写真左)、ヴェレーゼの市民公園(写真中)とトリノのポー川沿いの公園(写真右)です。とても綺麗でした。
009_01_アクイレイア 009_02_ヴェレーゼの街_市民公園 009_03_トリノ_ポー川の公園

今回は、ちょっと、写真が多すぎましたので、ここで終わりにします。次回は、パドヴァのオルト・ボタニコと中南部イタリアの花を紹介します。
2012-11-05(Mon)

街歩きのコツ(イタリアの花)、その4

今回から数回は、街歩きしている時に見かけた花を紹介します。前にも書いたかもしれませんが、イタリアの大都市の道は、観光客が頻繁に通る道路や広場は別にして、ちょっと裏に入ると犬の糞があちこちにあり、とても綺麗とは言えません。一番汚いのは港町の旧市街です。ですから、道を歩く時は下を向いて歩かなければいけません。でも、街の中に建っている宮殿の中庭、街中の公園やアパートの窓には綺麗な花をたくさん見ることが出来ます。

田舎の小さな街に入ると、大都市とは比べ物にならないほど綺麗です。もちろん、犬の糞もほとんどありません。やはり、小さな街は管理が行き届くけど、大きな街になると管理できないのでしょうね。そして、壁を赤や黄色の明るい色で塗られたアパートの窓には花が飾られているのです。小さな村にも花屋さんがちゃんとあります。これもイタリアらしいと思います。

今回は、大都市ミラノで見かけた綺麗な花の写真を紹介します。ミラノはイタリアの中では一番近代的な文化が栄えているところです。ですから、管理が行き届いているものと考えていましたが、もちろん南イタリアや港街よりは綺麗ですが、それでも、イタリアの田舎街や日本とは全く比べようがありません。でも、ある程度の汚さには、その街の歴史と文化を感じるものです。前にも書いたかもしれませんが、シンガポールやドバイのように、チリ一つ落ちていない街には、文化を全く感じません。汚い街とその中にある対照的に綺麗な花は、その街の文化をより一層感じさせてくれます。

ミラノにも桜もあります。3月の中旬くらいから咲き始めますので、日本よりちょっと早いようです。よく見かけるのは八重桜(写真左)ですが、ソメイヨシノを見つけた時は感激しました。最初の年に見つけたソメイヨシノ(写真中)はミラノの街の北の方でした。2年目に見つけたソメイヨシノ(写真右)は、なんと、住んでいるところからバスで15分くらいのところにありました。
001_01_サンドナート_01 001_02_桜ジェルサレム広場_03 001_03_メレニャーノ_カステーロ_04

ミラノの街を歩くと教会の小さな庭や小さな古い邸宅の庭や窓にも綺麗な花があります。
002_01_はなみづき 002_02_ミラノの花 002_03_ミラノ街並_009

ミラノの街の中の公園にも、その季節を代表する花が咲いています。
003_01_スフォルツェスコ城_008 003_02_サンロレンツォ公園_03_バラ 003_03_旧王宮_007

ミラノ郊外の住宅地は寒い冬が過ぎ春になると新緑に囲まれていて、そこにはいっぱいの花が溢れていました。
004_01_サンドナート花_01 004_02_サンドナートの花_001 004_03_サンドナートの花_003

どうですか?ミラノの街も捨てたものでは無いですよね。ミラネーゼは、寒い冬から暖かい春に移るのを待ち望んでいます。ですから、春を感じる綺麗な花をたくさん植えているのです。ミラノで2度の春を迎えましたが、2回とも春になると花を探して歩き回りたくなりました。
004_04_サンドナート・買い物_004 004_05_サンドナートの花_002 004_06_キアラヴァッレ修道院のバラ

次回は、ミラノ以外の北イタリアで見た綺麗な花を紹介します。
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matsuohj (パパロンチーノ)

Author:matsuohj (パパロンチーノ)
2008年10月20日から2010年8月23日までの1年10カ月ミラノに滞在。その期間、北イタリアを中心に115ヶ所の街を訪ねました。それも、ほとんどが公共交通機関を利用したものです。この経験で得た情報を一人でも多くのイタリア好きの人に伝えるためのブログです。

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